犬を飼ったばかりの人がぶつかる壁

1.理想と現実とのギャップ
犬を飼ったばかりの人がぶつかる壁には、理想と現実とのギャップがあります。
愛犬と一緒に楽しく穏やかな時間を過ごすことを思い描いていたかもしれません。愛犬に毎日癒されることを望んでいたかもしれません。
しかし、実際に犬との暮らしが始まってみると、理想だけでは語ることのできない現実に直面することがあります。
一晩中夜鳴きが続いたり、部屋のあちこちに排泄をしたり、飼い主の手を噛んだり、想像していた暮らしとの違いに戸惑うことでしょう。
犬との暮らしには、可愛さや癒しだけではなく、責任も伴いますし、根気強さも求められます。理想と現実とのギャップを感じることは、自然な反応であると言えます。
2.しつけやトレーニングの難しさ
犬を飼ったばかりの人がぶつかる壁には、しつけやトレーニングの難しさがあります。
最も難しさを感じるのがトイレトレーニングかもしれません。「覚えてくれた!」「できるようになった!」と喜んでいると、ソファーやベッドでおしっこをしてしまった…ということが起こります。
とくに子犬は体の機能が未熟であるため、排泄のコントロールも未熟なのです。
ここで叱ってしまうと、犬は「排泄したことを叱られた」と間違った学習をしてしまいます。失敗したときは叱らず、成功したときに褒めることが、しつけやトレーニング成功の近道です。
3.無駄吠えの多さ

犬を飼ったばかりの人がぶつかる壁には、無駄吠えの多さがあります。
- インターホンのチャイムの音に吠える
- 窓から外を見て他人や他犬に向かって吠える
- ごはんやおやつがほしくて吠える
- お散歩に行きたくて吠える
- 遊んでほしくて吠える
- お散歩中にすれ違う他人や他犬に向かって吠える
飼い主にとっては無駄吠えかもしれませんが、犬が吠えることには必ず理由があります。「警戒」「不安」「要求」「興奮」「喜び」などです。
「こんなに吠えるとは思わなかった…」「近所迷惑になるかもしれない…」と悩むかもしれませんが、叱ってばかりいると悪化させてしまうことがあります。
なぜ吠えるのかを理解し、犬が吠えずに済むための対策をすることが大事です。たとえば、警戒や不安から吠えることがないよう、安心できる環境づくりをすることです。
4.予想以上の費用がかかること
犬を飼ったばかりの人がぶつかる壁には、予想以上に費用がかかることがあります。
ごはん、トイレ用品、お手入れ用品、ワクチン接種、予防薬、トリミングなどの継続的な費用に加え、思わぬ出費があるものです。
体の機能が未熟である子犬は、怪我や病気をしやすいです。元気に走り回っていても、急に嘔吐や下痢をすることがあります。
ごはんを食べてくれず、様々な種類のドッグフードを用意しなければならないこともあります。
首輪やハーネスやリードなど、買ってみたけど愛犬に合わなかった…と、買い直さなければならないこともよくあります。
初期費用だけでなく、愛犬のお世話にかかる費用には余裕を持っておくと安心でしょう。
愛犬との暮らしを充実させるための心得

愛犬のしつけやお世話をすることを「義務」や「責任」として重く考えてばかりでは体も心も疲れてしまいます。
飼い主として完璧にこなそうとすることも、体と心を疲れさせてしまいます。
毎日のお散歩や遊び、スキンシップやコミュニケーションを通し、犬は少しずつ学んでいます。そして、その毎日の積み重ねが、愛犬と飼い主の信頼関係と絆に直結します。
愛犬のペースや個性を理解し、尊重し、小さな成長に気づいてあげられることが大切です。そして、その小さな成長を一緒に喜びましょう。
まとめ

犬を飼ったばかりの頃は、戸惑いと悩みの連続です。愛犬を幸せにすることができるのか、犬を飼わない方がよかったのではないか、強い不安を抱えるかもしれません。
それでも愛犬と向き合い続けてください。少しずつお互いの理解が深まります。そして、飼ったばかりの頃は大変だったお世話も、いつしか自然とできるようになります。
全ての飼い主が同じように悩み、経験し、乗り越えています。私も同じです。その積み重ねの先に理想の暮らしが待っているのではないでしょうか。



