犬の飼い主が必ず守るべきルール

犬の飼い主にとって必ず守らなければならないルールがあるのは、愛犬が安全に健康に安心して快適な暮らしを送るためです。
飼い主の行動は愛犬の暮らしを左右します。ほんの小さな飼い主の間違った判断と行動が愛犬を不幸にしてしまうことがあります。
愛犬と飼い主と家族だけでなく、ルールは環境や周りの人たちの暮らしも守ります。愛犬の幸せは飼い主の行動にかかっているんだ、ということを心得ておきましょう。
1.自治体への犬の登録をすること
犬を飼い始めてから30日以内にお住まいの市区町村に犬の登録を行う必要があります。これは、狂犬病予防法という法律によって義務付けられていることです。
感染症が発生してしまったとき、迅速な対応を行うためです。また、犬の所有者が誰であるのか、ということを明確にするためのものでもあります。
2.狂犬病の予防注射を受けること
愛犬に狂犬病の予防注射を受けることは、法律によって義務付けられており、年1回の接種が必要です。
自治体での集団接種も可能ですし、多くの犬は動物病院で接種しています。狂犬病の予防注射をせずにいると、罰則の対象となることがあるため、忘れずに受けるようにしましょう。
3.リードをつけてお散歩をすること

お散歩用のリードとして推奨されている長さは120cm~150cm程度です。ロングリードはお散歩用としては相応しくありません。使用する場合には周囲への配慮が欠かせません。
また、伸縮リードは安全性が高いと言えません。ロックが外れ、リードが勝手に伸びてしまい、トラブルの原因となってしまうことがあるからです。
愛犬とお散歩をするときは必ずリードをつけましょう。ノーリードでお散歩することができるのは、ドッグランなどのノーリードが許可された場所のみです。
4.排泄物の後始末をすること
お散歩中、愛犬が排泄をしてしまったときは、後始末をしましょう。おしっこには水をかけるよりも、ティッシュやトイレットペーパーで吸い取った方が衛生的です。
おしっこに水をかけると周囲に広がってしまいます。うんちを放置することがないよう、ティッシュ・トイレットペーパー・紙・ポリ袋などを必ず持ち歩きましょう。
公共の場を清潔に保つということ、愛犬の排泄物の後始末をするということは、最低限のマナーです。
5.迷子にならないための対策をすること
自宅の庭で自由に遊ばせるときは、終始、飼い主が見守りましょう。塀を乗り越えるはずはないと安易に考えていると、脱走の原因になってしまいます。
災害時、迷子になる犬が増えます。雷雨の日は、雷の音に驚いて飛び出してしまった犬が迷子になりやすいです。
首輪またはハーネスには、鑑札や迷子札をつけましょう。鑑札は自治体に犬の登録を行った際に受け取ることができます。
愛犬の迷子対策として、自分の愛犬であることを確実に証明することができる、マイクロチップも検討されるとよいかと思います。
まとめ

犬の飼い主が必ず守るべきルールを5つ解説しました。
- 自治体への犬の登録をすること
- 狂犬病の予防注射を受けること
- リードをつけてお散歩をすること
- 排泄物の後始末をすること
- 迷子にならないための対策をすること
犬の飼い主になるということには知識が必要です。そして、愛犬の命に対する責任と、周囲に対する思いやりが大切です。
愛犬にとって信頼できる良い飼い主になるためには、必要最低限のマナーやルールを守るべきです。愛犬の安全・健康・安心と快適な暮らしに直結します。
愛犬は飼い主や家族に愛情と癒しを与えてくれる存在です。最後まで責任を持ってお世話をし、寄り添い、1日1日を大切に暮らしましょう。



