犬の超危険な行動4つ

犬がよく見せる行動の中には、病気やケガにつながるものが潜んでいます。場合によっては命に関わることもあるため、見過ごしてはいけません。ここでは、犬の超危険な行動を4つご紹介します。
1.拾い食いをする
散歩中や室内で落ちているものを口にする拾い食いは、犬にとって非常に危険な行動です。
道端のポイ捨てされたタバコの吸殻やゴミのほか、室内の床に落ちた人間用の薬やアクセサリー、ボタン電池、文房具などを犬が口にすると、中毒症状を引き起こしたり、喉や消化管に詰まったりするおそれがあります。
場合によっては命に関わる誤飲事故につながるため、拾い食いは決して軽視できる行動ではありません。
2.高所からジャンプする
ソファやベッドなどの高い場所からのジャンプは、犬の足腰に大きな負担をかけます。
特に小型犬は、高所からジャンプして着地する際の衝撃で前足を骨折したり、膝のお皿が正常な位置から外れる膝蓋骨脱臼(パテラ)を発症したりするケースが少なくありません。
また、ダックスフンドやコーギーなど、もともと椎間板ヘルニアを発症しやすい犬種は、高所からのジャンプによってその発症リスクがさらに高まるため注意が必要です。
3.電気コードをかじる
主に子犬によく見られる電気コードをかじる行動は、感電事故につながることがあり、非常に危険です。
通電した状態の電気コードをかじって感電すると、口の中にやけどを負うだけでなく、肺水腫(肺胞に水が溜まった状態)を引き起こし、呼吸困難や意識障害に陥ることもあります。また、感電により心臓がダメージを受けると、心停止に至るおそれがあります。
4.早食いをする
フードをガツガツと一気に食べる愛犬の姿を見ると、飼い主さんは「食欲旺盛だなぁ」とただ見守ってしまいがちですが、早食いにはさまざまなリスクが伴います。
早食いは、消化不良や吐き戻し、誤嚥を引き起こすリスクがあるほか、喉にフードを詰まらせて窒息するおそれもあります。
また、特に胸の深い大型犬(ジャーマン・シェパードやドーベルマンなど)は、早食いによる胃拡張・胃捻転症候群に注意が必要です。胃拡張・胃捻転症候群は、胃にガスがたまって膨らみ、ねじれてしまう病気で、発症から数時間で命を落とすこともあります。
この病気の原因は、現在のところ明確には解明されていませんが、早食いや食後すぐの運動などが発症のリスク要因と考えられています。
犬の超危険な行動を防ぐために今日からすべき対策は?

これまでご紹介してきた犬の超危険な行動を予防するためには、叱ってやめさせるのではなく、飼い主さんが適切な対策を行うことが大切です。
ここからは、犬の超危険な行動を防ぐために、今日からすべき対策についてご紹介します。愛犬の安全と健康を守るために、ぜひ実践してください。
生活環境を見直す
室内での超危険な行動を防ぐためには、犬が危険な行動を起こしにくい環境を作ることが大切です。
家の中での拾い食いを防ぐには、こまめな整理整頓や掃除を心がけ、薬や小物などを床に落としたままにしたり、置きっぱなしにしたりしないようにしましょう。
電気コードのかじり対策としては、コードカバーをつけるのが効果的です。
ソファやベッドなどの高所からのジャンプ対策には、スロープやステップを設置して段差をなくしましょう。思い切ってローソファやローベッドに買い替えるのもひとつの手です。
散歩の仕方を見直す
散歩中の拾い食いを防ぐポイントは、飼い主さんの意識、適切なリードコントロール、日頃からのトレーニングにあります。
まずは飼い主さんがスマホを見ながらの散歩をやめ、常に愛犬の少し先の地面にタバコやゴミなどが落ちていないか確認しながら歩く習慣をつけましょう。また、リードは短めに持ち、地面に落ちているものに愛犬が顔を近づけにくくすることも重要です。
そして、「離せ」「ちょうだい」などのコマンド(指示)で、くわえたものを出す練習を日頃からしておくと、万が一、愛犬が何かを口にしてしまった際に落ち着いた対応をしやすくなります。
食事の与え方を見直す
愛犬が早食いをしてしまう場合は、食事の与え方を工夫しましょう。早食い防止用の食器を使用すると、物理的に食べるスピードを遅くすることができます。
また、食事を与える前に何十秒も「待て」をさせているのならやめましょう。犬は食事を目の前にして何十秒も「待て」をさせられると、食べたい欲求が高まるため、早食いにつながります。
食事前の「待て」は必ずしも必要ではないため、お座りの姿勢がとれたらすぐに食器を置いて食べさせても大丈夫です。食事への興奮を落ち着かせるために「待て」をさせる場合でも、数秒にしましょう。
まとめ

今回は、犬の超危険な行動を4つご紹介しました。ご紹介した行動を「いつものことだから」と見過ごしていると、愛犬の病気やケガを招き、最悪の場合は命に関わる事態にもなりかねません。
愛犬の安全と健康を守るために、ぜひ今日から生活環境や散歩の仕方、食事の与え方を見直し、対策を実践していきましょう。



