犬が寝る場所をコロコロ変える理由

犬が寝る場所をコロコロ変える様子を見ていると、“落ち着かないのかな…”と、心配になることがあるのではないでしょうか。
犬が寝る場所を変えたがるのは、実は珍しい行動ではありません。ごはんをしっかり食べ、楽しくお散歩をし、体調に問題がないのであれば、それほど心配はいりません。
飼い主から見て“異様だな…”と感じられる場合では、不調があり、寝る場所をコロコロ変えている可能性も考えることができますので、普段の様子との違いを見極めることが大切です。
1.体温を調節するため
犬が寝る場所をコロコロ変えるのは、体温を調節するためです。
暑さを感じれば、涼しい場所を探して移動しますし、寒さを感じれば、暖かい場所を探して移動します。
暑い日は、ひんやりとしたフローリングの上に寝転がったり、風の通り道に寝転がったりすることがあります。冷房の風が当たる場所に移動することもあるでしょう。
寒い日は、自分のベッドと日差しの当たる窓辺を行ったり来たりすることもありますし、より温度の高い部屋に移動したがることもあるでしょう。
2.落ち着ける場所を探すため

犬が寝る場所をコロコロ変えるのは、落ち着ける場所を探すためです。
くつろぐとき、寝るときは、犬が無防備な状態になります。体を休めるため、落ち着ける場所を探して移動することがあります。
飼い主や家族の気配が感じられるリビングで寝ていたかと思うと、人の出入りの少ない部屋に移動したり、廊下や玄関に寝転がったりすることがあります。
その日、そのときの気分や状況に応じて、より快適で落ち着ける場所へと移動するのは、ごく自然な行動であると言えます。
3.本能的に複数の寝床を使い分けるため
犬が寝る場所をコロコロ変えるのは、本能的に複数の寝床を使い分けるためです。
野生時代の名残であると言えます。ひとつの寝床しか持っていない場合、外敵から身を守りにくいのです。複数の場所に巣穴を掘って生活していました。
家庭で暮らす現代の犬の場合では、くつろぐ用の寝床・お昼寝用の寝床・飼い主に構われたくないとき用の寝床・飼い主のそばにいたいとき用の寝床など、複数を使い分けています。
犬が寝る場所をコロコロ変えるときの不調を判断する方法

何らかの不調によって、寝る場所をコロコロ変えている可能性も考えることができます。
我が家の愛犬の場合では、膵炎によって腹痛があったとき、痛みからゆっくり休むことができず、寝る場所をコロコロと変えていました。
また、腎不全の症状が悪化したときでは、吐き気からゆっくり休むことができず、寝る場所をコロコロと変えていました。
膵炎や腎不全はシニア犬によく見られる病気であるため、早期に気づいてあげられることが重要です。
- ごはんを食べない
- お水を飲まない
- お水を大量に飲む
- 下痢をする
- 嘔吐する
- 呼吸が荒い
このような症状があるときは、不調があると判断することができます。すぐに動物病院で診てもらいましょう。
まとめ

犬が寝る場所をコロコロ変える理由を3つ解説しました。
- 体温を調節するため
- 落ち着ける場所を探すため
- 本能的に複数の寝床を使い分けるため
犬が寝る場所をコロコロ変えることは、ごく自然な行動であり、過度に心配する必要はありません。
しかし、飼い主が「何となくおかしいかも…」と感じられるときは、体の痛みや不調や病気のサインである可能性があります。
飼い主だからこそ気づくことができる小さな異変を見逃さないことが大切です。
犬にはお気に入りの寝る場所が複数あるものです。日頃から愛犬のお気に入りの寝る場所を把握しておくと、異常にも気づきやすくなるでしょう。



