犬が健康的に暮らせる『生活習慣』3選 整えるべき理由から改善方法まで解説

犬が健康的に暮らせる『生活習慣』3選 整えるべき理由から改善方法まで解説

『犬が健康的に暮らせる生活習慣』についてまとめました。愛犬が健康的に暮らすためにはどのように生活習慣を整えるべきなのか、生活習慣の改善方法を解説します。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

犬が健康的に暮らせる生活習慣

リビング、茶のダックス

愛犬の体と心の健康を維持するためには、生活習慣を整えることが大切です。

愛犬の生活習慣を整えることを意識していると、自然と飼い主の生活習慣まで整うというメリットもあります。

愛犬の健康的な暮らしには、飼い主の体と心が健康である、ということも大切な要素なのです。

「整った生活習慣は、愛犬の健康寿命を延ばし、寿命にもよい影響を与えてくれるため、少しずつ意識しながら改善していきましょう。

1.栄養バランスの整った食事を与えること

犬が健康的に暮らせる生活習慣は、栄養バランスの整った食事を与えることです。

市販されているドッグフードで構いません。基本的には「総合栄養食」を与えます。愛犬の犬種・年齢・体格・活動量などに合わせて栄養バランスを考え、選びます。

病気の予防まで考えたいなと思われるのであれば、動物病院で健康診断を受け、今の愛犬の健康状態に合わせて栄養バランスを考え、選ぶこともできます。

2.毎日の適度な運動をさせること

犬が健康的に暮らせる生活習慣は、毎日の適度な運動をさせることです。

筋肉や関節の健康を維持するためには運動が欠かせません。毎日の朝夕のお散歩は、適度な運動になるだけでなく、ストレスの発散にもなります。

また、遊びを通した運動もおすすめできます。おもちゃを使った遊びは室内でも可能ですし、自宅の庭でボールを追いかけるなどの遊びも適度な運動になります。

愛犬にとっての適度な運動量は、犬種・年齢・健康状態・体力などによって見極めてあげましょう。

3.十分な休養と睡眠を与えること

犬が健康的に暮らせる生活習慣は、十分な休養と睡眠を与えることです。

犬は人間よりも多くの休養と睡眠を必要とします。犬の平均睡眠時間は12時間~14時間です。子犬や老犬であれば、18時間~20時間です。

お留守番中のほとんどを眠って過ごしていると言っても過言ではありません。

犬がケージやクレートやベッドなどの自分専用の寝床で休んだり眠ったりしているときは、体と心の調子を整えているところです。構わず放っておいてあげましょう。

犬の生活習慣を整えるべき理由

コーギー、ドッグフードと野菜

病気予防のため

犬の生活習慣を整えるべき理由は、病気を予防することにあります。

食事や運動が不規則であると、肥満になったりストレスを抱えたりし、生活習慣病を患ってしまうことがあります。

犬の肥満は、心臓病や糖尿病、関節疾患などのリスクを高める恐れがあるため、生活習慣を整えることで予防することが大切です。

心の安定のため

犬の生活習慣を整えるべき理由は、心を安定させることにあります。

適度に運動をさせたり遊ばせたりすることは、犬の心に満足感を与えます。心が安定していると、イタズラの防止や問題行動の予防にもなります。

生活習慣を改善するための方法

食事

  • 決まった時間に与えること(自動給餌器を活用する)
  • おやつの量を守ること
  • 年齢や健康状態に合わせること

運動

  • 毎日の朝夕のお散歩に行くこと
  • お散歩に行けない日は室内での遊びで運動をさせること
  • 体調に合わせて運動量を調整すること

室内環境

  • ケージやクレートやベッドなどの愛犬専用スペースを与えること
  • 夏は涼しく冬は暖かい寝床を与えること
  • 温度と湿度を管理すること(22℃前後、50%程度を目安に)

衛生と健康

  • ブラッシングと歯磨きは毎日行うこと
  • 月1回程度のシャンプーをすること
  • 予防医療を受けること
  • 年1回の健康診断を受けること(持病がある場合には数カ月~半年に1回)

まとめ

散歩中、座るチワワ

犬が健康的に暮らせる生活習慣を3つ解説しました。

  • 栄養バランスの整った食事を与えること
  • 毎日の適度な運動をさせること
  • 十分な休養と睡眠を与えること

生活習慣が整うと、体と心の状態が安定した暮らしを送ることができます。犬にとっても大切なことです。

“愛犬の健康と寿命のために完璧にこなすぞ!”と意気込まなくても大丈夫です。もしもよくない生活習慣を送っているのであれば、飼い主にも愛犬にも負担にならない程度に少しずつ改善していきましょう。

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