犬の『ケージ』絶対NGな置き場所4選 ストレスや体調不良の原因となる位置とは?

犬の『ケージ』絶対NGな置き場所4選 ストレスや体調不良の原因となる位置とは?

現代では犬も室内飼いが一般的になり、ケージを利用しているという家庭も増えました。もしケージの中では犬が落ち着かない、ケージに入りたがらないといった場合、ケージの置き場所に問題があるのかもしれません。

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記事の監修

2009年麻布大学獣医学部獣医学科を卒業。
2015年から横浜市内で妻と動物病院を営み、犬、猫、エキゾチックアニマルの診療を行なっています。
2024年現在、犬10頭、猫3頭、多数の爬虫類と暮らしています。
愛犬家、愛猫家として飼い主様に寄り添った診療を心がけています。
内科(循環器、内分泌など)、歯科、産科に力を入れています。

犬の『ケージ』のNG置き場所

犬のケージ

ケージの中というのは、基本的に犬が「リラックスしてゆっくり過ごせる場所」であることが絶対条件です。そのためにも以下のような置き場所は避けましょう。

外の景色が見える場所

「ケージの中にいても外の景色が見えれば退屈しないで過ごせるのでは?」とあえて外の景色が見える窓際などにケージを置いている人がいますが、それは実は大きな間違いです。

確かに外の景色が見えると犬はずっと景色を眺めていますが、それは暇つぶしではなく「なわばりを守るための警戒」という仕事中なのです。

特にもともと警戒心の強い子の場合、外の景色が見える場所にケージを置いてしまうと通りすがる車や人などに過敏に反応してしまい、常に意識を張り詰めた状態でリラックスからはほど遠い状態となってしまいます。

直射日光や隙間風が当たる場所

窓際がケージ置き場に適さない理由のもう1つが直射日光や隙間風の問題です。直射日光は気候によってはちょうど良い日向ぼっこになりますが暑い日には逆効果です。

また窓際は隙間風が入るのはもちろんのこと、窓を通してヒンヤリとした冷気が伝わってしまい、冬には体を冷やして体調を崩す原因になりかねません。

空調が直撃する場所

特に外気が安定しない真夏や真冬は、愛犬のためにエアコンをつけっぱなしにしているという家庭も少なくないでしょう。

エアコンなどの空調機器を上手に利用することはもちろん大切ですが、愛犬のことを思うあまり、ケージに空調の風を直撃させるのはむしろNGです。

空調の風がケージに直撃してしまうと、暑くなりすぎたり寒くなりすぎたりと極端になってしまう可能性があるうえ、犬が「暑いな」「寒いな」と思ったときに逃げ場がなくなってしまいます。

家族の動線上

犬は家族が大好きですが、家族の出入りが激しい玄関や部屋のドアの近く、家族が忙しく行き交うような動線上にケージを設置するのはやめましょう。

くつろいで寝ていても、家族が近くを通るたびに「もしかしてかまってくれる?」と期待して起き上がってしまったり、「みんなどこに行くのかな?」と家族の動向が気になってしまって落ち着くことができません。

犬がケージ内でリラックスして過ごすために

ケージの中で眠っている犬

犬がどんな場所ならリラックスして過ごせるのかを考えるためには、犬の習性を理解することが大切です。犬はもともと、自然の洞窟の中で群れの仲間と一緒に暮らしていました。

その環境を再現とまでは言いませんが、、似せることがリラックスしてもらえるポイントです。

物理的にある程度隠された場所

犬は外敵からの襲撃を防ぐため、ある程度隠された場所や覆われた場所などにいると落ち着きます。そのためできれば部屋の隅などの二方が壁に囲まれている場所だったり、屋根付きのケージなど少し暗くなっている場所にいるとリラックスできると考えられます。

家族の気配が感じられる場所

家族が激しく行き来する動線上は良くありませんが、それでも家族から全く隔離した室内にひとりきりというのは犬にとってリラックスできる環境とは言えません。

家族がくつろいでいる様子が見えたり、会話する声が聞こえたり、家族の気配や一体感を感じることができるリビングなどが適しています。

温度や湿度が適切な場所

温度や湿度管理は犬の体調管理の面でもとても重要です。ケージは空調がしっかり整備されており、外気温の影響をなるべく受けないような安定した場所に置くようにしましょう。

まとめ

ケージに顔を引っ掛けている犬

お留守番中や来客中だけケージで過ごしているという子もいれば、基本的に1日のほとんどをケージの中で過ごすという子もいるでしょう。

いずれにしてもケージを利用する場合には、ケージ周りの環境を整えることは大切です。

家の構造やレイアウトによってはなかなか良い場所を見つけるのが難しいこともありますが、ケージフリーにしているとき、犬がどんなところでくつろいでいるかを観察しながら、その子に合った環境を作ってあげましょう。

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