小型犬の大きさの基準

小型犬の大きさの基準は、一般的には「体重10kg未満」「体高40cm前後まで」とされることがほとんどです。
しかし、その基準は国によって異なることもあれば、団体によって異なることもあります。さらには、飼育目的によって、細かな定義がある場合もあります。
家庭犬としての分類であれば、「成犬時の体重が5kg〜8kg程度」であることを小型犬とすることがよくあります。
チワワやポメラニアンなどの「成犬時の体重が5kg以下」である場合は超小型犬とされますが、一般的には小型犬として扱われることが多いでしょう。
もっと幅広く言うのであれば、一般的に小型犬とされる犬種の中には、様々な体重や体格の個体が存在します。
たとえば、筆者の飼っているポメラニアンは体重3kg程度の小型犬(超小型犬)ですが、お友達のポメラニアンは体重15kg以上あり、一般的には中型犬とされる体重です。
“ポメラニアンって超小型犬のはずだよね!?”と驚かれる方がほとんどでしょう。
他には、柴犬は小型犬としてよく知られていますが、一般的には中型犬に分類されることが多いです。
柴犬の中には豆柴という小さな個体もおり、体重は5kg程度です。一般的な柴犬の場合では、10kg程度が健康的な体重であるとされていますが、20kg前後の個体もいます。
小型犬の大きさの基準は、一般的には「体重10kg未満」「体高40cm前後まで」とされていますが、個体差が激しい場合もあるでしょう。
小型犬を迎える際の注意点

怪我に要注意!
小型犬は脱臼や骨折などの大怪我を負ってしまうことがよくあります。そして、そのほとんどが自宅で起きています。
- 抱っこしていたら落下した
- 階段から転げ落ちた
- フローリングで滑って転倒した
- ソファーから飛び降りた
このようなことが主な原因です。階段の上り下りをさせない、フローリングには滑り止めをするなど、自宅の室内での安全対策を万全にしましょう。
冷えや熱中症に要注意!

小型犬は体温調節が苦手です。寒さにも暑さにも影響を受けやすく、体が冷えすぎてしまったり、熱中症になりやすかったりします。
夏は冷房を活用し、温度と湿度を徹底して管理しましょう。冬は暖房を活用しつつ、保温性のあるベッドを用意し、お散歩に行くときは防寒服を着せるなどの防寒対策をしましょう。
食事量と体重を徹底して管理すること
小型犬の肥満は要注意!!体重の増加や肥満は、骨や関節、心臓に大きな負担を与えます。健康寿命を短くしてしまうこともあるので、徹底して管理し、こまめに体重をチェックしましょう。
環境の変化に気をつけること
小型犬は警戒心の強い犬種が多く、ちょっとした環境の変化にも敏感で、心に負担を負いやすい傾向にあります。
訪問者に対しては、激しく吠えて威嚇することもあるでしょう。無駄吠えだと厳しく叱りつけるのではなく、安心して過ごせるためのしつけと環境づくりをしましょう。
成犬時の体重や体格には個体差がある
小型犬の大きさの基準は、一般的には「体重10kg未満」「体高40cm前後まで」とされていますが、個体差があり、「こんなに大きくなるはずじゃなかったのに…」ということがよく起こります。
最近よく耳にするのが、「豆柴だと聞いていたのに普通の大きさだった」ということです。
たとえとしても取り上げましたが、超小型犬であるはずのポメラニアンの体重が15kgにもなることだってあります。
このようなことが起こるかもしれないことを理解しておくべきだと思います。
まとめ

小型犬の大きさの基準は、一般的には「体重10kg未満」「体高40cm前後まで」とされています。
小型犬を家族に迎えるときは、体が小さいことで起きやすい怪我やトラブルに注意し、室内の温度や湿度、食事の管理、環境によるストレスや心のケアにも配慮しましょう。



