犬が部屋のニオイを嗅ぐ理由

1.部屋の中の状況を把握するため
犬が部屋のニオイを嗅ぐのは、部屋の中の状況を把握するためです。
鋭い嗅覚を持つ犬は、部屋のニオイを嗅ぐことで、周囲の状況を把握しています。床のニオイ、家具のニオイ、空気中のニオイなどを嗅いでいます。
この部屋に誰が来たのか、この部屋で何が行われたのか、環境の変化は起きていないか、安全であるか、危険なことはないかなど、ニオイから判断しています。
犬の優れた嗅覚には、人間の嗅覚では感じ取ることのできない、わずかなニオイの変化も感知することができます。
部屋の中の状況を確認するため、毎日ニオイチェックをする犬もいれば、状況の変化を感じたときのみ、念入りなニオイチェックをする犬もいます。
2.縄張りの安全確認をするため
犬が部屋のニオイを嗅ぐのは、縄張りの安全確認をするためです。
部屋は犬にとって生活をする場所であり、最も安全で快適な場所です。自分の縄張りが安全であるかどうか、ニオイを嗅いで確認をします。
最も安心できるのは自分自身のニオイであり、次に安心できるのは飼い主や家族のニオイです。
安心するための材料として、部屋のあちこちにある自分自身のニオイや飼い主のニオイを嗅ぎまわるのです。
顔や体をスリスリして回ることがあるのですが、気に入らないニオイを発見したとき、自分のニオイを上書きするための行動です。
もしくは、飼い主が外から持ち帰った見知らぬニオイを気に入り、自分の身に付けたくてスリスリすることもあります。
3.退屈やストレスを解消するため

犬が部屋のニオイを嗅ぐのは、退屈やストレスを解消するためです。
長時間のお留守番をする日が続いているとき、運動不足や刺激不足であるとき、部屋のニオイを嗅いで回ることがあります。
ニオイを嗅ぐことで脳に刺激が加わり、退屈やストレスが解消されるのです。ニオイを嗅ぎながら部屋をウロウロと歩き回ることで、軽い運動にもなります。
4.どこからか感じ取れる食べ物のニオイを探すため
犬が部屋のニオイを嗅ぐのは、どこからか感じ取れる食べ物のニオイを探すためです。
食欲旺盛である犬や食べ物に執着心のある犬は、空気中を漂うわずかな食べ物のニオイにも敏感に反応し、探し回ることがあります。
飼い主はしっかり掃除をしているつもりでも、床に落ちた食べ物のニオイを嗅ぎ取り、床を執拗に舐めることがあります。
家具の裏や隙間に入り込んだ食べ物を見つけ、鼻や手を入れて必死に取り出そうとすることもあります。
やめさせなくても大丈夫?

無理にやめさせる必要のある行動ではありませんし、犬の本能による自然な行動であるため、しつけでどうにかなるという問題でもありません。
愛犬の安全面を心配されるのであれば、テーブルや床に物を出しっ放しにしないこと、日頃から床掃除を徹底することなど、愛犬が誤飲誤食してしまわないための対策をしましょう。
まとめ

犬が部屋のニオイを嗅ぐ理由を4つ解説しました。
- 部屋の中の状況を把握するため
- 縄張りの安全確認をするため
- 退屈やストレスを解消するため
- どこからか感じ取れる食べ物のニオイを探すため
部屋のニオイを嗅ぐ愛犬に「どうしたの?」と近づくと、唸ったり吠えたりして飼い主を威嚇したり、手に咬みついたりすることがあります。
過剰に嗅ぎまわったり、怒ったりすることには、体調不良や強いストレスが関係していることがあるため、注意深く愛犬の様子を見守るようにしましょう。
部屋のニオイを嗅ぐ愛犬の様子を異常に感じられる場合には、認知症の症状である可能性も考えることができるため、かかりつけの獣医師に相談してみましょう。



