犬が飼い主に『愛情を求めている』サイン5選 どんな行動をみせるの?愛犬に安心感を与えるためにできることまで

犬が飼い主に『愛情を求めている』サイン5選 どんな行動をみせるの?愛犬に安心感を与えるためにできることまで

愛犬と暮らしていると、ふとした行動に隠された心理が気になることはありませんか。犬は愛情を求めているとき、飼い主にある特徴的なサインを見せています。この記事では、犬が飼い主に愛情を求めているときに見せる行動や、その背景に隠された心理、さらに愛犬へ安心感を与えるためにできることを見ていきましょう。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

犬が飼い主に『愛情を求めている』サイン5選

見上げるトイプードル

犬は言葉を話せない代わりに、行動や仕草で気持ちを伝えてきます。まずは、多くの犬が飼い主に愛情を求めているときに見せる代表的なサインを見ていきましょう。

1.飼い主の後をついて回る

飼い主が家の中で歩き回っていると、愛犬がその後ろをついてくる光景は、犬を飼っているご家庭では珍しくありません。

キッチンへ行けば後ろを歩いてついてきたり、トイレへ行けばドアの前で待っていたり……。これは監視ではなく、「一緒にいたい」「かまってほしい」という気持ちの表れの可能性が高いでしょう。

2.前足でチョンチョンと触る

仕事している最中やスマホを見ているとき、愛犬が隣から前足でチョンチョンと触れてきたり、腕や膝に顎や前足を乗せてくることはありませんか。この行動も愛情を求めているときに見せる行動の1つです。

「こっちを見て」「そろそろかまってよ」というアピールであることも多いので、手が空き次第、愛犬との時間を作ってあげましょう。

3.体をくっつけてくる

ソファで隣に座り体を預けてきたり、足元へぴったり寄り添ったりする行動も、飼い主に愛情を求めている犬がよく見せます。

犬にとって体を預ける行為は、信頼と安心の証です。あなたのことを心の底から信頼しているからこそ、体を預けるようにして愛情を求めているのでしょう。

4.おもちゃを持ってくる

お気に入りのおもちゃを咥えて持ってくる行動は、「遊んでほしい」という気持ちの他にも「一緒に時間を過ごしたい」という気持ちが含まれていることも多くあります。

「見て見て!このおもちゃ、楽しそうでしょ?」「一緒に遊ぼうよ」と飼い主を誘う目的で、自分のお気に入りのおもちゃを持ってくる犬は少なくありません。そう考えると、この行動はとても可愛らしいですよね。

5.じっと見つめてくる

愛犬の方を見ると、視線を送るたびに見つめ返してくる犬もいます。犬にとって親しい相手へ視線を送る行為は、親愛の証です。

中には「かまってほしいな」「こっちを見てほしいな」という気持ちを込めてアイコンタクトを取ろうとする犬もいます。視線が合ったとき、嬉しそうな表情や様子を見せる場合は、ぜひスキンシップや遊びなどでコミュニケーションをとってあげてください。

犬はなぜ飼い主に愛情を求めるの?

膝の上で甘える犬

犬が飼い主に愛情を求める理由は、単なる甘えだけではありません。そもそも飼い主に対して絶大な信頼を寄せていることが大前提にあります。

また、「甘えたい」という気持ちだけでなく、不安を感じているために愛情を求めてきたり、甘えてきたりすることもあるので、「甘えてばかりで大丈夫?」「もう少し厳しくしつけたほうがいい?」と考える必要はありません。

そして、犬の中には甘えることが愛情表現のひとつだと考えている犬もいます。もしかすると、あなたの愛犬も甘えることで「飼い主さん大好き」と愛情を伝えてくれているのかもしれませんね。

注意したいサインはある?

クッションを破壊する犬

犬が飼い主に愛情を求める行為は、基本的には微笑ましい行動です。しかし、度が過ぎる場合は少し気をつけるべきかもしれません。

少し離れるだけでパニックになる

飼い主の姿が見えなくなると、

  • 吠え続ける
  • ものを破壊する
  • 落ち着かなくなる
  • トイレ以外の場所で排泄する

などの問題行動が見られる場合は、不安感が強くなりすぎている可能性があります。

分離不安の可能性も疑われるので、日頃、愛犬を優先しすぎた生活を送っていないか、愛犬の要求に応えすぎていないか、適切な距離感を保てているかを見直してみましょう。

常に構ってもらわないと落ち着かない

「かまって」「おやつちょうだい」などの要求が通るまで吠え続けたり、激しくアピールしたりする場合は、愛情不足というよりも依存傾向やわがまま傾向が強く表れている可能性も。

そのまま放置してしまうと、飼い主への依存心から強いストレス症状が現れたり、飼い主がコントロールしきれず、生活に支障が出る恐れもあるので気をつけてください。

急に甘え方が変わった

今まで落ち着いていた犬が急にべったり依存するような行動を見せ始めた場合は、ストレスや体調不良などが関係しているケースもあります。

また、シニア期に入ると、体の衰えから精神的に不安定になりやすい傾向も見られます。それゆえに、不安が増幅し、急に依存傾向が強まる犬も少なくありません。安心して過ごせる環境を整えてあげましょう。

愛犬に安心感を与えるためにできること

犬を撫でる人

愛犬に安心して暮らしてもらうためには、ただ要求に応え続けるだけではいけません。心の安定につながる関わり方や生活環境の見直しを意識することが大切です。

毎日コミュニケーション時間を作る

毎日、安定してコミュニケーションをとる時間を作ることは、愛犬の精神面を安定させるために重要です。

長時間でなくても構いません。15〜30分でも愛犬とだけ向き合う時間を作り、一緒に遊んだり、撫でて甘えさせてあげたり、散歩を一緒に楽しんだりと、愛犬にとって良質な時間を作ってあげましょう。

安心できる生活リズムを整える

犬は規則正しい生活を好みます。食事時間や散歩時間、就寝時間が安定していると、1日の生活リズムを予測しやすいため、安心感につながりやすいのです。

そのため、毎日なるべく規則正しい生活リズムで愛犬と過ごすことを心がけて、愛犬がイレギュラーな状況に不安を抱く頻度を減らしてあげましょう。

落ち着ける居場所を用意する

常に飼い主の近くにいなくても、愛犬にとって「ここなら安心」と思える場所があると精神的に安定しやすくなります。

例えば、自分だけのケージやベッドが用意されていると、そこが自分だけのテリトリーになり、安心できる居場所になります。お気に入りのおもちゃや自分や飼い主の匂いのついた毛布などを用意して、安心してくつろげる環境を準備してあげましょう。

アイコンタクトや声かけを増やす

特別なことをしなくても、日常の中でアイコンタクトをとったり、名前を呼んだり、優しく話しかけるだけでも、愛情を満たしてあげられます。

「飼い主さんは、自分を見てくれている」「存在を忘れられていない」と実感することで、安心感につながるのです。

まとめ

見上げるプードル

犬が飼い主に愛情を求めるときは、後をついて回ったり、体をくっつけたり、じっと見つめてくるなど、さまざまな行動が見られます。その行動には、「甘えたい」「不安」「安心したい」という思いが含まれているので、ぜひその気持ちに寄り添った行動をとってあげてくださいね。

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