犬がおしっこをする回数はどれくらいが正常?

皆さんは愛犬の1日のおしっこ回数を大まかに把握していますか。犬のおしっこの回数には個体差がありますが、一般的に以下の回数が平均です。
- 成犬:1日3〜5回程度
- 子犬:1日5〜10回以上
- シニア犬:成犬よりも回数が増える傾向
また、気温が高い日や運動量が増えた日は、水を飲む量が増えることも影響し、おしっこの回数が多くなることがあります。
大切なのは回数だけでなく、"いつもと比べて変化があるか"という点です。普段の愛犬のおしっこルーティンと比べて、明らかに回数が増えたと感じる場合は、注意して様子を観察してください。
犬が『何度もおしっこをする』理由4選

犬のおしっこ回数が多い理由には、さまざまな原因が考えられます。ここでは、犬が1日に何度もおしっこをする際、考えられる主な理由を見ていきましょう。
1.水分を多めに摂取している
もっともよくある理由として、単純に飲水量が増えたという原因が考えられます。気温が高い季節や運動後、さらに暖房を使う季節は水分の摂取量が増えやすいため、おしっこの回数も自然に増える犬が多いです。
特に、ドライフード中心で食事を摂っている犬や活動量が多い犬は、飲む水の量も増えやすいでしょう。この場合は、おしっこが増えることも珍しくありません。
2.ストレスや興奮
犬は環境の変化による精神的な影響を受けやすい動物です。例えば、来客があったり引っ越しをしたり、新しい家族が増えた、あるいは家を出て行ってしまったなどの環境変化によって、ストレス要因でおしっこの回数が増えることもあります。
もしも「今日だけおしっこの回数が増えた」「環境が変わってからおしっこの回数が増えた」という場合は、安心して過ごせる環境を整えてあげましょう。
3.老化による膀胱機能の低下
年齢を重ねると、膀胱の機能が低下することも珍しくありません。そのため、老犬は少量のおしっこを何度もするケースが見られることも多く、「高齢になってからおしっこの回数が増えたな」と思う飼い主さんも多くいます。
ただし、あまりにもおしっこの回数が増えた場合は、一度、かかりつけの動物病院に相談してみると良いでしょう。
4.疾患による利尿作用
頻尿の原因として注意したいのが病気です。おしっこの回数が増えたときは、以下のような病気が疑われます。
- 膀胱炎
- 尿路結石
- 腎臓病
- 糖尿病
これらの疾患は、症状の1つに「頻尿」が挙げられます。ある時期を境に、他の要因が考えられないのにおしっこ回数が増えた場合は、一度病院を受診し、検査を受けるのがおすすめです。
こんな症状は要注意!病院へ連れて行くべきサイン

おしっこの回数が明らかに増えている(頻尿・多尿)場合、排尿姿勢をとるのに尿が全く出ていないケースを除き、半日~1日程度であれば排尿状態を観察できることもあります。しかし、以下のような症状が一つでも伴う場合は、重大な病気が進行している危険性があるため、至急動物病院を受診してください。
- 一度の排泄でおしっこが少量しか出ない
- 血尿が出ている
- おしっこが無色透明
- 水を異常なほど大量に飲む
- 元気や食欲がない
- 嘔吐症状が見られる
これらの症状は、体の中で異常が生じているがゆえに、おしっこの回数が増えていることが懸念されます。
他にも、おしっこの中にキラキラと光る小さな粒のようなものが混ざっている場合は、尿路結石の疑いが持たれます。こうした小さな異変も見逃さないようにしましょう。
飼い主ができるチェックポイントと対処法

「もしかすると、病気かも…」と不安になり、動物病院へ行くときは、以下の点を確認しておくと診察がスムーズです。
- おしっこの回数(1日何回か)
- いつからおしっこの回数が増えたか
- おしっこの色
- 1日の飲水量
- トイレ時の様子に異変はないか
おしっこの回数や色だけでなく、トイレの時の様子を観察することも重要です。もしも必要以上に力んでいる様子が見られたり、痛がっておしっこが上手く排泄できない様子が見られる場合は、その旨を獣医さんに伝えましょう。
まとめ

犬が何度もおしっこをする理由には、水分摂取量の増加やストレス、老化などが考えられます。
しかし、中には膀胱炎や腎臓病などの病気が隠れているケースもあるので、「おしっこの回数が増えた」「おしっこの状態がおかしい」と感じたら、早めに動物病院に連れていきましょう。



