犬に水を与えるときの注意点5選 体調不良を引き起こす危険な水とは?

犬に水を与えるときの注意点5選 体調不良を引き起こす危険な水とは?

人間と同じように犬も水がなければ生きていけません。生命維持のために不可欠な『水』を愛犬にどのように与えていますか?この記事では、犬に水を与えるときの注意点や犬にとって危険な水について解説します。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

犬に水を与えるときの注意点5選

水を飲むダルメシアン

犬の体は、その60〜70%が水分からできています。生命を維持し健康な体を保つために重要な要素である『水』ですが、誤った与え方をしてしまうと犬の健康に害を及ぼす可能性も。犬に水を与えるときはどのようなことに気を付ければ良いのでしょうか。

1.いつでも新鮮な水を飲めるようにしておく

犬の水分補給でなにより大切なことは、いつでも新鮮な水が飲める環境を整えておくことです。暑くなるこれからの時期は、飲みたいときにすぐ水が飲めるように、今の水飲み場に1、2箇所プラスしてあげると良いですね。水の減り具合も常にチェックしましょう。

特に飼い主さんが家を空けるときは注意が必要です。長時間の留守番の際は、水が減ったときに自動で注いでくれる自動給水器を取り入れると犬も安心です。

2.直射日光の当たる場所に長時間放置しない

気温や湿度がグンと高くなるこれからの時期は、水も傷みやすくなります。特に直射日光の当たる場所に長時間放置すると、細菌が繁殖しやすくなり非常に危険です。日当たりがいいところに…と思いがちですが実はNGなのです。

傷んでしまった水を飲むと下痢や嘔吐を引き起こす場合があります。水やフードは直射日光の当たる場所には置かないよう徹底しましょう。

3.常温で与える

犬に与える水は、基本的には15〜25℃程度の水道水がベストです。内臓に負担をかけず、消化能力を低下させるのを防ぐことができるからです。とはいえ「冷水は絶対ダメ!」「温めたお湯はNG!」と厳密に決められるものでもありません。

特にこれからの夏場は、やや冷たい水を少量飲ませて、体を冷やしてあげることもひとつの工夫です。氷をなめることが好きなわんこも多いですよね。ただし、子犬やシニア犬、胃腸が弱い犬は、体調トラブルを誘発する可能性もあるため避けた方が良いかもしれません。

4.水飲み容器は毎回洗う

水だから…と容器をそのままに水だけを取り替えていませんか?この行為、実はNGです。空気中の汚れや犬のよだれ、ドライフードの油分が混入した水だけを替えても、容器の汚れは付着したまま。細菌の温床となってしまう恐れがあり非常に不衛生です。

容器は水を取り替えるごとに洗ってあげてください。人間用の中性洗剤では落ちにくい場合も多いため、ペット専用の食器洗剤を使うと衛生面でも安心です。

5.水分摂取量を把握しておく

犬には1日に必要な飲水量の目安が存在します。体重1kgあたり約50〜60mlであり、極端に多すぎたり少なすぎると、その裏に病気が潜んでいる可能性も。ですから、愛犬の飲水量を把握しておくことは非常に大切なのです。

必要な飲水量は食事内容や生活環境によっても変化します。あくまで目安として捉えながらも、日々チェックをする習慣をつけましょう。1日2日では分からなかった変化も、毎日確認していれば違和感に気づくことができるはずです。

犬が体調不良を引き起こす危険な水とは?

水を飲むビーグル

犬には常温の水道水を与えることがベストと前述しましたが、体調不良を引き起こす可能性のあるこれらの水を与えることはNGです。

  • 硬度の高いミネラルウォーター
  • 水たまりの水
  • 川や海の水
  • 賞味期限切れの保存水

これらの水は犬の健康トラブルを引き起こしてしまう危険性があるため与えてはいけません。硬水は尿路結石のリスクを高める可能性がありますし、水たまりや川の水は細菌、ウイルス、寄生虫の卵などが含まれているかもしれません。犬がそれらを摂取すると下痢や嘔吐、深刻な感染症を引き起こすリスクは否定できません。

賞味期限を過ぎた保存水は、品質の劣化やボトル内部での細菌の繁殖が考えられます。こちらも体調不良の原因となってしまうかもしれません。

まとめ

水を与える飼い主とチワワ

生命活動を維持するために重要な要素である水。お伝えした注意点に留意して、いつでもたっぷりの水が飲めるように整えてあげましょう。特にこれからの時期は水分補給が非常に大切です。愛犬の飲水量に気を配りながら暑い夏を乗り切りましょうね。

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