犬を散歩に連れて行くときの『適切な距離・頻度』とは?年齢別の正しい目安まで

犬を散歩に連れて行くときの『適切な距離・頻度』とは?年齢別の正しい目安まで

犬にとって散歩はとても大切なものです。この記事では、犬の散歩の適切な距離などの目安を体の大きさや年齢別に紹介するので、ぜひ参考にして愛犬との散歩を楽しんでください。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

犬の散歩の適切な距離と頻度

お散歩する犬

犬の散歩として、一般的に適切だとされている距離や頻度は以下の通りです。

  • 小型犬:1~2km、1日2回/1回20〜30分
  • 中型犬:2km、1日2回/1回30〜60分
  • 大型犬:3~4km、1日2回/1回60分程度

ただし、犬の散歩の距離や頻度の目安は、個体差が大きいのが実情です。

また、歩くスピードや歩く場所、取り入れる遊びなど散歩中の過ごし方などによっても、与えられる刺激や使う体力が異なります。

そのため、愛犬の散歩をどのくらいするかを考えるときは、単純な距離や時間だけでなく、「充実度」で考えることが大切です。

散歩をしているときに軽く息切れしていたり、散歩後に家の中で眠ったり体を休めたりしているかも判断材料になります。

さらに、散歩はいつも同じ距離や内容である必要はなく、季節や体調に合わせて調整するようにしましょう。

基本的には1日2回散歩をすることで生活リズムが整えられるので、ぜひ毎日朝晩の散歩をおこなってください。

天気や都合によって2回行けない場合は、家の中で遊んだり頭を使うトレーニングをしたりしてあげましょう。

犬種・年齢別の散歩量の目安

クローバーと柴犬

小型犬の場合

小型犬の散歩の適切な距離は、1回約2kmとされています。

歩くだけであれば15~20分程度と考えられますが、公園に立ち寄ったり遊んだりすることを含めて、30分程度の散歩になるといいでしょう。

ただし、小型犬の中でも骨や関節が華奢な超小型犬と呼ばれるような犬の場合は目安よりもやや少なめ、ジャック・ラッセル・テリアやミニチュア・ダックスフンドのようなアクティブな犬種は中型犬と同程度、というように調整するようにしてください。

中型犬の場合

体重10kg以上の中型犬は、1回の散歩で2~3km歩くのが適切だとされています。

中型犬には、狩りや牧畜・牧羊などの仕事をしていた犬種が多いため、体力も筋力が豊富で精神的な刺激を求めている犬がたくさんいます。

そのため、散歩でもただ長い距離を歩くだけでなく、興味に合わせておもちゃ遊びをしたりドッグスポーツに取り組んだりすると充実するでしょう。

大型犬の場合

大型犬の散歩は、1回3~4kmが適切な距離だとされています。

体が大きく体力があるだけでなく、日々の食事量も多いため、肥満予防のためにもたっぷりの運動量が必要です。

ただし、体重が重い分、運動時に足腰の関節に大きな負担がかかることもあります。特に骨格形成が完了していない子犬の時期や筋力が衰えたシニア期は、激しい運動によって関節を痛めることが多いので、無理のない運動をおこなうようにしましょう。

子犬の場合

小型犬の場合は生後1年未満、大型犬の場合は生後1年半未満のとき、体が十分に成長しきっていません。

骨格や筋肉が成長段階にある子犬の期間に、過度な運動をさせると負担をかけて痛めてしまう可能性があるため、散歩の距離や内容にも注意が必要です。

子犬は好奇心旺盛で元気いっぱいなので、つい、たっぷりと運動させてあげたくなると思います。

しかし、毎日長距離を歩かせたり何度もジャンプさせたりと激しい運動をさせると、関節を痛めたり体力不足による免疫力の低下を招いたりする恐れがあります。

散歩に出始める4~5か月頃は数百mから1kmを目安に歩かせて、様子を見ながら距離や運動量を調整して、無理のないように体を育てていきましょう。

シニア犬の場合

犬は年齢を重ねるなかで、少しずつ体力や筋力が低下していきます。身体的な変化が見られるのは、小型犬では10歳頃から、大型犬では7歳頃からとされているため、散歩でも注意が必要です。

若い頃と同じような距離、内容の散歩を続けていると、過度に疲れさせて関節や呼吸器などに負担をかけてしまうことがあります。

ただし、シニアになったからといって散歩が不要なわけではありません。

適切な運動量であれば、体力や筋力の維持に役立ちますし、外の空気を吸うことで程よい刺激を受けてストレスも発散できます。

まとめ

リードをくわえているジャックラッセル

犬にとって散歩は、日々の楽しみであり健康管理にも役立つ重要なものです。

毎日たっぷり散歩を楽しむことは、犬にとってうれしいことだと思いますが、過度な散歩は愛犬を苦しめることになるので注意が必要です。

愛犬に適切な散歩の距離や質を意識して、飼い主さんも一緒に楽しんでくださいね。

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