犬の散歩で『絶対避けるべきルート』5選 事故やトラブルを招く危険な場所とは?

犬の散歩で『絶対避けるべきルート』5選 事故やトラブルを招く危険な場所とは?

いつもの散歩道、実は愛犬を危険にさらしていませんか?何気ない場所が、思わぬ事故やトラブルの原因になることもあります。愛犬の安全を守るために、飼い主が絶対に避けるべきルートについてまとめました。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

犬の散歩で「絶対避けるべきルート」5選

散歩するプードル

1.ガラス片やゴミが多い「夜の公園や繁華街」

繁華街や夜間の公園は、一見すると明るくて歩きやすそうに見えますが、実は犬にとって非常に危険なものがたくさん落ちています。割れたビンの破片や鋭利なプラスチックのゴミは、犬の柔らかい肉球を簡単に切り裂いてしまいます。

また、タバコの吸い殻や食べ残しの串などは、犬が興味を持って飲み込んでしまう「誤食」の代表例です。特にタバコに含まれるニコチンは、犬にとって猛毒であり、命に関わることもあります。

暗い場所では飼い主の目も届きにくいため、こうした場所を散歩ルートに入れるのは避けましょう。

2.車や自転車がすぐ横を通る「狭い抜け道」

車一台がやっと通れるような狭い裏道や抜け道は、散歩ルートとしては非常に不向きです。歩道が確保されていない場所では、自転車や車がすぐそばを通り抜けるため、接触事故のリスクが常に付きまといます。

犬は動くものに反応しやすいため、急に走り出した自転車に驚いて飛び出してしまうかもしれません。また、エンジン音やブレーキ音にパニックを起こしてしまい、首輪が抜けて逃げ出してしまう二次被害も考えられます。

物理的な距離が保てない道は、愛犬のストレスにもなるため控えましょう。

3.夏場の熱い「アスファルトや人工芝」

夏の散歩で最も注意したいのが、地面の温度です。日中の強い日差しを浴びたアスファルトや人工芝は、驚くほど高温になります。

人間は靴を履いているので気づきにくいですが、素足で歩く犬にとって、それは熱い鉄板の上を歩くようなものです。短時間の散歩でも肉球にひどい火傷を負うことがあります。

さらに、犬は人間よりも地面に近い位置で呼吸をしているため、地面からの熱を直接体に受けてしまい、熱中症を引き起こすスピードも非常に速いです。日が落ちた後でも熱がこもっていることが多いため、必ず手で触って確認しましょう。また、近年普及している人工芝は、アスファルト以上に高温になりやすく熱が逃げにくい性質があるため、見た目の涼しさに惑わされないよう注意が必要です。

4.除草剤がまかれている可能性がある「草むら」

自然豊かな草むらは犬が喜ぶ場所ですが、手入れされている公園や畑の脇には注意が必要です。雑草を枯らすための「除草剤」や、虫を避けるための「殺虫剤」がまかれていることも多いです。

これらの薬品は犬の体に有害で、散歩中に草を直接食べてしまわなくても、足の裏に付着した薬品を帰宅後に舐めてしまうことで、嘔吐や下痢などの中毒症状を引き起こすことがあります。

看板などで告知されていない場合もあるため、管理状況がわからない見知らぬ草むらには立ち入らせないのが賢明です。

5.逃げ場のない「狭すぎる歩道」

左右が壁やフェンスで囲まれた極端に狭い歩道は、トラブルが起きやすい場所です。散歩中、向こうから他の犬や苦手な人がやってきたときに、犬には「逃げ場」がありません。距離をとりたくても避けられない状況は、犬にとって大きな不安や恐怖を感じさせます。

その結果、普段は大人しい犬でも自分を守るために吠えたり、最悪の場合は噛みつこうとしたりするトラブルに発展することも。お互いに十分な距離を保ってすれ違えるだけの幅がある道を、優先的に選ぶようにしましょう。

なぜルート選びが大切なのか

散歩する二匹の犬

散歩は犬にとって最高の運動であり楽しみですが、飼い主がルートを慎重に選ぶことは、愛犬の命を守ることに直結します。犬の視界は地面からわずか数十センチしかなく、私たち人間が見下ろしている景色とは全く違います。

人間にとってはただの綺麗な道でも、犬にとっては尖った石や有害な植物が並ぶ障害物競争のような場所かもしれません。

また、犬は言葉で「熱い」「怖い」と伝えることができません。飼い主が事前にコースの安全性を確認しておくことで、防げる怪我や病気、そして近隣住民とのトラブルは山ほどあります。

トラブルを防ぐための注意点

嬉しそうに歩くパグ

安全な散歩を実現するためには、いくつかの鉄則があります。まず、スマートフォンを見ながら歩く「ながら歩き」は絶対にやめましょう。周囲の状況から目を離すと、落ちているゴミや接近する車両に気づくのが遅れます。

常に犬の数歩先を自分の目で確認し、危険を察知する姿勢が大切です。また、公共の場ではリードを短く持つ習慣をつけましょう。不測の事態が起きてもすぐに制御できるよう、自分と犬の距離を一定に保ちます。

地面の温度確認や、愛犬が歩くペースに異変がないか観察することも、未然にトラブルを防ぐ鍵となります。

まとめ

女性と犬

散歩の目的は、愛犬と一緒に心地よい時間を過ごすことです。今回紹介した危険な場所を避けることは、愛犬を怪我から守るだけでなく、飼い主自身の心の余裕にもつながります。

安心して歩けるお気に入りのマイコースをいくつか見つけておきましょう。安全な道を選び、愛犬との絆をより一層深めていってくださいね。

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