犬が『居心地が悪い』と感じる飼い主の行動5選

飼い主さんのことが大好きな犬たちは、一緒にいるだけで幸せを感じているはず。しかしながらそんな愛情深い犬たちでも、飼い主さんのちょっとした行動に『居心地が悪いなぁ』と不快さを感じているかもしれません。
犬が苦痛だと思っているときに出すサインもご紹介します。一緒に見ていきましょう。
1.大きな音を立てる
聴覚が優れている犬は、基本的に大きな音が苦手です。雷や工事音など防ぎようのない音は仕方ありませんが、室内で大きな音を出すことは極力控えてあげましょう。
大音量で音楽を聴いたり、ゲームをすることは犬が居心地が悪いと感じる飼い主さんの行動です。苦痛に感じると、なるべく音が聞こえないようその場を離れたりします。
特に何の前触れもなく大きな音がすると犬はかなり驚きますので、音を流すときは徐々に大きくしていきましょう。テレビの音量も今一度確認してみると良いですね。
2.家族で喧嘩をする
犬が『居心地が悪い』と感じてしまうことに家族間の喧嘩があります。わたしたちでさえ当事者ではなくても気まずさを感じますよね。それは犬も同じです。
犬はわたしたちの表情や声のトーン、仕草を思っている以上に観察しています。ですから、家族同士の険悪な雰囲気もすぐに察知し、居心地の悪さを感じてしまいます。または、そわそわしながら「もうやめて!」と訴える犬もいます。
3.長時間の撮影
SNSの普及にともない愛犬を撮影することが習慣化した人も多いと思います。可愛い姿を残しておきたいと思いますし、せっかくならとSNSにアップする人もいるでしょう。
しかしながら、犬はレンズの光やシャッター音が苦手だといわれていますし、長時間の撮影は心身ともに負担がかかります。スマホを向けるとその場から逃げ出したり、あくびを繰り返す、体をブルブルと震わせる…こういった仕草を見せたときは、ストレスを感じていますので、すぐにやめましょう。
4.ベタベタしすぎる
ご主人様が大好きな犬でも、四六時中一緒でベタベタされると居心地の悪さを感じることがあります。犬が飼い主さんに求める距離感は犬種の特性や性格にもよりますが、リラックスしているときや眠っているときに構うのはやめましょう。
熟睡しているときにふいに触られると、反射的に唸ったり噛みつこうとする場合もありますので注意が必要です。
5.長々と叱る
言葉を話せない犬に長々とお説教をしても意味がありません。犬自身も雰囲気で叱られていることは分かるものの、長時間続くと段々と居心地が悪くなり最終的には恐怖や不安で支配されてしまいます。
叱るときはその場で、そして一言で完結させましょう。愛犬の反省を促すように丁寧に話したとしても効果的ではありません。
愛犬が快適に過ごせる環境づくりのコツ

愛犬が快適に過ごすためにはどういった環境づくりがポイントになるのでしょうか。以下のコツを心がけて取り組んでみてください。
- 快適な温度湿度を保つ
- 愛犬専用のスペースをつくる
- 寝床は常に清潔を保つ
犬種によって快適な温湿度は若干異なりますが、温度は20~25℃、湿度は50~60%を目安に調整しましょう。暑すぎても寒すぎてもいけません。これからの季節は自分でも体温調整ができるようにブランケットなどを用意してあげても良いですね。
リビングの隅など家族の存在を感じられる場所にケージやサークルを設置してあげましょう。直射日光が当たらず少し薄暗い場所が好みの犬は多いはず。自分だけの場所があるだけで、犬の精神面は安定します。
愛犬の寝床は常に清潔にし快適に過ごせるように整えてあげてください。犬自身や飼い主さんの匂いがする毛布やクッションがあるとより寛いでくれるはずです。
まとめ

犬が居心地の悪さを感じる行動を知らず知らずのうちに取ってはいませんでしたか?苦痛に思っているとその場から離れたり、あくびを頻発するなどのサインを出します。日ごろから愛犬をよく観察し、気持ちに寄り添うことを心がけてみてください。
そして、愛犬が快適に過ごせる環境を整えて素敵なワンライフを送ってくださいね。



