犬が亡くなるかもしれない『暖房機器』5選 思わぬ事故を引き起こすリスクや安全のためのチェック項目まで

犬が亡くなるかもしれない『暖房機器』5選 思わぬ事故を引き起こすリスクや安全のためのチェック項目まで

本記事では、犬が亡くなるかもしれない『暖房機器』をまとめました。冬場は室内を暖めるための暖房機器が必須です。しかし、中には犬が亡くなるリスクもある暖房機器もあるので使う製品は慎重に選びましょう。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

犬が亡くなるかもしれない『暖房機器』5選

ヒーターの前で眠る犬

冬場は寒い室内を暖める暖房機器が必須です。しかし、犬と相性の悪い暖房機器を使っていると、思わぬ事故を引き起こす恐れも……。ここでは、犬が亡くなるかもしれない『暖房機器』を紹介します。

1.石油ストーブ

石油ストーブやガスストーブは、灯油を燃料として熱を発生し、部屋を暖めます。暖房機器の中でも特に早く部屋を暖められるという利点がある一方で、犬を飼っているご家庭では、近づきすぎて火傷を負ったり、毛が燃えてしまう被害も報告されているので非常に危険です。

また、定期的に換気をしなければ、一酸化炭素中毒になる恐れがあり、犬は人間よりもリスクが高い傾向にあります。したがって、灯油を使うタイプのストーブは、犬を飼っているご家庭では控えましょう。

2.電気ストーブ

電気ストーブ

床に置いて使うタイプの電気ストーブは、灯油を使っていないものの、近づきすぎると火傷を負ってしまう危険があります。

犬は熱を感知するまでに時間がかかると言われているので、気づかぬうちに火傷を負っていたり、毛が燃えてしまうリスクが高いです。

また、いたずら好きな犬の場合、近くに靴下や衣類など可燃性のものを持ってきてしまい、火災に発展する恐れも懸念されるので気をつけましょう。

3.こたつ

日本の冬の風物詩とも言える『こたつ』は、大好きなわんこも多くいます。しかし、こたつの電源をつけているときに、犬が中へと潜ってしまうと、知らぬ間に火傷を負ってしまうことがあるので要注意!

ヒーター部分に胴体が当たって火傷を負ったり、酸素が薄いこたつの中で酸欠や熱中症、脱水症状を引き起こしてしまったという報告もあります。

4.電気カーペット

電気カーペット

一見すると、危険性がないように思える電気カーペットですが、温度を高く設定している場合は、犬が長時間居座ることで低温火傷を負う危険があります。

また、コードをかじって火災やボヤ騒ぎに発展してしまうケースも報告されているので、電気カーペットを使うご家庭は、イタズラができないよう対策が必要です。

5.暖炉

日本では珍しい暖炉は、薪をくべて炎を発生させ、家中の空気を温めます。そのため、定期的に換気をしなければ一酸化炭素中毒に陥るリスクや火災のリスクが高い暖房設備です。

犬を飼っているご家庭では、必ずご家族が在宅中に使用するようにし、暖炉を使用している時間は犬から目を離さないようにしてください。

冬の暖房機器を安全に使うためのチェック項目

スマホで暖房を操作する

冬の暖房機器を安全に使うためには、以下のチェック項目をクリアすることがポイントです。

  • 犬の手が届かない場所に設置する(エアコンなど)
  • 床置きタイプは柵を設置するなど犬が近づきすぎないよう対策を講じる
  • 定期的に部屋を換気する
  • 飼い主や家族の不在時は暖房機器をつけっぱなしにしない(エアコンはOK)
  • 電源の入っているこたつや電気カーペットに長時間居座らせない

以上のポイントを踏まえると、犬を飼っているご家庭では、エアコンの暖房機能を使用するのが最も安全で快適ですよ!上記の安全ポイントを守り、寒い冬場も安全に快適に過ごせるよう配慮してあげましょう。

まとめ

女性にもたれかかって眠る犬

冬場を快適に、そして安全に乗り切るためには、犬にとっても安全な暖房機器を選んであげたり、リスクを減らすために対策を講じる必要があります。ぜひ安全のためのチェック項目を参考に、暖房機器の使い方を見直してみましょう。

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