『抜け毛』が多い犬種4選 毛がたくさん抜ける理由や適切なお手入れ方法まで解説

『抜け毛』が多い犬種4選 毛がたくさん抜ける理由や適切なお手入れ方法まで解説

犬との暮らすうえでのお悩みといえば『抜け毛』。もふもふこそ犬の魅力ですが、もふもふゆえに避けては通れない問題の1つです。今回は抜け毛が多い犬種とその対応方法についてまとめました。

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記事の監修

めのうアニマルクリニック院長。猫が大好きなあまり、犬と猫を分けた動物病院を開院。「犬にも猫にも優しい動物病院」をコンセプトにしています。腫瘍学を得意分野としていますが、しつけに対しても力を入れており、パピークラスを開校して子犬のトレーニングを行っています。

️要注意!『抜け毛』が多い犬種

犬と抜け毛

柴犬

抜け毛が多い犬種の代表選手といえば柴犬。換毛期にはぬいぐるみができそうなほどの量の毛が抜けるため、SNS等でもよく抜け毛と並んだ写真を見かけます。柴犬をはじめとする日本犬は、四季のある日本の気候に対応するために毛が生え変わっているのです。

ゴールデン・レトリバー

優雅な金色の毛並みが魅力のゴールデン・レトリバーですが、長毛種の見た目通り、やはり抜け毛が気になる犬種です。ゴールデン・レトリバーはもともとカモ漁で使役されていた犬種だったため、冷たい水の中でも活動できるよう、被毛で体温を調整できるように進化しました。

シベリアン・ハスキー

シベリアン・ハスキーは神秘的なオッド・アイとオオカミを思わせる野生的な容姿が特徴です。その名に冠する通り極寒のシベリア地方原産の犬種のため、寒さから身を守るために毛量がそもそも多く体も大きいので、それだけ抜け毛問題も深刻になります。

ビーグル

抜け毛と言うと長毛種だけの問題のように思われがちですが、実は短毛種でも抜け毛が多い犬種はいます。ビーグルはその代表格。つるつるの見た目に反して抜け毛が多いため、油断せずにお手入れすることが必要です。

️なぜ?毛がたくさん抜ける理由

雪の中を走る犬

毛が抜けるのは『ダブルコート』の犬種

犬は被毛の生え方によって大きく2種類に分けられます。外側を覆う硬いオーバーコートと、内側の柔らかいアンダーコートによる二層構造になっている『ダブルコート』と、一層構造で被毛が少しづつ生え変わる『シングルコート』の2つです。

上記で抜け毛が多いと紹介した犬種は全てダブルコートに当たります。ダブルコートの犬種は周囲の気温に応じてアンダーコートが抜け変わります。そのため一般的には夏毛と冬毛にそれぞれ生え変わる時期、1年に2回の換毛期が訪れるのです。

️抜け毛は怖くない?適切なお手入れ方法

ブラッシングされている犬

こまめなお手入れとお掃除は必須

抜け毛の多い犬種にはこまめなブラッシングが必須です。抜け毛を自然に任せていると見た目が良くないのはもちろんですが、抜けて浮いた毛がそのままになってしまい被毛の風通しが悪くなって皮膚の衛生的にも悪影響を及ぼします。

また抜け落ちた毛を放置しているとノミ・ダニの温床になったり、舞い散った抜け毛を吸い込んでアレルギーを発症する原因になったりもするため、こまめな掃除機がけやコロコロがけは必須です。

洋服を着せるのも1つの方法

換毛期には洋服を着せるのも1つの方法です。抜け毛が舞い散るのを防ぐことができるため、ドッグカフェやペット可のホテルなど室内へのお出かけがある場合にはマナーとしても役立ちます。

トリミングサロンも上手に活用して

自宅のブラッシングだけでなく、トリミングサロンを活用してみましょう。近年では『レーキング』という、抜けきれなかったアンダーコートを一掃してくれる技術があります。レーキングを行うことで細かい抜け毛が減り、お手入れもお掃除も格段に楽になることが期待できます。

️まとめ

抜け毛の隣で伏せる犬

抜け毛は犬が生きていくうえで欠かすことのできない新陳代謝であり生理現象のため、抜け毛自体を止めたり減らしたりすることはもちろんできません。愛犬も飼い主さんも快適に換毛期を乗り越えられるよう、さまざまなことを試しながら工夫していきましょう。

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