犬の『突然死』考えられる原因6選 亡くなる前にみられる兆候や予防策まで

犬の『突然死』考えられる原因6選 亡くなる前にみられる兆候や予防策まで

犬の死亡割合の7%を占める『突然死』は、なぜ起こってしまうのでしょうか。この記事では、犬の突然死の原因と亡くなる前にみられる兆候、そして飼い主ができる予防策までをお伝えします。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

犬の『突然死』考えられる原因6選

白い小型犬と有害食物

大切な愛犬が突然亡くなってしまったら…そう考えるだけで胸が苦しくなってしまうと思います。人と同じように犬にも起こる『突然死』。考えられる原因とその予兆についてお伝えします。愛犬の健康管理に役立ててください。

1.心臓病

突然死の中でも割合が多い心臓病。心臓に持病がある犬が、状態悪化や突然の発作によって急に亡くなってしまうことがあります。小型犬に多い「僧帽弁閉鎖不全症」や「心筋症」など数多くの心臓疾患が存在します。

息が荒く呼吸がしづらい、失神やふらつきが予兆としてみられる場合があります。愛犬が心臓疾患を抱えている場合は、日ごろから注意深く観察が必要です。

2.誤飲による急性中毒

犬にとって有害なもの、例えばネギ類やチョコレートなどを摂取したことによる急性中毒が原因で突然死することがあります。

嘔吐や下痢、体の震えなどが初期症状として多くみられます。様子を見ているうちに急速に悪化し突然亡くなるケースも十分にあり得ます。愛犬が誤飲した際は、すぐに病院へ連れて行きましょう。

3.胃拡張・捻転症候群

胃の拡張によるねじれから全身状態が悪化し、短時間で死に至ることもある非常に危険な疾患です。食事後の運動や早食いが原因とされており、大型犬に多いものの小型犬でも起こります。

何度も吐こうとする、お腹が大きく膨らむ、呼吸困難といった症状がみられた場合は、早急に病院を受診してください。胃拡張・捻転症候群が原因の症状であり、放置すると数時間で亡くなってしまう危険性があります。

4.低血糖

空腹が続くことで血糖値が下がる低血糖も犬の突然死の一因です。体の小さい子犬や小型犬は十分に注意が必要です。

初期症状は元気・食欲不振、進行するとけいれん発作や意識混濁といった重篤な症状を引き起こします。これらは亡くなる前にみられる非常に危険な状態です。ぐったりしているな…そう感じたら、ガムシロップ等を『歯茎に塗りつけて』応急処置を行い、すぐに病院へ連れて行きましょう。(※意識がない時に無理に水を飲ませると、窒息や誤嚥性肺炎を招く危険があるため、決して流し込まないでください)

5.感染症

犬には「レプトスピラ症」や「フィラリア症」など注意すべき感染症が多数存在します。特に免疫力が弱い子犬が感染してしまうと、急激な衰弱や臓器不全により命を落としてしまうことも。

ワクチン接種や駆虫薬投与をしっかり行い、事前に予防することが第一です。

6.散歩中や脱走による事故

散歩中にリードを離してしまった、家から脱走してしまった…こういった事象から、交通事故による外傷で亡くなってしまうケースも突然死といえるでしょう。

これらは飼い主さんの対策で防ぐことができるもの。慢心せずに万全の予防策をとる必要があります。

愛犬が突然死しないために…飼い主ができる予防策

診察されるコーギー

愛犬の突然死予防の対策は原因によっても異なりますが、日ごろからさまざまなことを意識して生活する必要があります。これらのポイントを暮らしの中に取り入れましょう。

  • 定期的な健康診断とワクチン接種
  • 誤飲しそうなものを放置しない
  • 食事直後に激しい運動をさせない
  • 散歩時はダブルリードにする
  • 脱走対策をとる
  • 子犬、シニア期は特に様子の変化に注意する

羅列すると多いように感じますが『愛犬が安心安全に暮らせること』を念頭に置いて行動すると良いと思います。リスク回避は最大の予防といえるでしょう。

まとめ

フレンチブルドッグの写真

何よりも大切な存在である愛犬が突然死してしまったら…考えたくありませんが、突然死を100%防ぐ方法はないことも事実です。しかし飼い主さんの行動ひとつで防げることもあります。脱走や誤飲対策、健康管理は万全に行いましょう。

この記事を参考に犬の突然死について理解を深め、日ごろからリスク回避に努めてくださいね。

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