犬の体を温めることで起こるメリット

寒い季節で犬の体が冷えやすいとき、代謝が下がってしまったり、血行が悪くなってしまったりすることがあります。
子犬は体温を調整する機能が未発達です。シニア犬は体温を調整する機能が低下します。体の小さな犬は下がった体温を上げることが苦手です。
犬の体を温めることには、健康面への大きなメリットがありますので、健康維持にぜひ役立ててみましょう。
1.血行がよくなる
犬の体を温めると、血行がよくなるというメリットがあります。血行がよくなると、酸素や栄養が全身へと正常に運ばれていきます。そのため、身体や心に起こる様々な不調が改善されます。
何だか元気がないな…食欲も落ちてきてるな…というとき、犬の体が冷えていませんか?温めてあげることで少しずつ改善されることがあります。
2.代謝が上がる
犬の体を温めると、代謝が上がるというメリットがあります。代謝が上がると、エネルギーが効率よく消費されるため、愛犬の肥満予防に繋げることができます。
体が冷えると代謝が下がり、同じごはんを食べていても、同じだけお散歩をしていても、体重が増えやすくなってしまいます。
犬の体を温めると、代謝が上がることで肥満予防になるだけでなく、老廃物の排出も促進されることで、健康寿命を維持することができるでしょう。
3.栄養の消化と吸収がスムーズになる
犬の体を温めると、栄養の消化と吸収がスムーズになるというメリットがあります。犬の体が冷えているときに食欲が低下してしまうのは、胃や腸の働きが鈍くなってしまうからです。
そうすると消化と吸収にも影響を与え、消化不良などによる体調不良を招くことがあります。
体を温め、胃や腸の働きを活発にし、栄養の消化と吸収を正常に保つことで、体のコンディションを整えるようにしましょう。
4.免疫力を高めて病気を予防する
犬の体を温めると、免疫力が高まることで病気を予防することに繋がるというメリットがあります。
体温が低い状態が長く続いたとき、免疫細胞の働きが弱くなることで、犬が病気にかかりやすくなります。
体を温め、免疫細胞が正常に働き続けることができれば、感染症にもかかりにくい健康な体を維持することができます。
犬の体温の平均は38℃前後ですが、愛犬の平熱を把握し、体の冷えや体温の低下がみられるときは、適度に温めてあげるようにしましょう。
犬の体を温める正しい方法

ごはんを温める
水分量の多いごはんを与えるときは、ほんのり温かさを感じる程度に温めるとよいでしょう。胃や腸も温まりますし、血行が促進されることで全身の冷えが改善されます。
適度な運動をする
お散歩は全身運動です。血行が促進され、お家に帰る頃には体がポカポカと温かくなっているでしょう。
外に出ることが難しい場合には、室内でできる遊びを取り入れてみましょう。
温かい寝床を用意する
ケージは毛布などで覆い、冷気が入り込むことを防ぐことで、温かい寝床になります。
ベッドは保温性の高い素材を選びましょう。ハウス型のベッドやドーム型のベッドであれば、覆われていることで温かい寝床になるでしょう。
まとめ

犬の体を温めることで起こるメリットを4つ解説しました。
- 血行がよくなる
- 代謝が上がる
- 栄養の消化と吸収がスムーズになる
- 免疫力を高めて病気を予防する
体の冷えは犬の健康に影響を与えます。正しい方法で、外側からだけでなく、内側からもしっかりと温めてあげることが大切です。
体が冷えやすいときは、温かいごはんを与え、適度に運動をし、温かい寝床でゆっくりと休ませてあげましょう。



