ショック! 70%のわんこが、見てない所で食糞をしている!
この度、ドイツの名門ミュンヘン大学の獣医科学部チームが、私達愛犬家にとって悩ましいアノ問題行動についての新たな実験結果を発表したのです。
そう、その問題行動とは“食糞”です!
4パターンの生活環境で実験
大学の研究施設で飼育されているビーグルのオス16頭と、同じくビーグルのメス31頭がAからDまでの4つのグループに分け、それぞれ4つの環境パターンで24時間体制下において観察実験を行いました。
Aのグループ
Aグループは合計11頭で行いました。
約6平方メートルの広さの犬舎に犬用のベッドが設置されています。
そして屋外にはドックランが設置されてあり、木の枝のおもちゃや中に入れるゲージもあり、ここで1日に5時間から6時間ほど遊ぶことができるようになっています。
Bのグループ
2頭をペアにしてそのペアを5つ作った、合計10頭のグループで行いました。
犬舎の広さは約11平方メートルで、中には横になって休めるボードが置かれてあり、外にある149平方メートルのにもおよぶ広さのドッグランでは、1日の数時間だけ遊ぶ事ができるようになってます。
Cのグループ
3頭から5頭を3グループに分けた合計11頭で行いました。
犬舎には高さ100×横100cmの大きな寝そべり用ベッドが敷かれていて、外のドッグランにはプラスチックタイプのゲージと歯磨き用のオモチャがあり、時間無制限で遊びに出られるようになっています。
Dのグループ
4頭から6頭を3グループに分けた合計14頭で行いました。
犬舎の広さは7平方メートルで、床にはゴム製のマットが敷かれています。
Cのグループと同様に、こちらのグループも自由に犬舎と外のドッグランを行き来することができ、更に定期的に人が来てオモチャで一緒に遊んでもらったり、骨のオヤツも週に一度ほど与えてもらっています。
注目の結果は…
そして気になる4グループの食糞行動の結果は以下のようになりました!
- Aグループが24頭中8頭の33%
- Bグループが65頭中53頭の81%
- Cグループが17頭の中複数回行ったので25頭と数えて147%!
- Dグループが46頭中15頭の32%
全て平均すると73%のワンコが食糞を行っていたのです!
食糞を止めさせるのは難しい!
人さえいなければ食べてしまう!
今まではワンコが野生の本能以外で食糞する原因として、“満足な量の食事を与えられていない”とか“環境によるストレスで”と言われていましたが、今回の調査結果で新たに分かったのは、いくらストレスフリーの恵まれた環境で過ごしていても食事の量が足りていても、そして適度にオヤツを与えてもらっていたとしても、ワンコは注意する人間さえいなければ食糞をしてしまう生き物なのだという事です。
野生の本能は止められない
因みに野生の本能とは何かと言いますと、
元々ワンコは天敵に襲われる危険のある厳しい自然の中で生活をしていました。
その中で母犬は我が子の存在を天敵に知られないよう、子犬が排泄した物を食べてしまう習慣があったのです。
食糞歴10年の我が家の愛犬
もちろん我が家の愛犬にも思い当たる節があります。
我が家の愛犬ことミニチュアダックスのプシュケ(♀)は約生後3ヶ月で我が家にやってきた頃から、目を離すと排泄するやいなや、すぐにパクっと口に入れてしまいました。
最初は子犬特有の好奇心から来るものかと思っていましたが、それは成犬になっても止める気配はなく、すぐに片付けたり食べそうになったら厳しい口調で叱ったり、食事やオヤツを変えたりと試行錯誤しましたが、10年たった現在でも深夜や早朝の皆が寝ている時間帯にスキを狙っては食糞しています。
最近では私自身が「もう良いや。起きたらハミガキさせるから」と諦めモードになっております(笑)
嫌いな食べ物にする以外方法はない?
今回の実験で、環境や食事量に関係なく食糞をしてしまう事が分かってしまった以上、どうしても止めさせたいなら、ワンコにとってウンチを嫌いな食べ物にしてしまう以外方法がないのかもしれません。
酵素と食物繊維を摂らせる
例えば一般的に糞の味を悪くさせるとされている事で最近少しずつ話題になりつつある『パイナップルの酵素』や、また茹でたキャベツといった食物繊維を毎日根気よくフードに混ぜたりオヤツとして食べさせ続ける事で、自然とウンチを食べるのを嫌がってくるようになったワンコ達も沢山いるので、何が何でも止めさせたい!と考えている飼い主さんは、愛犬の体調やアレルギーに気を付けながら試してみてはいかがでしょうか?
まとめ
この度ドイツのミュンヘン大学で行われた、31頭のワンコを生活環境の異なる4グループに分け、24時間体制で観察してみたというこの実験。
平均して70%のワンコが食糞を行なっている事が判りましたが、この事で今までは食糞の原因とされていた食事量やストレスといった点に関係なく、私達飼い主さえ見ていない状況下であれば関係無しに食べてしまうという事も同時に証明されてしまいました。
この事実を知った皆さんは、今後何としても愛犬の隠れ食糞を防ぐ為に対策するか、いない時だけなら仕方無いと諦めてしまうか、本当に悩ましいところですね!
ユーザーのコメント
10代 女性 犬Love(♡ω♡)
このサイトを見て、安心しました。 本能的なものだったのですね。 頭がおかしいのかと、
心配してしまいました… なるべく止めるときに止めて、見てないときはしょうがないかなと、
思っています。 今は… 面倒を見ていればいいかなって思います。 しかも、
大好きな家族ですからそんなこといいんです!! ダメだけど!!
女性 匿名
40代 女性 匿名
40代 女性 匿名
70%とは、驚きました。うちのワンコは、私が独身時代から飼っていたのですが、子供の頃から食糞癖があり、お腹が空くのかとフードを増やすと太ってしまうし、食糞も改善しませんでした。
病院に相談してもフードを増やして太ってしまっては、健康に悪いので、糞をしたら直ぐにそっと処理してください。との指導の下、私が在宅の時はその様にしてました。
私個人なら食糞しても可愛いペットの事なので、あららまたやってる程度なのですが、
結婚するまで特に食糞の事は主人に話していませんでしたので、最初は可愛がってくれていた主人もそれを知ってからは、態度が変わり私のワンコを敵視します。
此が離婚原因にも成りかねないと言った状況です。
以前食糞防止のサプリを試しましたが、効かなかったので、茹でキャベツ、パイナップル酵素試してみます。
ただ、結石を患った際にキャベツの食べ過ぎは、ビタミン過多で良くないとドクターに言われましたので、キャベツはやめた方が良いかもしれないです。
40代 女性 きゅうちゃま
30代 女性 匿名
6代目の子はまだ3ヶ月の子犬で、ほんの数日前までは食ふんに悩まされていたけど、今はほとんどしません。子犬のわりにとてもやせてるので、寄生虫でもいて食ふんするのかな~、と思ってたけど、どうも私や、同居犬の気を引くためだったみたいです。
40代 女性 ポップ
50代以上 女性 匿名
もうすぐ2才になる子はブリーダーさんから購入しました。そこで厳しく躾されたのか決してしません。
産まれてから最初の2~3ヶ月の飼育環境が大事なのでは?と思っています。
40代 女性 ラスボスK
50代以上 男性 匿名