犬が『本気で嫌』だと思っているときの反応

その場から逃れようとする
身をよじって離れようとしたり、その場から逃げて行ったりといった行動は「とにかくこの苦痛から逃れたい」という強い衝動から起きるものです。
追いかけるとさらに遠くに行く、どこかに隠れて出てこないという場合は不快指数がかなり高い状態と考えられます。
唸り声を出して怒る
飼い主さんの行動が本気で嫌でどうしてもやめてほしいという場合、犬が威嚇してくることがあります。
「ウーッ」と低い唸り声を出して歯を剥いたり、姿勢を低くしてにらんでくるといった行動は犬にとっては「それ以上やったら攻撃するぞ」という最後通牒ともいえるものです。
安易に手を伸ばすと咬傷事故に発展する危険もあることを心得ておきましょう。
ストレスサインを出す
不快な状態が続くことは犬にとってストレスです。犬にはストレスや強い不安・緊張を感じたときにとる『カーミングシグナル』という特有の仕草があります。これは本来、自分や相手を落ち着かせるためにとる行動で、以下が代表的なものとして知られています。
- 前足をしつこく舐める
- 首の辺りを掻く
- あくびをする
- 自分のしっぽを追いかける
- お腹を見せる
パニックを起こす
不快感が極限まで達するとパニックを起こしてしまうこともあります。パニック状態に陥ってしまうと飼い主さんがなだめようとしても難しく、火事場の馬鹿力で脱走してしまったり咬傷事故を起こしてしまったり、大きなトラブルに発展することもあるので危険です。
この状態に至ってしまう前に気づいてあげることが大切と言えるでしょう。
ああ勘違い!良かれと思ったNG行動

犬が嫌だと感じる状況はさまざまありますが、中には飼い主さんの犬に対する行動が不快な状況を招いていることがあるので注意が必要です。
ぎゅっと抱きしめる
愛犬のかわいい仕草を見ていると愛しさが込み上げてきて、ついぎゅっとハグしたくなる気持ちはわかります。ですがハグが愛情表現として認識されるのは人間同士だからこそ。
犬の世界にハグの文化はもちろん存在しないため、飼い主さんが突然力任せにぎゅっと抱きしめると犬は「身体の自由を拘束された」とびっくりしてしまったり、束縛された状態にストレスを覚えることもあります。
どこにでも連れて行く
かわいい愛犬とはできる限り一緒にいたいもの。ですが出かける場所によっては、一緒に連れて行くことが必ずしも愛犬のためにはならない場合があります。
例えば移動距離が長すぎる場所は愛犬にとって交通機関内に閉じ込められて苦痛だったり、観光地などの人混みを歩かせることは接触事故の危険を伴います。また大きなイベント会場ではスピーカーの音や花火の音に驚いてしまう可能性もあるでしょう。
空調からの逃げ場がない
エアコンは愛犬が快適に感じる気温・湿度を維持してくれる大切なアイテムです。ですが犬は案外、エアコンの効いた場所ばかりにいるわけではありません。
寒くなりすぎたり暑くなりすぎたりすると自分で快適な場所を探して移動します。ケージに空調の風が直撃していたり、空調の部屋から出入りができないなど、空調からの逃げ場がないと犬は体調を崩してしまうリスクがあります。
まとめ

不快な状態が続くと犬もストレスが溜まり、場合によっては体調を崩してしまうこともあります。愛犬の『本気で嫌』と感じているときの反応をいち早くキャッチし、ストレスのない生活を送れるように気をつけましょう。



