犬が耳を動かす理由

1.音や声を聞き分けるため
犬が耳を動かすのは、音や声を聞き分けるためです。
優れた聴覚を持っている犬は、わずかな音や声も感知することができ、その正体を正確に把握するために耳を動かします。
- どこから聞こえてきているのか
- その音や声との距離はどれくらいあるのか
- 安全なのか危険なのか
このような情報を耳を動かしながら得ています。周囲の情報を把握するために耳を動かして音や声を聞き分けようとするのは、犬の本能的な行動であると言えます。
2.関心や好意を表現するため
犬が耳を動かすのは、関心や好意を表現するためです。
お散歩中、他人や他犬とすれ違うとき、関心や好意から耳を動かすことがあります。犬同士であれば、「こんにちは」「仲良くしましょう」「一緒に遊びましょう」などの気持ちが伝わっているでしょう。
耳の動きから犬の気持ちを読み取ることができる他人であれば、「好意を示してくれているから少し近づいてみようかな」といった判断材料になるでしょう。
3.不安や緊張や警戒心を表現するため

犬が耳を動かすのは、不安や緊張や警戒心を表現するためです。
初めて訪れる場所では、犬が耳をしきりに動かすことがあります。不安や緊張や警戒心から周囲の音をよく聞き取って、安全を確認したいのでしょう。
他人や他犬を目の前にしたときも耳をしきりに動かし、不安な気持ちを表現することがあります。
犬同士であれば、相手の犬の不安な気持ちを読み取り、行動してくれることがあります。
警戒心から耳を動かしている犬に無理に他人が近づくと、不安や恐怖から飛びかかったり咬みついたり、犬がパニックになったりすることがありますので注意しましょう。
4.飼い主の感情や合図を読み取るため
犬が耳を動かすのは、飼い主の感情や合図を読み取るためです。
愛犬が離れた場所から飼い主を見つめ、耳をしきりに動かすことがあります。飼い主から発せられる音や声をよく聞き分け、感情を読み取るためです。
そばに来て耳をしきりに動かすのは、飼い主からの合図を待っているのです。上手く聞き取るため、すぐに行動できるようにするためなのでしょう。
5.リラックスと安心を表現するため
犬が耳を動かすのは、リラックスと安心を表現するためです。
飼い主が声をかけたとき、愛犬の耳がヒョコッと動くことがあります。耳を動かすことで「大丈夫だよ」「リラックスしてるよ」と返事をしているのです。
安心してくつろいでいるとき、ヒョコッと耳を動かすのは、「気分がいい」「嬉しい」「満足」などの気持ちがあらわれているのでしょう。
犬が耳を動かすときの注意点

犬が耳を動かすときは、他の仕草や行動や表情なども合わせ、気持ちを読み取ってあげることが大切です。
耳の動きは嬉しそうに見えても、表情に不安な気持ちがあらわれているなどすることがあるためです。
耳の動きは嬉しそうに見え、表情は笑っているように見えるけれど、しっぽがダラリと下がっている。これは、しっぽに不安な気持ちがあらわれています。
まとめ

犬が耳を動かす理由を5つ解説しました。
- 音や声を聞き分けるため
- 関心や好意を表現するため
- 不安や緊張や警戒心を表現するため
- 飼い主の感情や合図を読み取るため
- リラックスと安心を表現するため
犬が耳を動かすのは、音を聞くためだけではありません。好意・安心・不安・警戒心などの気持ちを表現するためでもあります。
犬は体の様々な部位を使って気持ちを表現していますが、耳の動きからも犬の気持ちを読み取ることができれば、犬とのコミュニケーションがより潤滑に行えるようになるでしょう。



