もしかして?犬がお腹の痛みを抱えているときのサイン

固く丸まって寝る
犬の寝相は一定ではなく、その日の気温や体調、はたまた気分によってもさまざまです。いつもは丸くなって寝ない子が、寒い日でもないのにドーナツのようにぎゅっと丸まって寝ている場合、腹痛を感じている可能性があります。リスクを抱えているお腹を守るためにぎゅっと固まっているのです。
お祈りポーズをとる
丸まるのとは真逆の姿勢ですが、上半身を低めてお尻を高く上げ、伸びをするように背中を反らす『お祈りポーズ』を繰り返す場合も、お腹の痛みを発散させようとしていることがあるので注意が必要です。相手を遊びに誘うプレイバウにも似たポーズですが、活力がないのが特徴です。
触ろうとすると怒る
いつもはおとなしく触らせてくれる子が、突然、触ろうと手を伸ばしただけで唸り声を上げたり歯を剥いたりと威嚇するようになった場合も要注意。痛んでいる場所はお腹とは限りませんが、触られると痛みを感じるため、防御本能で威嚇している可能性があります。
鳴きながら動き回る
犬が「ピーピー」「キュンキュン」などの頼りない鳴き声を上げながら所在なく動き回るのは、痛みだけにかかわらず何らかの困りごとを抱えているときのサインです。現状から逃れるためにここではないどこかに行きたいけれど、どこに行けばいいかわからず、右往左往してしまっているのです。
軽症から重症まで!腹痛の原因

誤飲・誤食
お腹のトラブルとして最も多いのが、異物を誤飲・誤食したことによるものです。飲み込んだものの大きさや形状、素材によって重症度は変わりますが、軽症の場合でも腹部に違和感を抱くことはありえます。
消化不良
過食・早食いで消化不良におちいった場合も腹痛をもよおすことがあります。食後に体調が悪そうになった場合や、お腹がぐるぐると鳴っている場合には消化不良を疑いましょう。
胃腸炎
ウイルス性や細菌性の胃腸炎も強い腹痛を伴います。人間と同様、感染症がきっかけで発症することもあるので季節の変わり目には特に注意しましょう。
膵炎
急性の膵炎は胃腸炎より更に痛みが強いと言われています。肥満や油分・脂肪分の多い食べ物の過剰摂取によって起こりますが、重症化のリスクが高いため早急に対処が必要です。
胃捻転
胃捻転は食後に激しい運動をした場合や、早食いによって空気をたくさん飲み込んでしまった場合などに胃が捻れてしまう病気です。特に大型犬に好発することで知られていますが、最悪の場合は命にもかかわります。
要注意!危険な腹痛

以下のような状態は特に緊急度が高いと考えられます。おかしいと思ったら動物病院を受診しましょう。
高頻度な嘔吐・下痢
犬は比較的よく吐く動物ですが、あまりに頻繁に嘔吐・下痢を繰り返す場合は緊急性が高い可能性があります。体力を消耗する他、水分も大量に失ってしまうため、原因が深刻な病気でなかったとしても適切なケアが必要です。
血便
排泄物に血が混じっている場合、消化器官内に傷がついて出血していたり、腫瘍ができていたりする可能性があります。
お腹が張っている
愛犬のお腹を触ってみてパンパンに張っているという場合、胃捻転や胃拡張を起こしている可能性が高まります。上記の通り、胃捻転は命にもかかわる事態です。すぐに獣医師の指示を仰ぎましょう。
呼吸が苦しそう
ハアハアと呼吸が荒くて苦しそう、よだれを垂らしているといった場合、痛みや不調が限界まで達している疑いがあります。
ぐったりしている
明らかに元気がなくてぐったりしている、名前を呼んでも反応しない、意識が混濁しているなどの状態は末期症状とも考えられ、かなり緊急度の高い事態です。
まとめ

犬の体調不良は気づきにくいうえ、気づけたとしても原因がどこにあるかまで特定するのは素人では困難を極めます。
大切なのは普段から愛犬の様子をよく観察して違和感に少しでも早く気づくこと、そしておかしいと思ったら様子見を長引かせず、空振り覚悟で動物病院に駆け込むことです。愛犬の命と健康を守るために最善の行動をとりましょう。



