小型犬と大型犬では違う年の取り方

犬は人間よりも早いスピードで年を取りますが、小型犬と大型犬とでは、体が成長するスピードや老化するスピードに違いがあり、年の取り方にも違いがあると考えられています。
犬は1歳になると「成犬」と呼ばれ、人間に例えると「大人」です。体の大きさの成長だけではなく、性成熟も進んでおり、メス犬は子犬を生むことができる年齢です。
また、社会性も進んでいる年齢です。犬の1歳は人間の10代後半から20歳前後に例えられることがよくありますが、犬種や体格によって差が生じることがあります。
大型犬は小型犬よりも成長期が長くある
小型犬は体が小さく、比較的早く成犬の体格へと成長します。大型犬は体が大きく、成犬の体格になるまでに時間がかかるため、成長期が長くあります。
大型犬は、骨や関節や筋肉などが十分に成長するまでに時間が必要なのです。犬種によっては、1歳~2歳になる頃まで成長期が続くことがあります。
小型犬にも大型犬にも、子犬期の食事や運動の管理が必須で、体格に合わせた管理をすることが重要になります。
とくに大型犬の場合では、急激に体重が増えると、成長の途中である骨や関節や筋肉などに大きな負担がかかる可能性があります。
小型犬と大型犬とでは老化のスピードに違いがある

小型犬は長生き、大型犬は短命、と言われることがあります。あくまでも一般的な傾向であり、小型犬でも短命な犬もいれば、大型犬でも長生きな犬もいます。
大型犬が短命とされるのは、小型犬よりも老化するスピードが早いためです。しかし、犬種・遺伝・生活環境・食生活・運動量・予防医療・持病の有無などによって大きく異なります。
犬がシニアとされる年齢の目安

- 小型犬:7歳〜10歳になる頃から
- 中型犬:7歳〜9歳になる頃から
- 大型犬:6歳〜8歳になる頃から
- 超大型犬:5歳〜7歳になる頃から
一般的な目安です。体が大きいほど、若い年齢からシニア期に入る傾向にあります。
愛犬の年齢が“そろそろシニア期かも”と思われる年齢になる頃には、定期的な健康診断を受けたり、食事や体重の管理をより徹底したり、骨や関節や筋肉のケアも行い、無理のない運動を続けることを意識するとよいでしょう。
シニア期に入ると、食欲・活動量・歩き方・睡眠・排泄などに変化が見られることがあります。急激な変化が見られることもあるため、注意深く観察するようにしましょう。
シニア期に入ると、「高齢だから仕方がない」と感じられることも増えるかと思いますが、年のせいとばかり考えず、なるべく早い段階で獣医師に相談することをおすすめします。
小型犬と大型犬の若々しさと健康を保つ秘訣
小型犬にも大型犬にも、体格に合った健康管理を続けることが大切です。
小型犬は運動量が少ない傾向にあり、食事の管理が不適切であると、肥満になりやすいです。肥満は、骨や関節、心臓に負担がかかりやすくなります。
また、大きな歯を持つ大型犬と比べると、小さな歯を持つ小型犬は歯石が付きやすく、歯周病になりやすい傾向にあります。
成犬の8割が歯周病を抱えているとされており、小型犬にも大型犬にも毎日の歯磨きと定期的な歯科検診が必要です。歯周病菌は、内臓にも影響を与えることがあるため、注意しましょう。
まとめ

小型犬と大型犬では、年の取り方に違いがあります。体の成長するスピードに違いがあるためです。同じ年齢であっても、成長や老化のスピードが異なります。
また、老化のスピードに関しては、犬種・遺伝・生活環境・食生活・運動量・予防医療・持病の有無などによって大きく異なると言えます。
愛犬の日々の健康管理と観察を続け、年齢だけでなく、愛犬の健康状態に合わせたケアを行うことが大切です。



