犬がいる部屋に置いてはいけないもの6選 絶対NGな理由や安全な部屋づくりのポイントまで

犬がいる部屋に置いてはいけないもの6選 絶対NGな理由や安全な部屋づくりのポイントまで

本記事では、犬がいる部屋に置いてはいけないものや絶対NGな理由をまとめました。危険なものを置いておくと、トラブルの原因になりかねません。犬にとって危険なものは、手に届かない場所で保管しましょう。

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記事の監修

2009年麻布大学獣医学部獣医学科を卒業。
2015年から横浜市内で妻と動物病院を営み、犬、猫、エキゾチックアニマルの診療を行なっています。
2024年現在、犬10頭、猫3頭、多数の爬虫類と暮らしています。
愛犬家、愛猫家として飼い主様に寄り添った診療を心がけています。
内科(循環器、内分泌など)、歯科、産科に力を入れています。

犬がいる部屋に置いてはいけないもの6選

部屋でお座りする犬

犬がいる部屋に危険なものを置いてしまうと、誤飲やイタズラによって、中毒症状や怪我、思わぬ事故につながる恐れがあります。ここでは、犬がいる部屋に置いてはいけないものとその理由をみていきましょう。

1.ガラス製の家具や雑貨

ガラス製の家具や置物などの生活雑貨は、犬が過ごす部屋に置くべきではないでしょう。

愛犬が部屋で遊んでいるときにぶつかったり、イタズラしたりして落下してしまうと、ガラスは割れてしまいます。破片が体に刺さって怪我をしたり、うっかり飲み込んで体内を傷つけてしまう危険もあるので、犬が過ごす部屋には適切ではありません。

2.先端が尖っているもの

先端が尖っているものは、触れたり飲み込んだりすると非常に危険なので、置きっぱなしにしないようにしてください。

  • 鉛筆
  • 家具の角

角が尖っている家具もぶつかると怪我する恐れがあり危険です。特に、目をぶつけてしまうと失明の危険もあるので、なるべく角が丸く作られている製品を選んだり、コーナークッションをつけましょう。

3.犬が中毒を引き起こす食べ物

犬にとって危険な食べ物

犬が中毒症状を引き起こしやすい食べ物もテーブルの上などの手が届く場所へ置きっぱなしにしないように気をつけてください。例えば、以下の食べ物は犬に与えてはいけない危険な食べ物の代表例です。

  • 玉ねぎ
  • チョコレート
  • ぶどう
  • アボカド
  • キシリトール入りの食品
  • アルコール
  • コーヒーなどカフェイン入りの飲食物

摂取してしまうと、嘔吐や下痢、腹痛、麻痺、痒みなど、さまざまな症状が懸念されます。食べたものや摂取量によっては、命に関わる危険な症状を引き起こすこともあるので注意してください。

4.電気コードや電池

電気コードをイタズラしてしまい、感電や火傷を負ってしまったという事例は数多く報告されています。特に子犬は好奇心旺盛なので、床に放置されている電気コードを引っ掻いたり齧ったりしてしまうでしょう。

口元を火傷したり、最悪の場合、感電してショック死してしまう子犬の事例も報告されているので、必ず電気コードや乾電池などは触れられない場所に保管してください。

5.毒性のある観葉植物

観葉植物と犬

インテリアとしても人気の観葉植物の中には、犬が触れたり齧ってしまうと、症状が現れる危険な植物があるので注意してください。

  • ポトス
  • モンステラ
  • アイビー
  • アロエ
  • ポインセチア

他にも犬にとって危険な観葉植物は数多く存在します。サボテンなどの棘がある植物も危険なので、犬が過ごす部屋には置かないように配慮しましょう。

6.細い紐状のもの

実は、細い紐状のものも犬にとって危険があります。裁縫糸や長い髪の毛などを誤飲してしまうと、腸内で絡まってしまい、腸閉塞を引き起こす危険があるのです。

腸閉塞は、死に至る危険もある状態です。床掃除は毎日行い、愛犬にとって危険なものが床に落ちていないかチェックしましょう。

犬が暮らす安全な部屋づくりのポイント

部屋でリラックスする子犬

犬が過ごす部屋は、犬にとって危険なものがないよう毎日チェックし、怪我をしないように安全な部屋づくりを意識しましょう。

  • 犬にとって危険なものを置いておかない
  • フローリング床はマットを敷いたり滑り止め加工して足腰への負担を減らす
  • 高低差のある場所にはペットスロープを設置する
  • 家具の角にはクッションを備え付けて怪我を防止する
  • 入ってほしくない場所(キッチンや階段など)には柵を設置する
  • 電気コードなどは収納ボックスにまとめてイタズラを防止する

上記のように、愛犬がひとりで過ごしていても怪我や事故を起こさないような工夫を凝らしましょう。

まとめ

ブラウン調の部屋で過ごす犬

いかがでしたか。犬がいる部屋に危険なものを置いてしまうと、誤飲や怪我、事故などのトラブルが懸念されます。愛犬の命を守るためにも、危険性の高いものは手の届かないところに保管したり排除したりして、安全に過ごせる環境を整えましょう。

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