犬が感じるストレスとは?

ストレスは目に見えないものですから、たとえ飼い主であっても、愛犬がストレスを抱えていることに気づいてあげられないことがあります。
犬は少しのことなら我慢してしまいます。本当は「嫌だ」と言いたいことも、言葉では表現することができません。そのため、ストレスを抱えてしまいやすいものです。
しかし、犬がストレスを感じているとき、仕草や行動、態度や体調の変化として、飼い主に向けてサインを出していることがあります。
毎日を愛犬と過ごしている飼い主であっても、その小さな変化に気づくことは、意外と難しいかもしれません。
「まさかそんなことをストレスに感じていたなんて…」ということもよくあります。
コミュニケーション不足
飼い主のコミュニケーション不足は、愛犬にとって大きなストレスになります。
毎日長時間のお留守番をしている、飼い主と一緒に遊ぶ時間が少ない、お散歩に行けない日が多いなど、ストレスの原因になりやすいです。
毎日の声掛けとスキンシップを大事にすることを意識してみましょう。
環境の変化
犬が最もストレスを感じるのは、環境の変化です。
- 飼い主が結婚したとき
- 赤ちゃんが生まれたとき
- 引っ越しをしたとき
- 新しい犬が家族に加わったとき
- 模様替えによって家具の配置が変わったとき
- 飼い主の生活リズムが乱れているとき
このようなことが犬にとって大きなストレスになりやすいです。犬は安定したルーティンによって、安心感を得られる動物だからです。
犬の性格によっては、急激な環境の変化だけでなく、小さな環境の変化にも敏感になってしまうことがあります。
愛犬に精神的苦痛を与えすぎた場合に起こる悪影響とは

1.飼い主を避けるようになること
精神的苦痛によって、愛犬が飼い主を避けるようになることがあります。苦痛を与える原因が飼い主であるためです。
呼んでもこない、自分から近づこうとしない、コソコソとごはんを食べる、飼い主がいないときにトイレに行くなど、距離を取る行動が増えることがあります。
2.攻撃的な態度を見せるようになること
精神的苦痛は、犬の行動に変化をもたらすことがあります。
飼い主が近づこうとするだけで唸り声を上げたり、触れようとする手に咬みついたり、他人や他犬に対しても攻撃的な一面を見せるようになってしまうことがあります。
精神的に追い込まれてしまった犬の防衛反応です。攻撃的な態度を見せたとき、飼い主から叱られたり怒られたりすると、より強くストレスを感じ、悪化させてしまうことがあります。
3.体調不良が起こるようになること

精神的苦痛によって、体調不良が起こるようになることがあります。
- ごはんを食べ残す
- ごはんもおやつも一切食べない
- 軟便や下痢が続く
- 1日に何度も嘔吐する
- 体をブルブルと震わせる
- 抜け毛が増える(換毛期ではない)
- 脱毛する(一部分の被毛が広い範囲で抜け落ちる)
このような症状が見られることがあります。
また、ストレスによって免疫力が低下したりしたことによって、感染症にかかりやすくなることがあります。
4.無気力になり感情表現がなくなること
精神的苦痛によって、気力を失ってしまうことがあります。
犬は好奇心旺盛で遊び好きな動物ですが、無気力によって、何にも興味を示さなくなってしまうことがあります。
感情表現がなくなり、「嬉しい」「楽しい」だけでなく、「苦痛」さえも表現しなくなってしまうことがあります。
まとめ

愛犬に精神的苦痛を与えすぎた場合に起こる悪影響を4つ解説しました。
- 飼い主を避けるようになること
- 攻撃的な態度を見せるようになること
- 体調不良が起こるようになること
- 無気力になり感情表現がなくなること
犬も日々の暮らしの中で小さなストレスを受けながら生きています。その小さなストレスが積み重なり、大きな精神的苦痛となって、犬の行動や体調に変化をもたらすことがあります。
愛犬の心身の健康を守るために大切なことは、飼い主が「愛犬の小さな変化に気づいてあげられること」です。



