逆パンダの模様でみんなから人気者になったロウディ君と白斑の少年
皆さんは白斑症の犬「ロウディ君」をご存知でしょうか?
黒い体に目の周りだけが真っ白になってしまった白斑症のロウディ君は、元は真っ黒なラブラドールレトリバーでした。過去に辛い経験をしながらも、その可愛らしい笑顔とポジティブな性格で、周りの人達を元気にしてくれます。皆の人気者のロウディ君のポジティブな姿に感動した少年とロウディ君の感動のエピソードがネット上で話題になっています。
この素敵な笑顔が可愛らしい少年はアメリカ・アーカンソー州在住の「カーター・ブランチャード君」といいます。カーター君は小さい頃から白斑症に悩み、白斑症で顔の皮膚の色がところどころ白くなっている自分の外見が他の人と違うので嫌いになってしまっていました。
「自分の顔が本当に嫌いなんだ!」とかたくなに自分の容姿を嫌うカーター君の姿を見て、カーター君のお母さんのステファニーさんは、奇跡でも起きない限りカーター君が自分の容姿を嫌う気持ちは変わらないと思っていました。
同じ病気を抱えた犬のロウディ君と出会いカーター君の心に変化が!
自分の容姿をかたくなに嫌うカーター君の事が気がかりだったステファニーさん。そんなある日の事、ステファニーさんは体が黒いのに目の周りだけ真っ白な犬を発見しました。その犬の名前はロウディ君、息子と同じ病気のこの犬を見たステファニーさんは、驚いてすぐにカーター君にこの犬の画像を見せました。
すると、カーター君は自分と同じ病気を抱えた犬の姿に大興奮し、お母さんに「ロウディに会いたい。絶対に会いたい。」とお願いしたのです。ロウディ君に一目惚れしてしまったカーター君は、ロウディ君に会いに行きました。
カーター君はロウディ君に出会い、その元気な姿に影響を受けました。そして、カーター君の心の中に大きな変化が表れたのです。ロウディ君と出会えたカーター君は、白斑症により他の人達と違う容姿を受け入れ明るい性格になりました。
ロウディ君の飼い主であるニキさんは、「ロウディは人々が自分たちの多様性を取り入れる気持ちにさせてくれる素晴らしい犬です。私たちは彼が成し遂げるさまざまな事柄に畏敬の念すら抱いているのです」とコメントしています。
白斑症を抱えていても、ロウディ君はこの愛くるしい姿で世界中の人達から注目を浴びています。そして、ロウディ君が世界中の人達に「白斑症という病気を伝えるきっかけ」にもなっています。
こんなにも元気な姿を見せてくれるロウディ君ですが、もう14歳になるおじいちゃん犬です。すでに視力の低下や痴呆も始まってしまっているそう。しかし、おじいちゃんになっても世界中の人達を元気にさせてくれるロウディ君。とても素晴らしいと思います。
ロウディ君も同じ病気で苦しんでいた可愛い男の子のカーター君と大親友になれてうれしそうですね。
まとめ
逆パンダの可愛らしい姿が人気のロウディ君は世界中の人に白斑症を伝え、白斑症で悩む人達に元気を与えてくれました。私が白斑症という病気を知ったきっかけは、このロウディ君の記事を見たのがきっかけでした。14歳とは思えない愛くるしい笑顔を見ると不思議と明るい気持ちになってきます。ロウディ君の今後の活躍も気になりますが、14歳とおじいちゃん犬なので体を大切にして長生きしてほしいです。