犬にとっての『最悪な寝床』4選 睡眠不足が引き起こす危険な症状まで

犬にとっての『最悪な寝床』4選 睡眠不足が引き起こす危険な症状まで

犬の健康管理では、運動や食事だけでなく睡眠も重要です。快適な寝床を整え、質の良い睡眠を確保することが健康維持につながります。一方で、合わない寝床は睡眠不足や体調不良の原因になりかねません。犬にとって最悪な寝床の特徴と、睡眠不足がもたらす危険な症状について解説します。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

犬にとって最悪な寝床4選

ベッドの縁にあごを乗せている犬

犬にとって寝床は、睡眠の質を左右する重要な場所です。見た目や人の都合で選んだ寝床が、知らないうちに犬のストレスや不調につながっている場合も少なくありません。快適な環境を整えるためには、犬にとって負担になりやすい寝床の特徴を知っておく必要があります。それでは、詳しく見ていきましょう。

1.硬さやサイズが合っていない

犬も人間と同じように、柔らかさやサイズが合っていない寝床は体に負担をかけてしまいます。

例えば、硬すぎる寝床では関節や骨に直接圧がかかりやすく、反対に柔らかすぎて体が沈み込みすぎる寝床では関節や筋肉に余計な力がかかったり、寝返りが打ちにくくなったりします。このような状態が続くと、シニア犬や大型犬では関節痛や床ずれの原因になることもあります。

また、体がはみ出してしまうほど狭い寝床や、広すぎて包まれる感覚がない寝床では、落ち着いて眠ることができません。足を伸ばして休める余裕がありつつも広すぎないサイズの寝床を用意してあげましょう。

2.不衛生

犬の寝床は、抜け毛や皮脂、唾液、食べこぼしなどが溜まりやすく、細菌やダニの温床になりやすいです。不衛生な環境は、皮膚炎やアレルギーを引き起こす原因にもなりえるため、無視はできません。

清潔な環境を保つためには、丸洗いできるタイプや、カバーを取り外して洗濯できる寝床がおすすめです。また、雑菌の繁殖を防ぐためにも、洗濯後はしっかりと乾燥させましょう。

3.うるさくて落ち着かない場所

犬は、テレビの近くや人の出入りが多いドア付近、家電の音が響く環境では、落ち着いて眠ることができません。

犬は眠っているあいだも周囲の音や気配を感じ取っています。そのため、刺激が多い場所では体を横にしていても、頭が十分に休まりません。このような状態が続くと、睡眠の質が下がり、さまざまな不調の原因になりえます。

犬にとって理想の寝床は、家族の気配を感じられつつ、できるだけ静かな場所です。おすすめは、家族が集まるリビングの隅です。

4.暑い、または寒い

直射日光が当たる窓際やエアコンの風が直接当たる場所、冷気が溜まりやすい床の上は、犬にとって快適な寝床とは言えません。特に、体温調節があまり得意ではない犬にとって、強い暑さや寒さは想像以上に体への負担となります。

犬の寝床は、暑さや寒さの影響を受けにくく、1年を通して室温が安定している場所が理想です。一般的に犬が快適と感じる室温は20〜25度とされています。

冷暖房の活用はもちろん、季節に応じた素材の寝床を用意する、床にマットを敷くなどして快適な環境を整えてあげましょう。

睡眠不足による危険な症状

あくびをしている犬

睡眠不足が続くと、犬には次のような症状が見られることがあります。

  • 免疫力の低下
  • 集中力や反応の鈍化
  • 落ち着きのなさや行動の変化
  • 食欲不振や消化器トラブル

これらの症状は、睡眠の質が落ちることで体と心の回復が追いつかなくなった結果としてあらわれます。

睡眠不足が続くと、体の修復や疲労回復が滞り、免疫力が低下します。その結果、体調を崩しやすくなるのです。

また、脳の疲れが抜けないことで集中力が落ち、反応が鈍くなることもあります。普段より動きが鈍く見えたり、呼びかけへの反応が悪く感じられるのも、そのためです。

睡眠不足になるとストレスを溜め込みやすくなり、落ち着きのなさや行動の変化として観察されることもあります。さらに、自律神経のバランスが乱れることで、食欲不振や消化器トラブルにつながるケースも少なくありません。

まとめ

眠っている子犬

愛犬にとって理想的な寝床を整えることは、健康と精神の安定のためにも重要です。快適な寝床の条件は「ほどよい硬さ」「清潔さ」「静かさ」「適切な温度」の4つです。どれかひとつでも欠けていれば、犬にとって最悪な寝床になりかねません。

犬は寝不足が続くと、体だけでなく精神的にも少しずつ負担がかかっていきます。その影響はすぐにあらわれないことも多いため、見過ごされがちです。愛犬の行動をよく観察し、寝床が快適な環境かどうかをときどき見直し、必要に応じて対策を講じるようにしましょう。

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