犬を『寝かせてはいけない』場所5選 NGな寝床が引き起こす危険なトラブルとは?

犬を『寝かせてはいけない』場所5選 NGな寝床が引き起こす危険なトラブルとは?

犬は健康な成犬でも1日のうち12時間~16時間程度は眠ると言われるほど、よく眠る動物です。それだけに犬の寝床選びは重要です。NGな寝床に寝かせていると、思わぬトラブルを引き起こしてしまうかもしれません。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

️絶対NG!犬を寝かせてはいけない場所

ベッドで眠る犬

窓の近く

窓の近くは風通しもよく景色も見えるため、人間の感覚からすると快適な寝床に思えるかもしれません。ですが犬にとっては逆効果です。なわばり意識の強い犬にとって、窓から外の様子がよく見えてしまう環境は落ち着きにくく、集中して眠ることができません。

さらに窓ガラスは外気を通しやすいため、特に冬は冷たい空気にさらされて体調を崩してしまう恐れがあります。

家族の動線上

ドアの近くや家族が頻繁に行き来する場所に犬の寝床を置くのも避けたほうがよいでしょう。人の出入りで目を覚ましてしまったり、「かまってもらえるかも」と期待して気持ちが高ぶってしまったりするため、安眠につながりません。

衛生管理がされていない場所

寝床は常に清潔に保つ必要があります。汚れていたり湿っていたりすると、ノミやダニといった害虫が発生する原因になります。

空調直下

冷暖房の空調を上手に使うことは大切ですが、風が直接あたる場所に寝床を置くのは避けましょう。最初は快適に感じても、時間が経つにつれて暑すぎたり寒すぎたりしてしまう可能性があるからです。

どうしても空調直下になってしまう場合は、風を避けられるスペースを設けたり、犬が自由に移動できる環境を整えたりすると安心です。

人間と同じベッド

こちらは賛否が分かれるポイントですが、人間と同じベッドに犬を寝かせることを好ましくないと考える人もいます。飼い主さんと犬の距離感やライフスタイルにもよりますが、「お互いに安眠したい」「寝具の洗濯や掃除をこまめにするのは難しい」といった場合は、別々に眠る方がよいでしょう。

️要注意!寝床が原因のトラブル

獣医師の診察中の犬

睡眠不足によるストレス

犬が落ち着いて眠れない環境では、温度や湿度の不快さも加わって睡眠不足になりやすくなります。睡眠不足は犬にとっても大きなストレスとなり、体調不良や問題行動につながることがあります。

ノミ・ダニの被害

寝床の衛生状態が悪いと、ノミやダニが繁殖して被害を受ける可能性があります。犬は被毛に覆われているため毛が抜けやすく、さらにグルーミングの際に寝具へ唾液が付着することもあり、人間の寝具以上に汚れやすいのです。

飼い主の健康リスク

犬と同じベッドで寝ている場合、飼い主さんが不自然な体勢で眠ることになり、睡眠不足を招くことがあります。さらに犬の被毛に付着したノミやダニが人に移ってしまうリスクも否定できません。

️まとめ

女性とベッドで眠る犬

生きものにとって睡眠はとても大切です。愛犬がゆっくり休み、健康で安全に過ごせるように、寝床の場所や環境には十分な配慮をしてあげましょう。

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