飼い主が犬より先に亡くなった場合に起こること3つ

1.犬の面倒を見る人がいなくなる
飼い主さんが犬よりも先に亡くなったとき、大きな問題になるのが「誰が犬を引き取るか」ということだと思います。
特に一人暮らしで犬を飼っている人が亡くなった場合や、事故などで夫婦や家族が同時に亡くなってしまった場合にこのような問題が発生します。
犬を飼うことは簡単なことではなく、毎日の散歩や食事、健康管理などの世話が必要で、長時間ひとりで家に置いておくこともむずかしい場合もあります。
そのため、簡単には引き取り手が見つからず扱いに困ってしまうことも少なくありません。
2.犬が強いストレスと不安を感じる
大好きで信頼できる飼い主さんを失った犬は、さみしさや不安、ストレスを感じることがあります。
中には飼い主さんを失ったあと、食欲が低下してやせ細ってしまったり脱毛や体毛の変化が見られたりといった犬もいます。
さみしさや不安を感じることは避けようのないことですが、少しでもケアできるように愛犬の預け先を事前に見つけておいてあげることが大切です。
信頼できる相手に預け、犬の生活を安定させることでストレスを少しでも緩和できるかもしれません。
3.犬が飢えてしまう
飼い主さんが自宅で突然死したり、出先で事故にあったりした場合、家にいる犬の存在になかなか気がついてもらえないことがあります。
そのような場合、犬の世話をする人がいない状態が続くことで、犬が食事をできず飢えてしまうことも考えられます。
こうした状況になることを避けるために、家族や友人などに犬を飼っていることを広く知らせたり、身分証とあわせて犬が自宅にいることを知らせるものを所持しておいたりするといいでしょう。
愛犬を不幸にさせないためにすべきこと

飼い主さんが犬よりも先に亡くなってしまうということは、少なからず起こりうることです。
ひとり暮らしで犬を飼っている人もいますし、高齢者が犬を飼っているということもめずらしいことではありません。
そのため、愛犬よりも先に亡くなるという事態に備えて、いくつか考えておくべきことがあります。
まずはじめに決めることが「預け先」です。最も多いケースが親族ですが、信頼できる友人に託すことを考える人もいます。
そのほかにも、保護施設や老犬ホームなどと契約を交わして、万が一の場合に備えることもできます。
それとあわせて「犬の世話にかかる費用」と「犬の詳しいプロフィール」を用意しておくことも大切です。
愛犬が安心して生きていくため、そして預け先に迷惑をかけないために、それらをきちんと準備しておくことは飼い主さんの役目だと思います。
そしてそれらのことをまとめた書類や遺言書などを作成して、書類の場所を信頼できる相手に伝えておきましょう。
最近では「ペット信託」という仕組みを利用する人も増えてきています。
ペット信託では、自分の死後「愛犬を養育するための費用を誰に預けるか」ということを弁護士や司法書士などに相談して書類を作成してもらいます。
手間や費用はかかりますが、口約束や簡易的な遺言書とは異なり正式な契約書類となるため法的拘束力を持つとされています。そのため、愛犬の生活を確実に守ることができるでしょう。
まとめ

愛犬の死を想像してさみしい気持ちになる飼い主さんは少なくないと思います。一方、その逆を想像して具体的な準備をしている人はそれほど多くないでしょう。
しかし、犬が飼い主さんを失うとさみしさを感じさせるだけではなく、生活が大きく崩れて安全が危ぶまれてしまうことすらあります。
万が一の事態に、愛犬をしっかりと守れるようにできることから準備を始めてみてください。



