犬が飼い主から『離れようとする』心理

1.1人の時間がほしい
いつも飼い主に甘えてベッタリする犬もいますが、自立心があって1人の時間がほしい犬もいます。
犬にも人間にも他人が自分に近づくことを許せる範囲があり、パーソナルスペースと呼ばれています。
パーソナルスペースが広い犬は人懐っこく、飼い主ともいつも一緒にいたがります。狭い犬は飼い主であっても適度な距離を保ちたいと思っています。
2.疲れている
犬は疲れているときに当然眠くなります。眠いときに飼い主からスキンシップを求められると嫌がって離れようとします。
少し撫でられるくらいなら平気な犬もいますが、相手が子どもで遊びに誘われたり騒がれたりすると迷惑です。
お出かけから帰ってきた直後やシャンプーのあとは特に犬は疲れています。高齢犬は長時間立ちっぱなしでシャンプーをするだけでも疲れるので、犬が疲れているときは休ませてあげてください。
3.嫌なことをされそう
病院に連れて行かれた、シャンプーをされた、きつく叱られたなどの嫌な経験をすると犬は『またやられるのでは』と思って飼い主から離れることがあります。
犬に嫌われるのは悲しいですが、医療や体のケアは生きていくのに必要なことです。我慢したあとにはおやつをあげるなどして犬には慣れてもらいましょう。
4.飼い主のいる場所の居心地が悪い
飼い主のいる場所がスマホやテレビの音でうるさい、暑い、寒いなど犬にとって居心地が悪い環境であれば、当然犬は離れていきます。
犬は聴力が発達しているので大きな音が苦手です。普段の散歩でも工事現場の音を怖がる犬は多いでしょう。
冬の間は夜飼い主と一緒に寝ていたのに季節が変わったら寝なくなった、という場合は暑くなって離れていった可能性が高いです。
5.飼い主の機嫌が悪い
犬は人間の感情を読み取るのがとても上手いです。人間の表情や声のトーン、ニオイからも感情がわかるとされています。
飼い主がイライラしていたら、犬は当然離れていきます。人間同士でも不機嫌な人のそばにいるのは嫌ですね。
飼い主が悲しんでいる、体調不良のときには心配して寄り添ってくれる犬もいますが、どう行動するかは犬の性格次第です。
6.体調が悪い
野生動物は弱っているときに外敵に襲われると命に関わるので、病気やケガのときには隠れる習性があります。
現代の犬にもこの習性が残っており、病気やケガを飼い主に隠している可能性があります。逆に体調が悪いと甘える犬もいるので、その犬の性格を見て判断しなければいけません。
犬が『離れようとする』ときの対処法

そっとしておく
犬が1人でゆっくりしたい、疲れているから寝たいというときはそっとしておいてあげましょう。犬は本来1日の大半を寝て過ごす動物です。
健康な成犬に必要な睡眠時間は12~15時間、子犬や高齢犬ならもっと長い時間が必要です。睡眠が不足すると体の機能が回復できず、病気の原因にもなります。
犬が歳をとって疲れやすくなったと思ったら病気だったということもあります。犬の様子を見て必要があれば病院へ連れていきましょう。
犬が快適に過ごせる部屋づくりをする
犬は基礎体温が高く、人間よりも低い位置で生活しているので体感温度も違います。飼い主は不快に感じていなくても、犬は暑さ寒さを感じているかもしれません。
エアコンを犬に合わせた温度に設定しても、犬のいる場所が適温になっているか、日が当たって暑くなっていないか、よく調べてください。
また犬はうるさい場所が苦手ですが、仲間の存在を常に感じていたい動物です。程よく生活音が聞こえ、暑すぎず寒すぎない場所を提供してあげましょう。
まとめ

犬が飼い主から離れて自分の好きな場所で休むことができるのは、『この人がいるこの家なら大丈夫』という安心があってこそです。
常に飼い主にくっついてストーカーをする犬もいますが、自分の住んでいる家が安心できていないのかもしれません。
愛犬が自立するのは飼い主として寂しくもありますが、成長している証拠です。犬と飼い主は適度な距離を保ち、安心して生活できる環境をつくってあげてください。



