職場に犬達を連れていく事で様々な効果が注目されている
職場に犬がいる事で様々な効果が得られると最近注目が集まっています。犬達と触れ合う事で愛情ホルモンと呼ばれるオキシトシンを増やしたり、うつ病を軽減する等犬達が私達人間の健康面に与える効果は驚くものです。海外だけでなく日本でも犬と一緒に会社に出勤する事が出来る会社が増えて来ています。そんな中、アメリカで犬が大好きな人達にとって夢の様な企業制度を導入した会社が現われました。
犬を新しく家族に迎えた職員に『犬育休暇』
皆さんはわんこさん達を初めて我が家に迎えたときの事を覚えていますか?成犬に成長しているわんこさんを迎える場合でも社会化が出来ていない小さな子犬を迎える場合でも、「きちんと面倒を見る事が出来るだろうか?」「お家の中のルールを覚えさせる事ができるだろうか?」等色々と不安な事が沢山あったと思います。
私も初めて愛犬を迎えた当時は、仕事中でもお出掛け中でも愛犬の事が心配で心配で、頭の中が常に愛犬の事でいっぱいでした。お家に来たばかりの愛犬はまだ子犬だったので、「しつけなんて何の事やら!」みたいな感じで、私が目を離すと好き放題にいたずらし放題で困ったものでした。今回、そんな不安を解消してくれる夢の様な会社がアメリカに現れました。
その会社が導入した制度が「育犬休暇」という方針です。この方針を導入した会社は、犬にゆかりがある事で有名なビール会社のBrewDog社は、犬を家族にしたばかりの従業員に、「犬のための休暇」を与える方針を示したのです。この方針を導入したのはBrewDog社が今年2月20日にアメリカ・オハイオ州にオープンさせた醸造所です。この育犬休暇を導入した会社は、ペット先進国のアメリカの企業の中でも初の制度となります。
BrewDog社はスコットランドに本社があります。2007年にジェームス・ワットさんとマーティン・ディッキーさんが投資家の協力を得てBrewDog社を立ち上げました。BrewDog社は設立してから急成長していき、現在では世界各地に540か所の拠点を構えるビール業界で注目を集めている会社です。
創業者の2人は、「BrewDog社は自分達だけでなく彼らの愛犬ブラッケンと一緒に作った会社だ」と語っています。
犬と馴染み深いBrewDog社は、犬達が職場に与える効果に着目し従業員が愛犬を連れて出勤する事も歓迎しています。現在、BrewDog社本社には50頭の犬の社員が会社に出勤しています。
犬達と一緒に会社に出勤する事で犬達によるリラックス効果で職場の向上を考えている会社ですが、犬の新人社員が出勤してきた場合、そのリラックス効果が望めなくなってしまう場合があるそうです。例えば、まだ社会化が充分に出来ていない犬が会社に出勤してきた場合、新入社員の犬達の鳴き声が大きかったりして、周りの社員達は仕事に集中出来なくなってしまう事があります。そのような場合、従業員にとっても一緒に出勤している犬達にとってもストレスになってしまう場合があります。
BrewDog社は、そんな悩みを解決するために従業員がペットとの絆を深めるのに十分な時間を与える事を考え、新しく犬を家族に迎えた従業員に一週間の「育犬休暇」を提供する制度を導入したのです。
この「育犬休暇」は、BrewDog社の事業所の中では初の試みになります。アメリカ・オハイオ州に2月にオープンした醸造所から始め、その醸造所は同社初のアメリカ拠点の事業所です。オハイオ州にオープンした事業所で「育犬休暇」の様子を見て徐々にこの休暇制度を広げていくとのことです。創業者の2人は、「アメリカで、犬と友好を深めるために一週間の休暇を与える企業は他にはないようだ。しかし私たちと同じく、本社に四つ足の友を抱える会社はいくつかある。」と語っています。
まとめ
アメリカ初となるBrewDog社の「育犬休暇」、犬と一緒に出勤する事を許可している企業が増えて来ている日本でも、この制度が導入されるといいですね。この制度が日本で導入された場合、今まで仕事が忙しくて犬を飼う事が出来なかった人達でも、安心して犬と一緒に生活が出来る様になるかもしれません。