犬を「スマホで撮影」するときのNG行為3選

1.フラッシュの使用
スマホのフラッシュは、人間が思っている以上に犬の目に強い刺激を与えます。犬の網膜には光を増幅させる仕組みがあり、暗い場所でも目が見えるようになっているため、突然の強い光には非常に敏感です。
至近距離でフラッシュを浴びせると、一時的に視界が真っ暗になったり、目に痛みを感じたりすることもあります。これが何度も繰り返されると、カメラを向けられるだけで恐怖を感じるようになってしまうため、基本的にはオフに設定しておくのが安心でしょう。
2.無理なポーズの強要
SNS映えを意識して、犬を無理に二本足で立たせたり、不自然な格好で固定したりするのは禁物です。特にトイプードルやダックスフンドなどは、関節や腰を痛めやすく、一度の無理な姿勢が一生残るケガにつながる恐れもあります。
犬が自発的に行わない動きを無理やりさせることは、体に負担をかけるだけでなく、飼い主に対する不信感にもつながります。可愛い写真を撮ることよりも、愛犬がリラックスして、自然な状態でいられることを最優先に考えてあげましょう。
3.長時間の拘束
「ベストショットを撮りたい」という気持ちから、何分も同じ場所に座らせたままカメラを構え続けるのは、犬にとって大きなストレスです。犬は本来、じっとしているよりも動いていたい生き物であり、レンズを見つめ続ける行為は緊張を強いることになります。
撮影が長引くと、犬は「いつ終わるんだろう」と不安になり、カメラを見るだけで逃げ出すようになってしまうこともあります。撮影は数分以内でパッと切り上げ、犬の集中力が切れる前に終わらせるのが優しさです。
犬が「撮られたくない」時に出すサイン

言葉を話せない犬は、体や仕草で「もうやめて!」というサインを出しています。カメラを向けた時に、プイッと目をそらしたり、何度もあくびをしたり、自分の鼻をペロペロと舐めたりしていたら、それは嫌がっている証拠なので見逃さないようにしましょう。
これらは「カーミングシグナル」と呼ばれ、自分と相手を落ち着かせようとする行動です。このサインを無視して撮影を続けると、犬は「飼い主は自分の気持ちを分かってくれない」と感じてしまいます。サインに気づいたら、すぐにスマホを置く余裕を持ちましょう。
愛犬に負担をかけない撮影のコツ

愛犬の健康を守りながら素敵な写真を撮るには、工夫が必要です。まず、フラッシュの代わりに太陽の光を利用しましょう。日中の窓際なら、明るく柔らかな雰囲気の写真が撮れます。
また、おやつやおもちゃを使って「カメラの後は楽しいことがある」と学習させるのも効果的です。さらに、スマホの連写機能を活用すれば、一瞬の可愛い表情を逃さずに済み、撮影時間をぐっと短縮できます。
無理に視線を合わせようとせず、愛犬が何かに夢中になっている横顔を狙うのも、負担が少なくておすすめです。
まとめ

写真は愛犬との思い出を残すためのものですが、そのために愛犬が怖い思いをしたり、体を壊しては本末転倒です。
一番大切なのは、写真の出来栄えよりも、撮影している時間が愛犬にとって楽しいひとときであることです。
飼い主が正しい知識を持ち、愛犬の気持ちに寄り添いながら、心温まる一枚を残していきましょうね。



