知っておくべき!愛犬が巻き込まれた悲惨な事故

誤飲事故
最も身近で危険な事故とも言えるのが誤飲・誤食です。食べ物ではないものを誤って飲み込んでしまったり、犬にとって有毒な成分を含むものを食べてしまったりといった誤飲事故は残念ながら後を絶ちません。
ヒヤッとした経験があるという人も少なくないのではないでしょうか。
実際に誤飲による胃捻転や胃拡張、あるいは窒息により愛犬が命を落としてしまったという事例は枚挙にいとまありません。また最近では、特定の場所を散歩して何らかの異物を口にした犬が次々に急性中毒と思われる症状を発症して亡くなるという、悪質なイタズラと思われる事件も話題になりました。いくら注意してもしすぎるということはありません。
咬傷事故
愛犬が他の犬に咬まれる、あるいは他の犬や人を咬んでしまうという咬傷事故も数多く報告されています。放し飼いにされていた犬や脱走した犬が庭先に侵入し、その家の飼い犬を咬み殺してしまうという痛ましい事例もあります。
また一方で愛犬が『加害犬』になってしまった場合も悲惨さは変わりません。かつて大型犬がふとした拍子に人間の赤ちゃんを咬み殺してしまったという事故もありました。本能に逆らえなかっただけであっても他害してしまった場合にはそれまでと同じ生活が送れなくなることもあり、最悪の場合は殺処分という末路を辿ることもゼロではありません。
逸走
お散歩中に首輪をすり抜けたりリードが離れてしまった、あるいは雷や花火の音に驚いて家の柵を飛び越えてしまったなど、何かの拍子に犬が脱走して迷子になってしまう事故も多々あります。
脱走した先で車や電車にひかれてしまったり、上述したような咬傷事故を起こすこともあれば、そのまま行方不明になって帰って来られなくなる『ロスト』の状態になってしまうことも。交通事故や咬傷事故の結果も悲惨なことが多いですが、ロストは考えている以上に飼い主さんの心にも深い傷を残します。
熱中症
近年の猛暑・酷暑により熱中症のリスクも格段に高まっています。ただでさえ犬は夏の暑さへの耐性が低く、犬種やライフステージによってはより一層の注意が必要になる場合もあります。熱中症は重症化すると直接命にも関わるため、とても恐ろしいものです。
朝の情報番組のマスコットキャラクターとして活躍していた犬が、車内放置による熱中症で亡くなるという事故があり、大変な注目を集めました。飼い主はエアコンをつけた状態で車を離れたはずが、1時間以上経って車に戻るとエアコンが停止していたと証言しています。たとえエアコンをかけていたとしても犬だけを車内に取り残すのは大変なリスクがあるのです。
クマによる被害
また昨年から話題になっているのがクマによる飼い犬の被害です。主に外飼いされていた犬がクマに襲われ、無惨な姿で発見されるという事故が度重なって報道されました。鎖に繋がれ逃げたくても逃げられずに命を落としてしまった犬のことを思うと、非常に胸が痛む事故です。
大切な愛犬を事故から守るために

危険な場所には近づけない
誤飲・誤食の防止にはまず環境づくりです。犬が誤飲・誤食すると危険なものは犬の手の届くところに放置しない、危険なものがある場所には柵などを設置して犬を立ち入らせないといった対策を講じましょう。
またお散歩の際には飼い主さんは前方をよく確認し、犬が興味を持ちそうなものが落ちているのを認めた場合には進路を変える、引き返すなどの危険予知を意識的に行うようにするべきです。
柵・ダブルリードで脱走防止
犬の脱走防止にはまず柵を設置することと、柵の高さが適切であるかの確認から始めましょう。普段は乗り越えられない柵も、火事場の馬鹿力で乗り越えてしまうことがあります。念には念を入れて高くしておくに越したことはありません。
またお散歩の際には首輪が緩んでいたりリードが劣化したりしていないかをよくチェックしたうえで、ダブルリードを用いると安心です。誤ってリードを離してしまっても予備のリードを肩や腰に繋いでいることで脱走を防止することができます。
犬だけの車内放置厳禁
愛犬と出かける際、どうしても犬が入れない施設を利用する場合もあるでしょう。そんなときは短時間でも犬だけを車内でお留守番させることは危険です。家族と交代で車に残るなどし、エアコンが切れたり犬の体調が急変したりといった不測の事態に備えましょう。また移動中はこまめに休憩を取り、水分補給を欠かさないことも熱中症予防には肝心です。
できる限り室内飼いする
犬も室内飼いが一般的になったとはいえ、さまざまな理由で外飼いをしているという家庭もあるでしょう。ですが近年の気候変動や動物被害などを鑑みると、やはり室内飼いすることが愛犬を不慮の事故に遭う可能性から遠ざける一番の方法と言わざるをえません。
まとめ

事故で愛犬を突然失うことになった場合、病気や老齢による場合と比べて飼い主さんの後悔や自責の念は強く、ペットロスも重篤になると言われています。
飼い主さんがどんなに注意を払っていたとしても、全ての事故から愛犬を守り抜くことは現実的には難しいでしょう。それでもせめて飼い主さんの注意で防げる事故の芽は取り除き、愛犬と後悔のない穏やかな時間を過ごせるようにしたいものです。



