犬の『目ヤニ』絶対NGなお手入れ3選 悪化してしまう原因や適切なケア方法まで

犬の『目ヤニ』絶対NGなお手入れ3選 悪化してしまう原因や適切なケア方法まで

愛犬の目元をきれいに保ちたいけれど、やり方を間違えると逆効果になることを知っていますか?良かれと思ってやったことが、実は傷や炎症の原因になるかもしれません。本記事では、やってはいけないNGケアや、目ヤニが出る理由、初心者でも安心な正しい拭き方を紹介します。

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記事の監修

めのうアニマルクリニック院長。猫が大好きなあまり、犬と猫を分けた動物病院を開院。「犬にも猫にも優しい動物病院」をコンセプトにしています。腫瘍学を得意分野としていますが、しつけに対しても力を入れており、パピークラスを開校して子犬のトレーニングを行っています。

犬の「目ヤニ」絶対NGなお手入れ3選

目を拭かれる犬

1.乾いたティッシュで無理やり取る

目ヤニを見つけると、つい身近にあるティッシュでサッと拭き取ってあげたくなりますが、実はこれが一番やってはいけない行為です。乾いたティッシュの繊維は意外と硬く、デリケートな犬のまぶたや目の表面を傷つけてしまう恐れがあります。

また、乾いた状態でこすると、固まった目ヤニと一緒に周囲の毛まで引き抜いてしまい、犬に痛みを与えてしまいます。「目を触られるのは痛いことだ」と学習してしまうと、その後のお手入れを嫌がるようになるため、必ず湿らせたものを使うようにしましょう。

2.人間の目薬を勝手に使う

自分の目が充血したときに使う目薬が余っているからといって、それを犬に使うのは非常に危険です。人間用の目薬には、犬にとって刺激が強すぎる成分や、血管を無理やり収縮させる成分が含まれていることがあります。

良かれと思って使った結果、かえって炎症が悪化したり、最悪の場合は角膜に深刻なダメージを与えたりすることもあります。

犬の目の構造や病気の種類は人間とは異なります。自己判断で市販薬や置き薬を使わず、必ず獣医師に処方された犬専用の点眼薬を使用するように徹底してください。

3.指の爪でひっかいて取る

こびりついた目ヤニを、自分の爪でカリカリと引っ掛けて取ろうとするのも厳禁です。人間の爪の間には目に見えない細菌がたくさん潜んでおり、目元の小さな傷から菌が入り込んで炎症を引き起こす原因になります。

また、犬が急に動いたときに爪が直接目の中に刺さってしまうリスクもあり、非常に危険な行為です。一度傷がつくと、そこからさらに目ヤニが増えるという悪循環に陥ります。

素手で直接触るのではなく、清潔なケア用品を使って、衛生的に取り除いてあげるのが飼い主の責任です。

目ヤニが悪化する主な原因とは

花と犬

目ヤニが出る理由は一つではありません。まずは、散歩中の砂埃や自分の毛が目に入るといった「物理的な刺激」が挙げられます。これらは生理的な反応で出るものですが、放置すると細菌が繁殖します。

次に、最近増えているのが花粉やハウスダスト、食べ物による「アレルギー」です。この場合、目ヤニだけでなく目の周りが赤くなることが多くあります。

そして最も注意したいのが「病気」です。結膜炎や角膜炎、あるいは涙の通り道が詰まる病気などが原因で、異常な量の目ヤニが出ることがあるため、原因の見極めが重要です。

初心者でも簡単な正しい目ヤニのケア方法

目ヤニケアをする女性

正しいケアの基本は、とにかく「優しく、ふやかして取る」ことです。準備するのは、ぬるま湯と清潔なガーゼやコットンだけで構いません。

まずはぬるま湯をたっぷり含ませたガーゼを、目ヤニの上に数秒間そっと当ててあげましょう。水分で目ヤニが柔らかくなったら、力を入れずにゆっくりと拭い取ります。一度で取れない場合は、何度か繰り返してふやかしてください。

犬が動いてしまうときは、無理に追いかけず、おやつを使いながら「目を触らせてくれたら良いことがある」と教えて、少しずつ慣らしていくのがコツです。

こんな時は病院へ

目薬を差される犬

普段と違う目ヤニが出たときは、早めに動物病院を受診しましょう。チェックすべきポイントは「色」と「状態」です。

透明や白、茶色っぽい目ヤニが少量であれば大きな心配はいりませんが、粘り気のある「黄色や緑色」の目ヤニが出ているときは、細菌感染の疑いがあります。

また、犬が前足でしきりに目を気にしていたり、目をショボショボさせて開けにくそうにしていたりする場合も、痛みや強い違和感を感じているサインです。目が充血している、左右で目の大きさが違うといった異変を感じたら、すぐにプロに診てもらってください。

まとめ

シャンプー後の犬

犬の目ヤニは、体からの小さなサインです。無理に爪で取ったり人間用の薬を使ったりせず、ぬるま湯でふやかして優しく拭き取ることを習慣にしましょう。

日頃から清潔な状態を保ち、色や量の変化にいち早く気づいてあげることが、大切な愛犬の瞳を守ることに繋がります。困ったときは、迷わず獣医師に相談してくださいね。

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