犬の『飲み水』を交換する適切な頻度とは?毎日変えた方がいいの?間違った飲ませ方まで

犬の『飲み水』を交換する適切な頻度とは?毎日変えた方がいいの?間違った飲ませ方まで

愛犬の飲み水の管理、皆さんはどうしていますか?「犬の飲み水って、1日に何回交換すればいいの?」「朝入れ替えたままだけど、大丈夫なのかな?」と悩みますよね。今回は、犬の飲み水を交換する適切な頻度をはじめ、入れ物の選び方や高さ、与える水の種類や正しい管理方法まで詳しく解説します。

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記事の監修

めのうアニマルクリニック院長。猫が大好きなあまり、犬と猫を分けた動物病院を開院。「犬にも猫にも優しい動物病院」をコンセプトにしています。腫瘍学を得意分野としていますが、しつけに対しても力を入れており、パピークラスを開校して子犬のトレーニングを行っています。

犬の飲み水はどのくらいの頻度で交換すべき?

高さのある食器から水を飲む犬

犬の飲み水は、置きっぱなしにしていると時間経過とともに傷んでしまいます。したがって、最低でも毎日交換するのが基本です。

ただし、実際は朝に交換して終わりではなく、1日に2〜3回を目安に新しい水へ交換するのが理想とされています。

特に次のような環境では、水が汚れやすくなったり、傷みやすくなるため、こまめな交換を心がけましょう。

  • 夏場など気温が高い時期
  • 多頭飼いをしている
  • 愛犬が食後に水を飲むことが多い
  • 屋外でも同じ食器で水を飲んでいる

犬が水を飲むと、唾液やフードの食べかす、ホコリなどが入れ物の中へ入り込みます。すると、時間が経つにつれて雑菌が繁殖しやすくなるのです。

そのため、水を交換する際は「まだ水が残っているから」と継ぎ足すだけではなく、一度捨てて新しい水へ交換しましょう。

犬の飲み水で気を付けたいポイントとは?

水を飲む犬の口元

飲み水は交換頻度だけでなく、量や高さ、水の種類や温度など、与え方にも気を配ることで、犬が快適に水分補給しやすくなります。

水の量はいつでも好きなだけ飲めるようにする

犬が1日に必要とする飲み水の量は、一般的に体重1kgあたり50〜60ml程度が目安とされています。

例えば、

  • 体重5kgなら約250〜300ml/日
  • 体重10kgなら約500〜600ml/日
  • 体重20kgなら約1L〜1.2L/日
  • 体重30kgなら約1.5L〜1.8L/日

上記が目安です。しかし、運動量やその日の気温、食事内容によって必要とする水の量は変わるので、愛犬の様子を見ながら臨機応変に対応しましょう。

大切なのは、「必要量を飲ませる」ことではなく、いつでも新鮮な水を飲める環境を整えることです。

食器の高さにも気を配る

意外に見落とされがちなポイントが、入れ物の高さです。

床に直接、器を置いた状態から水を飲んでも問題ないケースが多いのですが、シニア犬や大型犬、首や関節に疾患がある犬の場合は、高さのある食器台を使うことで、首への負担を軽減できます。

犬が無理のない姿勢で水を飲めているか、飲んでいる姿を観察してみましょう。少し辛そうだな、と感じたら、高さを調節するための台を用意したり、高さのある食器に替えてください。

犬に与える水は『水道水』が最適

シンクの蛇口

日本の水道水は厳しい水質基準を満たしているため、基本的には犬に与える水として最も適しています。

しかし、長時間、置きっぱなしにしている水や汚れた容器に入った水は、衛生的ではないので改善すべきでしょう。

また、ミネラル分が多い硬水は犬に負担になることもあるため、オススメできません。普段は水道水や犬用の飲み水として販売されている飲料水を選ぶのが安心です。

水の温度は常温がベスト

暑い日には冷たい水を与えたくなりますが、キンキンに冷えた水は、犬の胃腸に負担をかけてしまう恐れがあります。

逆に冬場の冷たすぎる水も飲む量が減る原因になりうるので、飲み水の温度は季節を問わず、常温を意識するとよいでしょう。

犬の飲み水でやってはいけないNG行為

犬に水を用意する女の子

毎日お世話していても、知らないうちに間違った管理をしているケースも度々見受けられます。ここで紹介する行動は、愛犬にかえって負担をかけてしまう恐れがあるので気をつけましょう。

水を継ぎ足すだけ

残っている水へ新しい水を足すだけでは、汚れや雑菌がそのまま残ってしまいます。入れ物を洗わずに使い続けていると、器の内側に雑菌繁殖によるぬめりが発生し、非常に不衛生です。

交換する際は、水を全部捨てて、洗剤やスポンジで容器を洗い、新しい水と入れ替えるという流れを習慣にしましょう。

飲み水を1か所しか置かない

広い部屋の中を自由に歩き回れるようにしている場合は、水飲み場が一箇所だけだと飲む量が減ってしまう犬もいます。これは、水飲み場が遠いと、そこまで歩いて行くのに手間がかかってしまうからです。

リビングや寝床の近くなど、複数の場所に設置することで、「飲みたい」と思ったときに、すぐ水を飲むことができます。すると、自然に飲む量が増えるので、脱水症状の予防にもなるでしょう。

水をあまり飲まないまま放置する

愛犬があまり水を飲んでいる様子がない時、そのまま様子を見るのではなく、病気や体調不良を疑うことも大切です。

  • 元気がない
  • 食欲が落ちている
  • 嘔吐や下痢などの症状がある
  • 皮膚にハリがない

このような症状は、脱水症状などが疑われます。特に夏場や暖房を使う冬場は水分補給が大切なので、こまめに水を飲むように促しましょう。

まとめ

ボウルの水を飲む犬

犬の飲み水は、「とりあえず置いておけばいい」というわけではありません。毎日新鮮な水を用意し、適切な交換頻度や衛生管理を心がけることが、愛犬の健康維持につながります。

ぜひ今日から、飲み水の交換方法や環境をチェックして、愛犬がいつでも安心して水分補給できる状態を整えてあげましょう。

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