ウルフドッグが持っている魅力や特徴

1.運動能力と体力に優れていること
ウルフドッグは、優れた運動能力を持ち、とくに持久力と瞬発力に長けています。そのため、広々とした環境でのびのびと体を動かすことができることを好みます。
自宅に広々としたお庭があるのが理想的です。十分なしつけができていれば、もちろんドッグランの利用も可能です。
優れた運動能力と体力の持ち主であるため、アクティブな生活を送れることが望ましく、運動不足はストレスや病気の原因になるため注意が必要です。
2.独立心が強いこと
ウルフドッグは、独立心が強く、信頼や納得がなければ、相手が飼い主であっても言うことを聞きません。
飼い主や家族に対しても、じっくりと時間をかけて信頼や絆を築き上げていくタイプです。
他人とも仲良く交流することは可能ですが、信頼を得るまでには相当な時間がかかると言えるでしょう。
3.忠誠心が強く愛情深いこと
ウルフドッグは、心から信頼する相手への忠誠心が強く、家族であると認めた相手に対して深い愛情を注ぎます。
ウルフドッグと暮らす飼い主は、愛犬が心から寄り添ってくれる存在である、ということを実感していらっしゃることでしょう。
4.洞察力に優れていること
ウルフドッグは、状況に応じて冷静な判断をすることができます。自分が今どのような状況に置かれているのかを冷静に正しく判断し、行動することができます。
飼い主や家族の行動や態度や表情などから気持ちを読み取り、空気を読むということもできる繊細な洞察力も持っています。
ウルフドッグと狼との違い

見た目は狼に近いように見えるかもしれませんが、行動は犬に近い部分が多いとされています。
ウルフドッグは、人間との関わりを持つことや共存することを前提とし、交配によって生まれました。犬と同じように社交性があり、人間との生活に適応できます。
一方の狼はというと、人間との関わりを持つことや共存することを前提としていません。本能的に縄張り意識が強いため、人間に慣れるまでに長い月日を必要とします。
狼の血が濃い個体では、家庭犬と異なる行動を示すことがあると心に留めておきましょう。
狼の本能による独立心や支配欲が出てしまうことがあるためです。
飼い主との関係性

ウルフドッグとの関係性を良好に築き上げたいのであれば、「従わせる」という考えではなく、「信頼関係で結ぶ」という考えが必要かと思います。
しつけやトレーニングを行うときは、威圧的な態度を示すのではなく、「安定」と「一貫性」を示すことが大事です。
安定と一貫性のないしつけやトレーニングを行っていると、不安や不信感を抱き、混乱させてしまうでしょう。
ウルフドッグを飼うときの注意点
運動量を必要とするため、毎日のお散歩が欠かせないことはもちろん、広いスペースで体を自由に動かすことができる環境を与えることも大事です。
社会化トレーニングとして、子犬の頃から他人・他犬・音・環境に慣れさせておきましょう。落ち着いた成犬へと成長するためです。
単独でのお留守番には絶対に向かない動物です。極度の不安や寂しさを感じます。群れで暮らす狼の血を強く引いている部分であるかと思います。
ウルフドッグは、特定動物扱いを受けることがあります。飼う前に法律や条例を十分に確認しておきましょう。
まとめ

ウルフドッグが持っている魅力や特徴を4つ解説しました。
- 運動能力と体力に優れていること
- 独立心が強いこと
- 忠誠心が強く愛情深いこと
- 洞察力に優れていること
ウルフドッグは、野生の狼のような力強さと、犬のような人間への温もりと愛情を持った動物です。
しかし、見た目の美しさに惹かれて安易に飼える存在ではない、という点を理解しておきましょう。



