犬のシニア期は何歳から?年齢の目安とは

「犬は何歳からシニアなの?」という疑問を持つ方は多いでしょう。
一般的には、7歳頃からシニア犬と呼ばれることが増えますが、実際は犬種や体の大きさによって違いがあります。
以下は犬種ごとの目安です。
- 小型犬:約7〜8歳頃から
- 中型犬:約7歳頃から
- 大型犬:約5〜6歳頃から
大型犬は体への負担が大きいため、小型犬よりも早くシニア期を迎える傾向があります。
また、シニア期になったからといって急激に老化するわけではありません。少しずつ体や心に変化が現れるので、年齢だけで判断するのではなく、今までとの違いを観察することが大切です。
シニア期に入った犬がみせるサイン7選

では、シニア期に入った犬たちは、どんな変化が現れるのでしょうか。ここでは、シニア期に入った犬がみせるサインを紹介します。
1.寝ている時間が増える
シニア犬になると体力が落ち、活動量も少しずつ減っていきます。若い頃は家中を走り回っていた犬でも、日中のほとんどを眠って過ごすようになることが増えるでしょう。
ただし、呼びかけても反応しないほどぐったりしている場合や、急激に元気がなくなった場合は、病気が隠れている可能性もあります。少しでも不安に感じたら、かかりつけの動物病院に相談してください。
2.散歩を嫌がる、疲れやすくなる
以前は喜んで歩いていた散歩も、途中で立ち止まるようになったり、歩くスピードが遅くなったり、階段を嫌がるなどの変化がみられることも。
これは筋力の低下だけでなく、関節炎などのシニア犬に多い疾患が関係しているケースもあります。無理に歩かせるのは避けて、愛犬のペースに合わせた散歩へ切り替えてあげましょう。
3.白髪が増え、顔つきが変わる
犬も年齢を重ねると、人と同じように白髪が増えます。特に、口元やあご、眉の周辺などから白くなり始める犬が多いでしょう。
また、毛並みにツヤがなくなったり、筋肉が落ちて顔つきが優しく変化したりするのも、シニア犬によくみられる特徴です。
4.ご飯を食べない日が増える

「最近、ご飯を食べないことがある」これは多くの飼い主さんが心配になる変化です。
シニアになると、運動量が減って食欲が落ちたり、嗅覚が衰えたり、歯周病などで食べづらいといった理由から、ご飯を食べなくなることがあります。
一方で、食欲低下は腎臓病や心臓病などの症状であることも懸念されます。食欲のない状態が数日続く場合や、体重が急激に減っている場合は、早めに動物病院を受診しましょう。
5.シニア犬用フードが必要になる
年齢を重ねると、若い頃と同じフードでは栄養バランスが悪くなってしまうことがあります。
シニア犬用フードには、
- 消化しやすい原材料
- 関節をサポートする成分
- カロリー控えめ
- 良質なたんぱく質
などが配合されている商品が多く、年齢に合わせた健康維持をサポートしてくれます。
ただし、自己判断で切り替えるのではなく、体調や持病に合わせて切り替えることが大切です。そのため、獣医師に相談して、愛犬に合ったドッグフードを選んであげましょう。
6.耳や目が衰えてくる
シニア犬は、呼んでも気づかない、遊んでいたボールを見失う、夜に歩きづらそうなど、視力や聴力の低下がみられることも増えます。
驚かせないように視界に入る位置から声をかけたり、家具の配置を変えないように固定したりと、生活環境を工夫することも大切です。
7.トイレや行動に変化が出る
シニア犬は、
- トイレの失敗が増える
- 夜鳴きをする
- 同じ場所をぐるぐる歩く
- 落ち着きがなくなる
といった変化が現れることもあります。加齢によるものだけでなく、認知機能の低下や病気が原因のケースも多いので、「歳だから仕方ない」と思い込まず、気になる症状が続く場合は診察を受けてください。
シニア犬との毎日で大切にしたいこと

シニア期は「老い」だけではなく、新しいライフステージの始まりです。
これまでと同じ生活では体に負担をかけてしまうこともあるため、愛犬の変化に合わせて暮らしを見直していく必要があります。
特に意識したいポイントは次の3つです。
- 年齢や体調に合ったフードへ切り替える
- 適度な運動を続け、筋力を維持する
- 定期的な健康診断で病気を早期発見する
犬は言葉で体調を伝えられません。だからこそ、毎日一緒に過ごす飼い主さんが小さな変化に気づくことが、健康を守る第一歩になります。
少しでも不安を感じたら、かかりつけの動物病院に相談し、生活環境の改善や病気の治療など、愛犬が暮らしやすいようにサポートしてあげましょう。
まとめ

犬のシニア期は一般的に7歳前後から始まりますが、何歳から老犬と呼ばれるかは犬種や体格によって異なります。
「歳だから」と決めつけるのではなく、小さな変化を見逃さず、必要に応じてシニア犬が暮らしやすいよう、年齢に合ったケアを心がけていきましょう。



