『優しい性格の犬』に育てる5つの方法

犬の性質は遺伝や犬種の特性である「先天的要因」と、育った環境による「後天的要因」が組み合わさって決まります。そして性別ではオスよりもメスの方が優しいといわれています。
犬の生まれ持った気質を変えることは難しいですが、後天的な性格を育ててあげることは可能です。優しい性格の犬に育てるためにはどんなことを意識すれば良いのでしょうか。詳しく解説します。
1.ストレスのない生活環境を整える
まず犬が安心しストレスを溜めない環境を整えてあげましょう。犬専用のリラックスできる場所を作る、室温管理、外からの騒音を減らす工夫など基本的なことがとても大切です。
衣食住が整っていないとわたしたちも不安でストレスを感じるでしょう。それは犬も同じです。フラストレーションが溜まり家の中を爆走したり、物を壊すといった破壊行動に発展する恐れも。優しい性格とは真逆になってしまいます。
2.常に穏やかな態度で接する
犬は飼い主の行動をマネする動物。飼い主が常に穏やかな落ち着いた態度で接すると、犬も落ち着いた性格になる傾向にあります。このように犬は飼い主を見て育つので、模範となるような言動を心がけましょう。
喜怒哀楽が激しいと犬も振り回されて疲れてしまいます。トレーニングの際に怒鳴りつけたり、体罰を与えるなどは言語道断です。
3.毎日のスキンシップで愛情を注ぐ
日ごろから話しかけることはもちろん、一緒に遊んだりマッサージをしてあげたり…とスキンシップを十分にとり愛情を注いであげましょう。遊び感覚でできるトレーニングも良いですね。
毎日少しでも愛犬と向き合う時間を作ることがポイントです。飼い主との関係が良好だと犬も落ち着いた優しい性格に育ちやすくなります。
4.運動不足にさせない
わたしたちが思う以上に毎日の散歩は犬にとって欠かせません。子犬でも小型犬であっても体を動かさないとそれだけでストレスが溜まります。犬種や個体差で必要な運動量は異なりますが、散歩後に寛いだり眠り始めると満足した証。
散歩は運動不足解消のほかにも、太陽の光を浴び風を感じ、クン活に勤しむことで犬の本能を刺激し知的好奇心を満たします。毎日しっかり散歩に行ってあげましょう。
5.早い時期から社会化トレーニングをする
優しい性格の犬に育てるためには、早い段階からの社会化トレーニングは欠かせません。多くの人や犬と触れ合い、さまざまな場所に行き多くの音や匂いを感じることは成長の過程で必要なことです。
犬が攻撃的になる理由は恐怖心がほとんど。経験を重ねて苦手なものを減らしていけば優しい性格になるはずです。
穏やかなワンコにみられる共通点とは?

犬を優しい性格に育てるための方法を5つご紹介しました。では、穏やかなワンコに見られる共通点とは何でしょうか?愛犬がこれらの行動を取っていたら気持ちの優しいワンコに育っている証でしょう。
- 他の人や犬に友好的に接することができる
- 攻撃的になることがほとんどない
- 感情が安定している
- リラックスしている時間が長い
穏やかな犬は感情の起伏が少なく、イライラすることはもちろん、興奮しすぎることもほとんどありません。いわゆる『メンタルが安定』している満たされた状態です。
終始落ち着いているため、攻撃的になることも滅多にありません。気持ちの安定は他の人や犬に友好的に振舞うことができるように。このような性質をもつ犬であれば『優しい犬』と表現することができるはずです。
まとめ

犬の性質は先天的要因もありますが、環境や飼い主との関わりなど後天的な要因も大きく影響します。愛犬を優しい性格に育てるための方法を参考に、穏やかな性質を引き出してあげましょう。



