犬に絶対NGな『待て』の仕方3選 コマンドを教える際の適切なトレーニング方法まで解説

犬に絶対NGな『待て』の仕方3選 コマンドを教える際の適切なトレーニング方法まで解説

犬と暮らすうえで覚えさせたい基本のしつけの1つが『待て』。ですが、あなたのやっている『待て』、実は正しくないかもしれません。正しいトレーニング方法もあわせてご紹介します。

お気に入り登録
SupervisorImage

記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

犬に悪影響を与える『待て』

指示を受けている犬

食べものを前に『待て』をする

『待て』のコマンドを使うタイミングとして多いのが、ごはんやおやつといった食べものをあげるときではないでしょうか。

大好きな食べものを前にして『待て』ができれば完璧!と思っているかもしれませんが、その『待て』は実は純粋な『待て』ではありません。

ごはんを前にする『待て』はいわゆる『オアズケ』です。『オアズケ』は犬にとっては「動いたら食べられないから待つ」という学習にしかならず、本当に必要なときに『待て』ができるようになることには繋がりません。

不必要に長い『待て』

SNSやテレビで、おやつを前によだれを垂らしながらも飼い主さんの指示に従って『待て』をしている犬の動画を見かけることがあります。上記の『オアズケ』状態の『待て』でさらにやりがちなのが、健気に指示に従って待っている愛犬の姿が可愛くて、ついついイタズラ心が出て待たせすぎてしまうパターンです。

ですが不必要に長い『待て』は犬にとって多大なストレスを与えるだけでなく、愛犬の飼い主さんに対する信頼を失わせるきっかけにもなりかねません。愛情からくるものであったとしても、からかいすぎは禁物です。

動いてしまったときに過度に叱る

『待て』は必須なしつけではあるものの、覚えさせるのは簡単ではありません。そのためトレーニングを初めてすぐの頃はコマンドを与えても動いてしまうことが多いですが、そのときに「ダメ!」「待ってでしょ!」と大声で叱るのはNGです。

『待て』のしつけで教えるべきは「待てたら良い」ことであり、「待てなかったら悪い」ことではありません。指示に従えたら大袈裟なほど誉めるべきですが、できなかったときに過剰に叱るのは愛犬に恐怖を与えるだけです。

正しい『待て』のしつけ方

『待て』に従っている犬

まずは『おすわり』から

『待て』のコマンドを教える目的は犬を落ち着かせること、また、犬の周囲に危険がある状況のときに安全な場所で待機させることにあります。

そのためにも落ち着いた姿勢で始めることが重要であるため、『待て』のコマンドを与えるときには『おすわり』『伏せ』から始めます。『伏せ』はハードルが高いため、まずは『おすわり』をマスターさせることから取り組みましょう。

『おすわり』を継続できたら誉める

『おすわり』の指示に従えたら愛犬を誉めますが、『おすわり』をしたらすぐに誉めるのではなく数秒経過したら誉めるというふうにタイミングを変えていきます。これを繰り返すことで自然と『おすわり』を継続できるようになります。

『待て』と声をかけて時間と距離を伸ばす

その場で少し待てるようになったら、次は時間を伸ばすのではなく、飼い主さんが離れても待てるかという「距離への耐久テスト」を行います。

「待て」をかけたら、まずは後ろに1歩だけ下がってみる

動かずに待てたら、すぐに元の位置に戻って大げさに褒める

成功したら、次は2歩、3歩と「離れる距離」をじわじわ伸ばす

お散歩中、もしも突発的なハプニングでリードを離してしまったとき、はるか遠くからでも声だけで愛犬をその場にストップさせ、車や自転車の危険から命を守るためには、この「離れても動かない練習」が何よりの武器になります。

まとめ

マテをしている2匹の犬

『待て』は基本のしつけですが簡単ではないため、挫折してしまったという人もいるかもしれません。

ですが愛犬を危険から守るためにも大切なコマンドです。成犬へのしつけ直しは一朝一夕にはいきませんが、これを機に再チャレンジしてみませんか?

はてな
LINE
この記事を読んだあなたにおすすめ
合わせて読みたい

あなたが知っている情報をぜひ教えてください!

※他の飼い主さんの参考になるよう、この記事のテーマに沿った書き込みをお願いいたします。

年齢を選択
性別を選択
写真を付ける
書き込みに関する注意点
この書き込み機能は「他の犬の飼い主さんの為にもなる情報や体験談等をみんなで共有し、犬と人の生活をより豊かにしていく」ために作られた機能です。従って、下記の内容にあたる悪質と捉えられる文章を投稿した際は、投稿の削除や該当する箇所の削除、又はブロック処理をさせていただきます。予めご了承の上、節度ある書き込みをお願い致します。

・過度と捉えられる批判的な書き込み
・誹謗中傷にあたる過度な書き込み
・ライター個人を誹謗中傷するような書き込み
・荒らし行為
・宣伝行為
・その他悪質と捉えられる全ての行為

※android版アプリは画像の投稿に対応しておりません。