犬が『臆病になってしまう』タブー行為5つ ビビりな性格に育つ要因とは?

犬が『臆病になってしまう』タブー行為5つ ビビりな性格に育つ要因とは?

犬の性格は、本来持っている気質と育ち方によって決まると言われています。この記事では、犬が臆病になってしまいがちな接し方や要因を紹介します。

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記事の監修

2009年麻布大学獣医学部獣医学科を卒業。
2015年から横浜市内で妻と動物病院を営み、犬、猫、エキゾチックアニマルの診療を行なっています。
2024年現在、犬10頭、猫3頭、多数の爬虫類と暮らしています。
愛犬家、愛猫家として飼い主様に寄り添った診療を心がけています。
内科(循環器、内分泌など)、歯科、産科に力を入れています。

1.社会化トレーニングをしない

椅子の下に隠れるMダックス

犬が臆病になるのは、何か行動をするときに自信を持てないことや不安を感じてしまうことが原因です。

そのため、犬を育てるときには様々な経験をさせて自信をつけるための「社会化トレーニング」をおこなうことが大切だとされています。

社会化トレーニングというと、生後3~14週齢の「社会化期」におこなうものと考えられがちですが、何歳になっても社会化をすることは大切です。

家の中で掃除機やドライヤーの音を聞かせたり、散歩で色々な場所に行って人や犬に会わせたりと様々な経験をさせることで社会性が身につきます。

犬は知らないものが苦手なので、経験を積み重ねさせてどこに行っても誰と会っても落ち着いていられるように育てていきましょう。

2.犬が苦手なことを避ける

歯ブラシを嫌がるノーフォークテリア

愛犬が苦手なものや嫌いなものがあるとき、かわいそうだからとそれらを徹底して避けようとするのは飼い主さんの親心だと思います。

しかし、苦手だからといってそれを避けてばかりいるとますます苦手意識が強くなっていってしまいます。

また、そうした対応をくり返して克服しないままでいると苦手なものが増えていき、犬が社会で生きづらくなってしまうでしょう。

さらに、愛犬が怖がったり不安そうにしたりしているときに、過度に心配したり守りすぎるのもNGです。

ほかの人や犬を怖がっているときにすぐ抱っこをしたり逃げたりして過保護にしすぎると、犬は経験を重ねて自信をつける機会を失ってしまいます。

愛犬を守ることは飼い主さんの大切な役目ですが、過剰に守りすぎず、成長を促すためのサポートに回ることも必要だと思います。

3.怖がっているときに共感しすぎる

人の手を怖がる犬

知らないものや慣れていないものに不安を感じる犬は少なくありません。

しかし、犬が怖がっているときに一緒になって怖がったり騒いだりしすぎると、犬は余計に不安になってしまうため注意してください。

愛犬が不安そうにしているとき、飼い主さんはできるだけ冷静に落ち着いた態度でいつも通りの接し方をしましょう。

そばにいる飼い主さんが落ち着いていることで犬も安心できます。

4.叱るばかりであまりほめない

伏せているパグ

犬が自信を持って行動できるようになるためには、社会化トレーニングとあわせてしつけトレーニングもしていくことが大切です。

その際、犬が間違えたり失敗したりしたときに厳しく叱ってばかりいると、犬は自信を失って臆病になってしまいます。

しつけトレーニングや普段の関わりのなかで叱ることはあると思いますが、それだけで終わりにせず、正しい行動を教えて成功したらほめてあげるようにしてください。

叱られっぱなしで終わると、どうすればよかったのかがわからず、自発的に行動したり判断したりできなくなります。

正しい行動に導いて実行できたらほめる、ということをくり返して、自信を持って行動できるようにしてあげましょう。

5.飼い主さんと離れて過ごす時間を作らない

女性と茶色い大型犬

大好きで信頼できる飼い主さんと一緒にいることは、犬にとってとてもうれしく安心できることだと思います。

しかし、愛犬をほとんど留守番させることなくどこにでも連れて行ったり、家にいる間ずっとくっついたりすると、犬は飼い主さんに依存して離れられなくなってしまうことがあります。

ひとりでいること、飼い主さんがいないことに強い不安を感じてしまい、落ち着いて過ごせなくなってしまうのです。

ただ不安を感じるだけでなく、それがストレスとなりいたずらをくり返したり、自傷行為や破壊行動をするようになったりする「分離不安症」を発症してしまうことも考えられます。

ひとりでいる時間は、リラックスして過ごすためだけでなく、判断力や自信を養うためにも必要です。

まとめ

背もたれに隠れるトイプー

この記事では、犬を臆病にしてしまう関わり方を紹介してきましたが、臆病であることが悪いというわけではありません。

臆病であるということは、周囲をよく観察する力があり、繊細さを持ち合わせているということで、それはほかの犬や人への優しさにつながることもあります。

ただし、あまりにも不安を感じやすいと犬自身がストレスにさらされやすく、精神的に疲れてしまったり生活に制限ができてしまったりします。

愛犬が必要以上に臆病になりすぎないように、性格をしっかりと見極めながら上手に寄り添ってサポートしていってあげてください。

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