犬が『おしっこ漏れそう』なときにみせるサイン5選 普段から我慢させないための対処法まで

犬が『おしっこ漏れそう』なときにみせるサイン5選 普段から我慢させないための対処法まで

犬はおしっこを我慢し過ぎると、さまざまなリスクが懸念されます。この記事では、犬がおしっこを漏らしそうなときに見せるサインや、我慢させすぎるリスク、普段から我慢させないための対処法を見ていきましょう。トイレトレーニング中の方も要チェックです。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

犬が『おしっこ漏れそう』なときにみせるサイン5選

溢れた水を見つめる犬

犬は言葉で伝えられない代わりに、行動で「おしっこしたいよ」とサインを出しています。特にトイレトレーニング中の子犬は、わかりやすくサインを出していることが多いです。しっかり観察して察してあげましょう。

1.床のニオイを執拗に嗅ぎ始める

犬がおしっこをする前によく見せる行動のひとつに、部屋の中を歩き回りながら、クンクンと床を嗅ぐ行動があります。

同じ場所を何度も確認したり、円を描くように歩いたりしているときは、おしっこのサインかもしれません。トイレへと誘導してあげましょう。

2.ソワソワ落ち着きがなくなる

普段と違い、立ったり座ったりを繰り返したり、部屋を目的なくウロウロしたりしているときは、膀胱におしっこが溜まり、不快感を覚えているサインです。

「おしっこしたいけれど、どこですればいいんだろう」と迷っている状態なので、名前を呼んだり「おいで」と声をかけて、トイレに誘導してあげてください。

3.飼い主の近くにやってきてじっと見つめる

犬によっては、「トイレに行きたい」という意思表示をするため、飼い主の近くにやってきて見つめることがあります。

特に、お外でトイレする習慣がついている犬は、「おしっこしたいから外に連れて行って」とサインを送るため、アイコンタクトを取ったり、窓に近づいて飼い主を振り返ったりすることが多いでしょう。

4.ドアやトイレ付近へ向かう

トイレの場所を理解している犬の場合、自らトイレシートの近くへ向かったり、部屋の出口へ向かったり、「外に連れて行って」という気持ちからリードのそばへ行くこともあります。

5.しゃがみそうな姿勢になる

犬が突然床にしゃがみ込み始めたら、すでに限界に近い状態です。オスの場合は、後ろ足を広げる状態になり、「もう限界、ここでおしっこしちゃおう」と排泄することもあります。

この状態に入ると、もうおしっこを排泄するのを止めることは難しいので、失敗してしまった場合は黙々と後片付けをするしかありません。

犬はどれくらい『おしっこ』を我慢できる?

トイレシートでおしっこした犬

犬のおしっこの回数や我慢できる時間は、年齢によって大きく変わります。一般的には、生後2〜3ヵ月の子犬は2〜3時間程度、生後4〜6ヵ月になると4〜6時間我慢できるようになり、成犬は6〜10時間程度、我慢することが可能です。

シニア期に入ると犬によって我慢できる時間に大きな差が現れるようになり、中にはトイレに間に合わずにお漏らししてしまう犬も増えます。

ただし、前述した時間はあくまで一般的な目安です。水をたくさん飲む暑い日や運動後などは、水分の補給量が増えることでおしっこの回数が増えることもあります。

「成犬だから長時間我慢できるはず」と決めつけるのは避けて、定期的におしっこしていないかトイレをチェックしましょう。

おしっこを我慢させすぎるとどうなる?

おしっこを失敗した犬

仕事や飼い主の外出などで、犬がおしっこを我慢する時間が長くなってしまうこともあるかもしれません。しかし、慢性的に我慢させると、健康面に悪影響を及ぼす恐れもあるので気をつけましょう。

膀胱炎のリスクが高まる

長時間、おしっこを我慢し続けると、細菌が繁殖しやすくなり、膀胱炎の原因になりやすいので気をつけてください。

膀胱炎になると、以下のような症状が現れます。

  • 頻尿
  • 血尿
  • 排尿時の痛み

もしも上記のような様子が見られたら、膀胱炎になっている可能性が疑われるので、かかりつけの動物病院に相談してください。

尿路結石のリスク

おしっこが長時間、膀胱内に留まることで、結石ができやすくなるケースもあります。特に水分摂取量が少ない犬は、結石のリスクが高まるので注意が必要です。

もしも結石が尿道に詰まり、完全におしっこが出なくなった場合、数日で急性腎障害や尿毒症に発展し、最悪の場合、命を落とす危険もあります。まったくおしっこが出ないなどの異変が生じたら、速やかに動物病院を受診してください。

トイレの失敗が増えることも

おしっこを限界まで我慢すると、「間に合わなかった」という理由でトイレの失敗が起こりやすくなります。また、トイレトレーニング中の犬の場合、成功体験が積みにくくなり、トイレトレーニングが長引く原因になることもあるでしょう。

犬におしっこを我慢させないための対処法

トイレに座る犬

犬がおしっこを我慢しすぎないようにするためには、日頃から愛犬がおしっこを我慢しなくても良い環境づくりが重要です。

  • 愛犬のトイレへ行くタイミングを把握する
  • トイレを常に清潔に保つ
  • 長時間の留守番は、トイレスペースを広くしたり場所を複数設置する
  • 失敗した時に怒らず、成功した時に褒める

犬のトイレタイミングは、1日のうち、リズムが決まっていることが多いです。起床後や食後、水を飲んだ後や遊んだ後、就寝中など、愛犬がどのタイミングでおしっこをしているのか観察してみましょう。

また、トイレが汚れていると、その場所でおしっこができないと我慢してしまう犬が多くいます。トイレは汚れたら毎回シートを替えて、常に清潔な状態を保ちましょう。

最後に、トイレの失敗を怒ってしまうと、おしっこしたことを叱られていると勘違いし、我慢するようになってしまう犬もいます。トイレの失敗は怒らず、きちんとトイレでおしっこできたときにたくさん褒めてあげてくださいね。

まとめ

トイレシートにおしっこした犬

犬がおしっこを漏らしそうな時は、床のニオイを嗅いだりソワソワ落ち着きがなくなったりします。また、おしっこを長時間我慢させると、膀胱炎や尿路結石などの原因になることもあるので注意が必要です。

愛犬の排尿回数や生活リズムを把握し、「トイレかな?」というサインに早めに気づいてあげることで、トイレを我慢させることなく、愛犬に快適な生活を送ってもらえますよ。

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