片時も離れられない…実際に経験した愛犬の分離不安による破壊行動

片時も離れられない…実際に経験した愛犬の分離不安による破壊行動

我が家にいる3匹のワンちゃんの中の1匹が分離不安症を発症して問答行動を起こした時の原因や対処法をいくつか出してみました。

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我が家の愛犬が起こした「分離不安による問題行動」

犬とボロボロのソファ

我が家の愛犬は、飼い主が出かけることによって起きる「分離不安症による問題行動」を起こしていました。
分離不安症だけならば問題行動とはいいませんが…我が家の愛犬3匹のうち1匹は、お留守番になると壁に穴をあけたり、家具を潰したり、何かを壊すという問題行動をしていました。また、3時間以上のお留守番の日が続くと嘔吐してしまったりと、病院に連れて行かざるをえないほどの重症でした。

犬の分離不安による破壊行動や症状(嘔吐)が起こっていたタイミング

弱っている犬

飼い主と離れる時間が短時間でも耐えることができず…主のどちらかが家にいれば分離不安にあることはありませんでした。主2人が外出する時はどうしても嫌みたいです。

愛犬の問題行動に繋がった原因

分離不安症になる原因として一般的によく言われるのは、「飼い主が愛犬との距離の測り方が下手」だとか、「ハウストレーニングされていない」などでなりやすいと言われていますが、我が家はそんなことはなく、我が家のワンちゃん達はケージなどに入れて育てたことはありません。何においても個体差はあります。
私自身も外で仕事をしていましたし、主人も私も結構忙しくしていたのでそれで寂しい思いをさせてしまっていたのかもしれません。

あまりにひどく破壊行動だけならまだしも嘔吐などの症状まで出てしまうので、病院に連れて行って獣医さんに相談してみることにしました。そこで、獣医さんに幼少期の育て方を聞かれました。

我が家ではワンちゃん達をほとんどペットショップから迎え入れており、一般的に売れ残りになりやすい成犬に近い年の子を連れて帰ってくることが多いんです。分離不安による問題行動を起こしていた愛犬も9ヶ月ほどで我が家に来ました。

私たちに引き取られるまでは、ペットショップの端の方で大人しくしていたようです。 獣医さんからは「9ヶ月にまでになる時期にずっとケージの中にいて、やっとペットショップから解放され、温かい飼い主さんに出会ったことにより、離れるとその寂しかった頃の不安が襲ってくるのが原因かもしれませんね…」と言われました。

確かに愛犬はペットショップにいた時、ジッとしていてテンションの低いワンちゃんでしたが、いざ家に連れて帰ると別人のようにキャンキャン飛び跳ねて大はしゃぎでした。よっぽど嬉しかったのでしょう…それを見た先住犬は一瞬驚いて動けなくなっているほどでした。

迎え入れた翌日は前日ほどはしゃいでいなかったんですが、もう常にわたしにピッタリ…片時も離れることありませんでした。その時からもうすでに分離不安症を発症していたのかもしれない、とも獣医さんには言われました。

分離不安による問題行動を解消した方法

犬とおもちゃ

獣医さんに診断してもらい、最初はお薬をもらい様子を見ることにしましたが…うちの子は全く薬が効かなかったんです。

獣医さんにも相談して薬を増やしてもらったんですが、やはり薬は効いてる気配がありません。しかし、薬をやめたらきっとぶり返すだろうとも言われたのでどうしたものかと悩みに悩みました。このまま愛犬に一生薬を飲まし続けるのには抵抗があったので、他に対処方はないものかと調べたてみたところ…

『分離不安症で肝心なのは、飼い主さんが家をでた15分間』という情報を見つけ、さっそく試してみよう!と思い立ちました。

わたしたちが家を留守にした後、愛犬がすぐに時間つぶしができるように「お菓子が入れれるオモチャ」や、「知恵トイ」を買って部屋のあちこちに置きました。

そうしたらなんと…主の出かけたことなんか知らんぷりしてオモチャに一生懸命になったんです。いまでは、そのオモチャが手放せませんが…おかげで出かけるのに飼い主の私も不安なく出れるようになりました。

問題行動について飼い主さんに伝えたい事

人の足に乗る犬

分離不安症だけでなく、様々な問題行動は全てのワンちゃんに起こり得るものです。それらの原因は飼い主さんの飼育問題だと言われることもあり、不安になる方もいらっしゃることと思います。でも、飼い主さん自身もワンちゃんのこともどちらとも責められることではありません。

問題行動には軽度、重度ありますが個々のワンちゃんにあった解決策を見つけることによって、お互いいい環境で過ごせるようになります。問題行動を起こしたワンちゃんを決して責めたりしないであげてください。

また、この記事のテーマである「分離不安症」は飼い主さんのことが好きすぎるあまりに発症することが多いと言われているようです。そんな純粋な気持ちを持ったワンちゃんを叱らないであげてくださいね。

まとめ

破壊された椅子と犬

我が家のワンちゃんの分離不安症で私自身悩みましたし、病院にも何度も行きました。ただ、大変ですが分離不安症はトレーニングや対策次第でどうにでも良く変えることができるんです。
個々のワンちゃんにあった解決策を見つけてもっといい愛犬との関係を築いてください。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    30代 女性 匿名

    ウチの子も分離不安です。飼い始めから日中留守番させていました。出かける時にコングにおやつや野菜を詰め込んで、朝ごはんのフードを少し残しておいたのをコロコロのオモチャに詰め込んで、サークルに入れて出かけます。
    主が出かける事より食べ物に夢中なのですが、一時だけ食いつかなかった時があります。
    それは同居人と別れて引越しをした時です。主が1人いなくなった事と、新しい環境が不安だったのだと思います。
    不安解消のために色々試しました。バッチフラワーレメディとか、アロマオイルとか…
    それらの効果があったのかどうかはわかりませんが、2週間ほどは不安定でしたね。
    結局、毎日帰ってギュッとしてあげて『ほら、ちゃんと帰って来たでしょ?絶対帰ってくるよ!』って言い続けたことの方が効果あったような…
    今でもストーカー気質ですが、仕事に出る時はおやつ欲しさに『早く行きなさいよ』と言わんばかりです(笑)
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