犬の病気を『早期発見』するにはどうしたらいいの?日頃からできる対策までご紹介

犬の病気を『早期発見』するにはどうしたらいいの?日頃からできる対策までご紹介

大切な愛犬とは少しでも長く一緒にいたい。そのためにも気になるのが病気です。愛犬が病気にかかっているとしたら一刻も早く発見して治療したい、そう願う飼い主さんのために犬の病気を『早期発見』するための方法をまとめました。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

犬の病気はわかりにくい

獣医師に撫でられている犬

疾患の種類にもよりますが、犬の病気の早期発見は難しく、気づいたときにはすでに手遅れということも残念ながら少なくありません。

犬の病気の早期発見が難しい一番の理由はやはり「犬は言葉で不調を訴えられないから」に尽きますが、実はそれだけではないのです。

犬は本能で不調を隠す

野生で暮らしていた頃の本能の名残りで、犬は体調不良をギリギリまで隠す性質があります。野生界では自分の不調を相手、特に天敵に悟られることは命に関わることだからです。

かつて「犬は死期を悟ると自ら姿を消す」と言われていましたが、これも体調不良を隠して身を守るための行動だという説があります。この本能が働く限り、もし犬が人間の言葉を話せたとしても、ギリギリまで「何でもないから大丈夫」と強がるかもしれません。

動物病院で定期的な健康診断を!

犬の病気の早期発見のために欠かせないのは、やはり定期的な健康診断です。年に一度ないしは二度の健康診断やドッグドックを受けて、外観からはわからない体調不良をチェックしてもらいましょう。

動物病院によってはさまざまなコースが用意されていますので、自分の愛犬のライフステージや健康状態に合わせたコースはどれなのかを獣医師と相談し、愛犬の体の負担的にも飼い主さんの金銭的にも無理しすぎない範囲で適切な診断内容を受けることが大切です。

犬の病気を早期発見するために

マッサージを受けている犬

次の健康診断までの間も、早期発見のために自宅でできることがあります。

スキンシップで異常をチェックする

毎日の何げない撫で撫でやブラッシング、マッサージの際に「いつもと違うところはないかな」と少し意識を持つだけでも、ただのスキンシップが健康チェックの時間に変わります。

できものができていないか、皮膚が炎症を起こしていないか、触るのを嫌がる場所がないかなどを確認しましょう。スキンシップで絆を深めながら体調確認もできれば一石二鳥です。

排泄物の色や量を確認する

うんちやおしっこといった排泄物は犬の健康のバロメーターです。トイレの回数や1回の排泄量が普段と比べて変化していないか、色や形状におかしなところがないか確認するようにしましょう。

おかしいと思ったらすぐに排泄物を採取し、動物病院で検査してもらうことをおすすめします。

複数の目で見てもらう

飼い主さん1人の目ではなく、複数の目で見てもらうことも大切です。自分では気づけなかった異変が他の人の視点でなら気づけることもあるからです。

他の家族はもちろんのこと、トリマーさんや訓練士さんなど、定期的に関わる人が家族以外にもいるとより心強いでしょう。

少しずつ大きくなる腫瘍など毎日関わっていると逆に気づけない異常でも、期間を空けて関わる人にとっては大きな異変と感じて発見できることがあります。

小さな違和感を大切に

いつも愛犬と一緒にいる飼い主さんが「あれ?おかしいな」「何か変だな」と感じたとき、ぜひその違和感を大切にしてください。

「気になるけれど、何でもなかったら恥ずかしい」と動物病院の受診を躊躇し、せっかくの早期発見の機会を逃してしまったら後悔してもしきれません。結果的に何でもなかったとしても、それを責める獣医師はいないはずです。

まとめ

犬のぬいぐるみと注射器

残念なことに、今回ご紹介した全てのことを実践したとしても全ての病気を早期発見できるわけではありません。

「もっと早く気づいてあげられれば」と激しく後悔した末に、最終的にはペットロスが重症化してしまう例も少なくありません。

しかし、大切なのは自分を責めすぎずに目の前の愛犬としっかり向き合うことです。

「自分はこれだけやっていた」と後悔を少しでも減らし、病気と前向きに向き合う気力を残しておくためにも日頃から愛犬の様子をよく観察しておきましょう。

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