犬が『お腹が痛い』ときにみせるサイン4選 腹痛の原因や危険な症状まで

犬が『お腹が痛い』ときにみせるサイン4選 腹痛の原因や危険な症状まで

犬は野生の本能から痛みを限界まで隠してしまう性質があります。そのため気づいたときには重症化しているなんて恐れも。今回は犬が『お腹の痛み』を感じているときのサインを知っておきましょう。

お気に入り登録
SupervisorImage

記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

もしかして?犬がお腹の痛みを抱えているときのサイン

元気のなさそうな犬

固く丸まって寝る

犬の寝相は一定ではなく、その日の気温や体調、はたまた気分によってもさまざまです。いつもは丸くなって寝ない子が、寒い日でもないのにドーナツのようにぎゅっと丸まって寝ている場合、腹痛を感じている可能性があります。リスクを抱えているお腹を守るためにぎゅっと固まっているのです。

お祈りポーズをとる

丸まるのとは真逆の姿勢ですが、上半身を低めてお尻を高く上げ、伸びをするように背中を反らす『お祈りポーズ』を繰り返す場合も、お腹の痛みを発散させようとしていることがあるので注意が必要です。相手を遊びに誘うプレイバウにも似たポーズですが、活力がないのが特徴です。

触ろうとすると怒る

いつもはおとなしく触らせてくれる子が、突然、触ろうと手を伸ばしただけで唸り声を上げたり歯を剥いたりと威嚇するようになった場合も要注意。痛んでいる場所はお腹とは限りませんが、触られると痛みを感じるため、防御本能で威嚇している可能性があります。

鳴きながら動き回る

犬が「ピーピー」「キュンキュン」などの頼りない鳴き声を上げながら所在なく動き回るのは、痛みだけにかかわらず何らかの困りごとを抱えているときのサインです。現状から逃れるためにここではないどこかに行きたいけれど、どこに行けばいいかわからず、右往左往してしまっているのです。

軽症から重症まで!腹痛の原因

具合の悪そうな犬を心配する女性

誤飲・誤食

お腹のトラブルとして最も多いのが、異物を誤飲・誤食したことによるものです。飲み込んだものの大きさや形状、素材によって重症度は変わりますが、軽症の場合でも腹部に違和感を抱くことはありえます。

消化不良

過食・早食いで消化不良におちいった場合も腹痛をもよおすことがあります。食後に体調が悪そうになった場合や、お腹がぐるぐると鳴っている場合には消化不良を疑いましょう。

胃腸炎

ウイルス性や細菌性の胃腸炎も強い腹痛を伴います。人間と同様、感染症がきっかけで発症することもあるので季節の変わり目には特に注意しましょう。

膵炎

急性の膵炎は胃腸炎より更に痛みが強いと言われています。肥満や油分・脂肪分の多い食べ物の過剰摂取によって起こりますが、重症化のリスクが高いため早急に対処が必要です。

胃捻転

胃捻転は食後に激しい運動をした場合や、早食いによって空気をたくさん飲み込んでしまった場合などに胃が捻れてしまう病気です。特に大型犬に好発することで知られていますが、最悪の場合は命にもかかわります。

要注意!危険な腹痛

犬のレントゲン写真を判断する獣医師

以下のような状態は特に緊急度が高いと考えられます。おかしいと思ったら動物病院を受診しましょう。

高頻度な嘔吐・下痢

犬は比較的よく吐く動物ですが、あまりに頻繁に嘔吐・下痢を繰り返す場合は緊急性が高い可能性があります。体力を消耗する他、水分も大量に失ってしまうため、原因が深刻な病気でなかったとしても適切なケアが必要です。

血便

排泄物に血が混じっている場合、消化器官内に傷がついて出血していたり、腫瘍ができていたりする可能性があります。

お腹が張っている

愛犬のお腹を触ってみてパンパンに張っているという場合、胃捻転や胃拡張を起こしている可能性が高まります。上記の通り、胃捻転は命にもかかわる事態です。すぐに獣医師の指示を仰ぎましょう。

呼吸が苦しそう

ハアハアと呼吸が荒くて苦しそう、よだれを垂らしているといった場合、痛みや不調が限界まで達している疑いがあります。

ぐったりしている

明らかに元気がなくてぐったりしている、名前を呼んでも反応しない、意識が混濁しているなどの状態は末期症状とも考えられ、かなり緊急度の高い事態です。

まとめ

お腹をみせて寝転がる犬

犬の体調不良は気づきにくいうえ、気づけたとしても原因がどこにあるかまで特定するのは素人では困難を極めます。

大切なのは普段から愛犬の様子をよく観察して違和感に少しでも早く気づくこと、そしておかしいと思ったら様子見を長引かせず、空振り覚悟で動物病院に駆け込むことです。愛犬の命と健康を守るために最善の行動をとりましょう。

はてな
LINE
この記事を読んだあなたにおすすめ
合わせて読みたい

あなたが知っている情報をぜひ教えてください!

※他の飼い主さんの参考になるよう、この記事のテーマに沿った書き込みをお願いいたします。

年齢を選択
性別を選択
写真を付ける
書き込みに関する注意点
この書き込み機能は「他の犬の飼い主さんの為にもなる情報や体験談等をみんなで共有し、犬と人の生活をより豊かにしていく」ために作られた機能です。従って、下記の内容にあたる悪質と捉えられる文章を投稿した際は、投稿の削除や該当する箇所の削除、又はブロック処理をさせていただきます。予めご了承の上、節度ある書き込みをお願い致します。

・過度と捉えられる批判的な書き込み
・誹謗中傷にあたる過度な書き込み
・ライター個人を誹謗中傷するような書き込み
・荒らし行為
・宣伝行為
・その他悪質と捉えられる全ての行為

※android版アプリは画像の投稿に対応しておりません。