犬が短命になる『ダイエット方法』4選

犬の肥満は健康寿命に大きく悪影響を及ぼす恐れがあるので、早めに改善が必要です。しかし、無理なダイエットは犬の健康を害し、短命にさせる危険があります。ここでは、そんな危険なダイエット方法を確認しましょう。
1.過度に食事量を制限する
ダイエットのためにある程度の食事制限は必要になるでしょう。しかし、過度に食事量を制限することは非常に危険です。
突然、食事量を大幅に制限してしまうと、必要な栄養素が摂取できず、エネルギーも不足してしまうため、健康に悪影響を及ぼしてしまいます。また、筋肉量が減少してしまい、代謝が低下したり怪我を負いやすくなるなどのリスクも懸念されます。
2.激しすぎる運動をさせる
ダイエットといえば運動、と考える飼い主さんも多いでしょう。しかし、ダイエットのための運動方法は、獣医師の指示のもと行ってください。
突然、激しすぎる運動をさせてしまうと、過度に体力を消耗して体調を崩してしまったり、疲労骨折や怪我につながったりと危険です。また、足腰へ負担がかかったり、関節炎を発症してしまうなどのリスクも懸念されるので、過度な運動は避けましょう。
3.短期間で急激に減量させる

体重が増え過ぎてしまった犬は、減量が必要になります。しかし、短期間で急激に体重を減量させようとすると、筋肉が減少してしまったり、栄養失調や脱水症状の原因になることも。命に関わるリスクも危惧されるので、長期的な目で見て少しずつ減量を目指しましょう。
4.日常的に手作りフードを与える
ダイエットのために、とネットで情報を集めて日常的に手作りフードだけを与えようとする飼い主さんを見かけます。しかし、手作りフードは栄養バランスも考慮しなければ、栄養が偏ったり不足したりするので健康を崩しかねません。
食事を変更する場合は、獣医師に相談し、ダイエットに適切なドッグフードを処方・紹介してもらったり、現在食べているドッグフードを小分けにして与えるなど、最適な与え方を指南してもらいましょう。
犬が安全に痩せるためのポイント

犬のダイエットを実践するためには、愛犬の健康や安全を重視した方法を守ることが重要です。
長期的な計画を立てて少しずつ減量する
体重は一気に減量するのではなく、長期的に計画を立てて少しずつ減量するのが原則です。急激に減量してしまうと、体調を崩したり筋力が失われたりとリスクが大きくなります。
獣医師の指示のもと計画を立てて少しずつ減量しながら、健康的な生活を習慣化させていきましょう。
ドッグフードやおやつは獣医師のアドバイスのもと選ぶ

食事の管理は飼い主が独断せず、獣医師のアドバイスをもらって指示通りに切り替えてください。
最近では、ダイエット中でも健康的に摂取できるドッグフードや低カロリーおやつなども販売されているので、かかりつけの動物病院で現在の愛犬に適したドッグフードやおやつを紹介・処方してもらいましょう。
無理のない範囲で運動や活動量を増やす
安全に痩せるためには、愛犬の体に負担がかかるような運動は控えるべきです。無理のない範囲で散歩量を増やしてみたり、寝てばかりいる愛犬を遊びに誘い、室内でも活動量を増やすなど工夫しましょう。
室内でできる遊びには、追いかけっこやロープおもちゃを使った引っ張り合い、軽いレトリーブ遊びなどがおすすめです。足腰に負担がかからないように、フローリングの上にはマットを敷きましょう。
まとめ

いかがでしたか。肥満気味な犬はダイエットが必要になりますが、無理なダイエット法はかえって危険です。必ず獣医師に相談した上で、適切な指示のもとダイエットを進めましょう。



