犬が自分のことを『人間』だと思ってしまうのはなぜ?リスクはあるの?愛犬が勘違いする理由まで

犬が自分のことを『人間』だと思ってしまうのはなぜ?リスクはあるの?愛犬が勘違いする理由まで

愛犬がまるで人間のように振る舞うことはありませんか?実は、犬が自分を人間だと勘違いするのには明確な理由があります。本記事では、その原因や潜むリスクについてまとめました。

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犬が自分を「人間」だと勘違いしてしまう理由

犬を抱っこする男性

犬が自分のことを人間だと思い込んでしまう最大の原因は、日々の生活環境にあります。生まれたばかりの子犬の時期から人間の家族だけに囲まれて育ち、他の犬を見る機会がほとんどないと、犬は「自分も目の前にいる人間と同じ生き物だ」と学習してしまいます。

また、飼い主が愛犬をまるで人間の赤ちゃんのように扱い、過保護に育てすぎることも原因のひとつです。犬としての本能を刺激される機会がなく、食事も寝床もすべて人間と完全に同じ目線で共有しているうちに、自分と人間の境界線が分からなくなっていきます。

犬が自分を人間だと思っているときに見せるサイン

ご飯を欲しそうにする犬

他の犬を怖がったり、吠えたりして避ける

自分を人間だと思っている犬は、散歩中やドッグランなどで他の犬に出会ったとき、強い恐怖心や拒絶反応を示すことが多いです。

相手を自分とは違う「未知の怪しい生き物」だと認識してしまうため、怯えて飼い主の後ろに隠れたり、近づけないように激しく吠えたてたりします。犬同士の挨拶であるにおい嗅ぎを嫌がり、人間の輪の中にばかり入ろうとするのも特徴的なサインです。

犬用のドッグフードより、人間の食べ物を強く欲しがる

ドッグフードを食べることを拒否し、人間が食べている食事ばかりを執拗に欲しがることがあります。これは単に美味しいものを食べたいという欲求だけでなく、「自分も家族(人間)と同じものを食べる権利がある」と信じ込んでいるために起こる行動です。

人間が食事をしているテーブルに足をかけたり、食べさせろと言わんばかりに催促の声をあげたりします。

ベッドやソファなど、人間と同じ高い場所を自分の定位置にする

家の中で、飼い主が座るソファや寝室のベッドといった高い場所を好んで自分の定位置にします。犬の社会では、高い場所にいる者ほど優位であるという本能的な意識があります。

人間と同じ、あるいはそれ以上の高さに陣取ることで、自分も人間と同等以上の立場であるとアピールしており、退かそうとすると怒って唸ることもあります。

自分を人間だと思うことで生じるリスクや問題点

イタズラをする犬

愛犬が自分を人間だと勘違いしたまま生活していると、さまざまな問題行動や精神的なリスクが生じます。

最も代表的なのが、飼い主と離れることに強い不安を感じる「分離不安症」です。飼い主が少し留守番をさせただけで、家の中を荒らしたり、何時間も吠え続けたりするようになります。

また、自分を人間と同等かそれ以上の存在だと思い込むため、飼い主の言うことを聞かなくなり、気に入らないことがあると噛みつくといった重大なトラブルに発展する危険性も。他の犬と関われないストレスも、犬の心の負担になります。

愛犬と正しく向き合うための対処法

自分のベッドでくつろぐ犬

犬としての本能や習性を理解する

まずは飼い主が、犬には犬としての本能や習性、必要なルールがあることを正しく理解することが大切です。「かわいそうだから」と何でも人間の基準で判断して甘やかすのではなく、犬にとって何が本当に快適で安心できるのかを考えて行動しましょう。

犬としての尊厳を守り、正しい犬の習性に沿ったお世話を心がけることが、勘違いを解く第一歩になります。

生活にメリハリ(境界線)をつける

愛犬との生活の中で、人間と犬との間に明確な境界線を作るルールを設けましょう。例えば、寝るときは同じベッドではなく犬専用のケージやベッドで寝かせる、食事は必ず人間が済ませた後に犬に与える、といった日常のメリハリが効果的です。

これらを徹底することで、犬は「自分は飼い主に守られているペット(犬)である」という立場を自然と理解します。

他の犬との接点を作る

愛犬に「自分は犬である」という現実を優しく教えてあげるために、他の犬と触れ合う機会を少しずつ作っていきましょう。

いきなり賑やかなドッグランに行くのは刺激が強すぎるため、まずは散歩コースで落ち着いた性格の犬とすれ違うことから始めます。少しずつ犬の社会に慣れさせることで、犬同士のコミュニケーション方法を学び、仲間を怖がらなくなっていきます。

まとめ

友達と散歩する犬

犬が自分を人間だと勘違いするのは、飼い主の愛情や環境が深く関係しています。

家族として愛することは素晴らしいですが、犬としての習性を無視して人間と同じように扱い続けると、問題行動やストレスに繋がってしまいます。

愛犬の幸せのためにも、適切な境界線を引き、犬らしくのびのびと暮らせる環境を整えてあげましょう。

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