『肥満になりやすい』犬種5選 愛犬を太らせてしまう飼い主のタブー行為とは?

『肥満になりやすい』犬種5選 愛犬を太らせてしまう飼い主のタブー行為とは?

犬の肥満は「少しぽっちゃりしているだけ」と軽く捉えられがちですが、実はさまざまな病気につながるリスクがあります。今回は、肥満になりやすい犬種や、愛犬を太らせてしまう飼い主のNG行動、犬の肥満の見分け方をみていきましょう。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

肥満になりやすい犬種5選

2頭のラブラドールレトリバー

すべての犬が同じような生活で太るわけではありません。実は、犬種によって食欲が旺盛だったり、脂肪を蓄えやすい体質だったりすることもあります。ここでは、肥満になりやすい傾向がみられる犬種をチェックしていきましょう。

1.ラブラドール・レトリーバー

ラブラドール・レトリーバーは食欲旺盛なことで知られる犬種です。すでにお腹いっぱい食べているのに「まだ食べたい」と催促する姿をよく見る飼い主さんも多いでしょう。

また、ラブラドール・レトリーバーは遺伝子的に太りやすい特徴を持つ犬種でもあります。催促する姿に根負けし、ついおやつを与えてしまうと、あっという間に肥満になってしまうので気を付けてください。

2.ビーグル

ビーグルは嗅覚が優れており、食べ物への執着が強い犬種です。運動量が多い犬種でもありますが、食べる量が運動量を上回ると体重は増えやすくなります。

ビーグルが食欲旺盛な理由として、元々猟犬としての遺伝子が強いことが考えられます。与えられた分だけ食べてしまうので、きちんと飼い主が食事量を管理することが大切です。

3.ダックスフンド

舌を出すダックスフンド

胴長短足の体型を持つダックスフンドは、食欲旺盛な傾向がみられる犬種です。

他の犬と違うのは、胴長短足犬種であるがゆえに、肥満になると他の犬以上に腰や背骨への負担が大きくなる点です。腰や背骨への負担が大きくなると、椎間板ヘルニアのリスクを高めるため、適正体重を維持しましょう。

4.パグ

パグは食欲旺盛な犬種である一方、運動が苦手な子も多く、体重が増えやすい傾向にあります。また、肥満になってしまうと、短頭犬種の特徴である呼吸のしづらさがより顕著になり、さらに苦しくなることも……。

暑さにも弱い犬種のため、無理のない運動管理と適切な食事管理が欠かせません。

5.コーギー

コーギーも胴長体型のため、ダックスフンドと同様、体重増加によって関節や腰への負担が大きくなります。そのため、毎日の散歩だけでなく、食事管理も重要です。

元々運動が大好きな犬種でもあるので、散歩時間を増やしてみたり、体を動かす遊びを取り入れるなどして、運動量を多めに取りましょう。

愛犬を太らせてしまう飼い主のタブー行為とは?

おやつをもらう犬

犬の肥満の原因は体質だけではありません。実は、飼い主の何気ない行動習慣が肥満を招いてしまうケースも少なくありません。

人間の食べ物を与える

「少しくらいなら」と食卓のおかずやパン、お菓子を与えてしまっていませんか。しかし、人間の食べ物は犬にとって高カロリーなものが多く、塩分や脂質も過剰になりがちです。

基本的に人間の食べ物を与えることは避け、野菜や肉などを与えるときも、おやつやトッピング程度にとどめましょう。

おやつを与えすぎてしまう

しつけのご褒美として便利なおやつですが、回数が増えればその分、摂取カロリーも増えてしまいます。

おやつは1日の総摂取カロリーの10%程度を目安にするのが理想です。愛犬が食べるドッグフードのカロリーと照らし合わせて、適切な量に調節しましょう。

運動不足

散歩時間が短かったり、室内遊びが少なかったりすると、消費エネルギーが減ってしまいます。すると、運動量よりもカロリー摂取量が上回ってしまい、肥満の原因になりがちです。

特にシニア犬や小型犬は運動量が少なくなりやすいため、意識的に運動を取り入れるなど工夫しましょう。

家族みんながごはんを与える

「もう食べた?」と確認しないまま、家族それぞれがフードを与えてしまうケースもあります。

結果として、1日に必要な食事量を超えて食べてしまうこともあるため、愛犬の食事管理は家族全員で共有してください。

犬の肥満の見分け方と健康的なダイエット方法

犬の胴を測定する

愛犬を見て、「少し太ったかな?」と感じたら、早めに体型をチェックすることが大切です。また、ダイエットを始めるときは、飼い主の独断で行うのではなく、獣医師に相談しましょう。

犬の肥満の見分け方

犬の肥満は、見た目だけで判断するのではなく、体を触って確認することも重要です。

  • 肋骨がほとんど触れない
  • 上から見ると腰のくびれがない
  • お腹が垂れ下がっている
  • 歩くとすぐ疲れてしまう
  • 以前より動きたがらない

このような変化が見られた場合は、肥満の可能性があります。無理のない範囲でダイエットを視野に入れましょう。

無理のないダイエットとは

犬のダイエットでは、急激に食事量を減らすのは逆効果です。また、過度な運動を突然始めてしまうと、怪我の原因になることも。

まずは獣医師に相談し、現在の体重や理想体重を確認しましょう。そのうえで、獣医師の指示に従ってフードの量を適切に調整し、散歩や遊びの時間を少しずつ増やすことが大切です。

また、体重を毎週記録すると、小さな変化にも気付きやすくなります。無理なく愛犬のペースに合わせて、少しずつ健康的な生活習慣を身につけていきましょう。

まとめ

肥満気味の犬の散歩

犬の肥満は見た目の問題ではなく、健康寿命を左右する重要な問題です。ラブラドール・レトリーバーやビーグル、ダックスフンドなどの犬種は、特に肥満になりやすいため、日頃から体重管理を意識してください。

また、肥満の原因は生活習慣の問題が大半です。毎日の食事や運動を見直し、無理のないダイエットを続けながら、愛犬が元気に長く暮らせる環境を整えてあげましょう。

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