甘く見ないで!犬の遊び不足のリスク

遊びはただの『遊び』じゃない
衣食住は生きていくのに必須だけれど、遊びはあくまで『遊び』なのだから必ずしも生活に必要なものではない。毎日ごはんをあげて散歩に連れて行って、ちゃんとした寝床も準備していれば、犬のお世話は完璧だ。
そのように考えていませんか?もしそんな考えで犬との遊びをないがしろにしているのであれば、それは大きな間違いです。
私たち人間だって、遊ぶ時間が全くなかったらどうでしょう。お腹が満たされていて生活に困ってはいなくても、思いっきり遊んで楽しむことができなかったら心は病んでいってしまうのではないでしょうか。犬だってそれは同じです。
犬がストレスを抱えているときのサイン
そして実は犬にとって遊びとは、人間にとってよりも大きな意味を持っています。犬には犬種やライフステージに応じた必要運動量があります。
遊びは運動の一環であり、遊びが不足して運動不足に陥ってしまうと、大きなストレスを抱えてしまうことになるのです。愛犬に以下のような様子が見られる場合には、ストレスを抱えているサインかもしれません。
- 無駄吠えや破壊行動などの問題行動が増える
- 嘔吐・下痢を繰り返す
- 首の辺りをしつこく掻く
- ずっと前足を舐めている
- あくびの回数が多い
- 自分のしっぽを追いかける
遊び不足が信頼関係を崩すことも
上述の通り、遊びは体を動かす運動の意味を大きく持っていますが、飼い主さんとの関係構築の場でもあります。犬と飼い主さんが一緒に遊んで、楽しさや喜びを共有することで深まる絆があるのです。
逆に犬からの遊びの誘いをいつも断っていたり、スマホやテレビを見ながら片手間に遊んでいたりすると、犬は「この人は自分を大切にしてくれない」と思って気持ちが離れていってしまいます。せっかく築き上げた信頼関係にヒビが入りかねません。
これで解決!愛犬との遊び方

引っ張りっこで体力消耗
遊びの大きな目的の1つが運動量を確保することです。そのため、どうせ選ぶのであれば愛犬の体力を消耗する遊びを選びたいものです。
そんなときに最適なのは「引っ張りっこ」遊びです。おもちゃやタオルを引っ張りっこして遊ぶのは、狩猟本能を刺激するので犬も大好きな遊びの1つ。そして引っ張るには全身の力を使うのでとても体力を使います。
広い場所も必要としないので、とても効率の良い遊び方です。
遊ぶときは全力で!
仕事や勉強、家事など、飼い主さんが忙しいのはわかります。ですが犬と一緒に暮らすと決めた以上、1日のうちに10分でもいいので、愛犬と正面から向き合う時間を設けましょう。
そして愛犬と遊ぶときには全力で夢中になってください。愛犬との『遊び』の時間は、飼い主さんにとってもかけがえのない『遊び』の時間であるはずです。
まとめ

犬はオオカミが幼形進化した動物と考えられています。幼形進化とは、動物が性的に成熟しても子どもの頃の特徴を残していることを言います。
そして、犬が残している子どもの頃の特徴こそ『遊び』を好むことなのです。いつまでも子犬の頃のように無邪気に遊ぶ愛犬の姿はとても尊いものですよね。それを改めて噛み締め、愛犬と一緒にたくさん遊んでください。



