犬が『トイレ』を我慢しているサインとは?限界まで耐えてしまう理由や対処法まで解説

犬が『トイレ』を我慢しているサインとは?限界まで耐えてしまう理由や対処法まで解説

愛犬がトイレを我慢していませんか?実は、限界まで耐えてしまうのには深い理由があります。本記事では、犬が出す大切なサインや原因、飼い主が今すぐできる優しい対処法をわかりやすくまとめました。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

犬がトイレを我慢しているときに見せるサイン

地面を嗅ぐ犬

部屋の中をそわそわしながら歩き回る

犬が急に目的もなく部屋の中をうろうろし始めたり、落ち着きなく歩き回ったりしているときは、トイレを我慢している可能性が非常に高いです。

人間もトイレに行きたいときはじっとしていられなくなるように、犬も体にむずむずとした違和感や尿意を感じて、そわそわした動きになります。

同じ場所をぐるぐると回り始めたり、急に立ち上がって歩き出したりしたときは、ただ遊んでほしいわけではなく、排泄できる場所を探して焦っている状態かもしれません。

床や壁のニオイをしつこく嗅ぐ

床に鼻を近づけてクンクンとしつこくニオイを嗅ぎ回るのも、犬がトイレの場所を探しているときの典型的な行動です。犬は排泄をする前に、そこが安全な場所かどうか、または以前に自分のニオイをつけた場所かどうかを確認する習性があります。

特に、いつもトイレをしている場所の周辺だけでなく、部屋の隅や家具の隙間などのニオイを熱心に嗅ぎ始めたときは注意が必要です。我慢の限界が近く、どこでもいいから早く用を足したいというサインです。

飼い主の顔をじっと見つめてくる

犬が何かを訴えかけるように、飼い主の目をじっと見つめてくることがあります。これは「トイレに行きたいけれど、どうすればいい?」と飼い主に助けを求めているサインです。

特に、いつもは外でしかトイレをしない犬や、決まった手順でしか排泄をしない犬に多く見られる行動です。

じっと見つめながら、ときどきドアの方を振り返ったり、小さな声で「クンクン」と鳴いたりする場合は、外に出してほしい、あるいはトイレへ案内してほしいという強い意思表示です。

急に動きが止まったり、座り込んだりする

それまで元気に遊んでいたのに、急にピタッと動きを止めて固まったり、その場に不自然に座り込んだりすることがあります。これは、尿意や便意が限界に達してしまい、動くことで漏れそうになるのを必死に耐えている状態です。

お腹に力を入れているため、体全体がこわばっているように見えることもあります。この状態で無理に動かそうとすると、その場で失敗してしまう原因にもなるため、優しく声をかけながら慎重に様子を見てあげる必要があります。

犬が限界までトイレを耐えてしまう理由

粗相する犬

犬がトイレを限界まで我慢してしまう背景には、精神的な不安や過去の経験、環境の問題など、いくつかの明確な理由が存在します。

本来、排泄は自然な生理現象ですが、犬は非常に賢くデリケートな動物であるため、何らかの理由で「ここでは排泄をしてはいけない」「今はできない」と思い込んでしまうことがあるのです。

我慢を続けさせると病気の原因にもなるため、なぜ愛犬が耐えてしまうのか、その心理や理由を飼い主が正しく理解してあげることを心がけましょう。

飼い主ができる正しい対処法と対策

トイレシートに座る犬

トイレシートはこまめに替えて、常に清潔にする

犬はとても綺麗好きな動物なので、トイレが汚れていると使うのを嫌がって我慢してしまいます。一度でもおしっこをしたシートにはもう足を踏み入れたくないという犬も多いため、使用済みのトイレシートはできるだけ早く新しいものに交換してあげましょう。

常に清潔な状態を保っておくことで、犬はいつでも気持ちよく排泄ができるようになります。留守番をさせるときは、広めにシートを敷き詰めておくなどの工夫も効果的です。

サインに気づいたら、優しくトイレの場所へ連れて行く

先ほど紹介した「そわそわする」「ニオイを嗅ぐ」といった我慢のサインを見つけたら、タイミングを逃さずに優しく声をかけながらトイレへ誘導してあげましょう。このとき、大声を出したり急に抱き上げたりすると、犬が驚いて尿意が引っ込んでしまうことがあります。

あくまで静かに、落ち着いた態度でトイレの場所まで案内することが大切です。サインに気づいてすぐに連れて行く行動を繰り返すことで、犬も自分の気持ちが伝わったと安心します。

上手にできたら大げさなくらいにしっかり褒める

指定したトイレの場所できちんと排泄ができたときは、終わった直後のお腹が軽くなった瞬間に、大げさなくらい優しい声でたくさん褒めてあげてください。大好きなおやつをひとかけらあげるのも非常に効果的です。

「ここでトイレをすると、飼い主がとても喜んでくれて良いことが起きる」と犬が学習すれば、我慢をせずに進んでトイレを使ってくれるようになります。褒めるタイミングは、排泄が終わってから数秒以内が最も効果的です。

失敗しても絶対に叱らず、静かに片付ける

もしトイレではない場所で失敗してしまっても、絶対に大声で叱ったり叩いたりしてはいけません。

犬は「ここで排泄したから怒られた」ではなく、「排泄すること自体が悪いことだ」と勘違いしてしまい、飼い主に見つからないように限界まで我慢するようになってしまいます。

失敗を見つけても声を上げず、犬を別の部屋に移動させるなどして、無言で静かに片付けましょう。ニオイが残らないようにしっかり消臭することも大切です。

まとめ

トイレ中のトイプードル

犬がトイレを我慢しているときは、行動に必ずサインが現れます。限界まで耐えてしまう理由を理解し、飼い主が常に清潔な環境を作って優しく見守ることが大切です。

上手にできたらしっかり褒め、失敗しても決して叱らないことで、犬は安心してトイレができるようになります。愛犬との信頼関係を築きながら、あたたかくサポートしていきましょうね。

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