犬に香辛料が絶対NGな理由3つ

1.口内の痛みや胃腸障害を起こす
多くの食材に含まれる身近な香辛料である唐辛子には、「カプサイシン」と呼ばれる成分が含まれています。
人間が食べると辛味を感じる成分ですが、犬の場合は摂取すると痛みを感じさせる刺激物となってしまいます。
そのため、犬が唐辛子を食べると口内にヒリヒリとした痛みを感じたり、胃腸が刺激されて嘔吐や下痢を起こしたりします。
ほかにも、わさびや山椒など辛味を感じる香辛料は多いため、注意が必要です。
2.自律神経に悪影響を与える
香辛料の中には、胃腸を直接的に刺激する成分だけでなく、自律神経に悪影響を及ぼす成分を含んでいるものも少なくありません。
身近なものでいえば、胡椒には「ピペリン」という辛味成分が含まれていて、自律神経を刺激する作用があるとされています。
これらを摂取すると自律神経が過度に刺激されてしまい、興奮状態に陥ったり呼吸が乱れたりすることがあります。
3.毒性を持つ香辛料がある
チョコレートや玉ねぎのように、人間にとって無害でも犬が摂取すると健康を害する食材があります。
香辛料の中にも同じように犬に対する有毒性を持つものがあるため、十分注意しなければなりません。
一般家庭でも使用されることのある香辛料の中では、ナツメグやクローブ、オールスパイスなどを避けるようにする必要があります。
ナツメグには強力な神経毒として作用する「ミリスチシン」が、クローブやオールスパイスには肝障害や神経症状を引き起こす「オイゲノール」が含まれているため危険です。
犬が食べても問題ない香辛料は?

香辛料は多種多様で、世界では350~500種類もあるといわれています。
犬の体に負担をかけてしまう香辛料があるため、基本的には与える必要はないとされていますが、中には食べても問題のない香辛料もあります。
ごまやしょうが、パセリなど日本でも多く使われる食材をはじめ、シナモンやターメリック、ローズマリーなどは犬が摂取しても大きな異常は起こらないと考えられています。
そのため、香辛料だからといってすべてを過度に避ける必要はありません。ドッグフードやおやつなどに含まれている香辛料で気になるものがあれば、念のため調べてみるといいでしょう。
犬が香辛料を食べてしまったときの対処法

犬が食べると悪影響を及ぼす可能性のある香辛料を食べてしまった場合、まずは慌てずに「何をどれくらいの量摂取したか」をしっかり把握しましょう。
同じ香辛料を食べたときでも、その量によって体に与える影響は異なります。
ほんの少量を舐めてしまった場合は、犬の様子や排泄の状態などをよく観察して、異変がないか注意を払ってください。
食べたあと2~3日経っても変化がないようであれば、問題ないと考えられます。
ただし、食べた量がわからず心配な場合や、強い毒性を持つような香辛料を少量でも食べてしまった場合は、念のため動物病院に相談するようにしてください。
また、食べてしまった香辛料を無理やり吐き出させようとすることは、絶対にやめてください。
そのような処置をすることで口内や食道を逆に痛めてしまうことがあり、飼い主さんが噛まれて怪我をする可能性もあります。
自宅でできる処置はあるのか、どのような対応をすべきかは必ず獣医師に指示を仰ぐようにしましょう。
まとめ

「愛犬が喜ぶから」という気持ちで、つい飼い主さんが食べているものを分け与えてしまうこともあるでしょう。
時にはそのようなことがあってもいいと思いますが、人間用の食べ物には香辛料など様々な食材が含まれていることがあります。
大切な愛犬の健康を知らず知らずのうちに害することがないように、香辛料にも注意を払って、与える食べものには十分気をつけるようにしましょう。



