犬に『爪切り』をするときの絶対NG行為5選
犬の爪切りは、1ヶ月に一回を目安に爪の状態を確認し、必要に応じて切ってあげなければなりません。しかし、誤ったやり方は、犬に恐怖を与え、爪切りがしづらくなってしまうので、以下のような行為は意識して注意しましょう。
1.無理やり抑え込む
爪切りをしようとすると、犬が暴れてしまうケースは多々あります。慣れていないうちは、犬たちも不安を感じるのでしょう。
そんなとき、強い力で無理やり抑え込みたくなるかもしれませんが、これはやめてください。余計に犬が怖がってパニックに陥り、怪我の原因となったり、爪切りに強い苦手意識を持つ原因となったりします。
2.犬にとって居心地の悪い姿勢で行う
爪切りに気が行きすぎたあまり、飼い主が気付かぬ間に犬にとって居心地の悪い姿勢や辛い体勢になっていることは珍しくありません。
辛い体勢では、犬も落ち着かなく不安を感じてしまうので、暴れたり苦手意識が強まったりして、次回から爪切りを激しく嫌がるきっかけになってしまうこともあります。
3.過度に意気込んだり緊張した状態で行う
飼い主が「よし!爪切りをやるぞ!」と過度に意気込んだり緊張した様子で臨んでしまうと、その緊張感や顔の強張りが犬にも伝わってしまいます。
すると、犬も「何か良くないことが起こりそう」「なんだか怖い」と不安になってしまい、落ち着いて爪切りに臨むことができません。
4.一度に全ての爪切りを完了しようとする
爪切りをするとき、一度に全ての爪を整えてあげなければいけないと思い込んでいませんか。一度に全ての爪切りを完了させようとすると、時間がかかりますし、犬も耐えられずに暴れ出すリスクが高まります。
特に、慣れていない最初の頃は、週末に2〜3本を目安に行い、一回の爪切りタイムを短縮してあげることで、徐々に爪切りへの不安感を払拭できるでしょう。
5.暴れるからと怒鳴るなど叱りつける
爪切りの最中、暴れる愛犬に対して「ちょっと大人しくしてて!」とうっかり大声を出してしまった経験はありませんか。愛犬の安全を思ってとった行動かもしれませんが、余計に怖がらせてしまいます。
他にも、爪切りの最中に叱りつけるなどネガティブな出来事が起こった場合、トラウマになる恐れがあるので、なるべく和やかな雰囲気で爪切りに臨みましょう。
犬の正しい爪切りの仕方
犬の爪切りをするときは、犬が逃げない場所で行うことが重要です。周りを囲ったり高い場所で降りられない環境を整えることで、暴れて逃げるリスクを軽減できます。
その上で、後ろ足から爪切りをスタートし、足先を優しく包み込むように持ち、爪の付け根と血管を切らないように自身の手で保護し、ほんの先端だけを切り落としましょう。
日頃から足先に触れたりマッサージをしてあげたりして、足先に触れることに慣れさせておくと安心です。
爪切りを嫌がらせないためのコツ
どうしても最初は爪切りに対して苦手意識を持つわんこが多くいます。その場合は、以下のコツを取り入れながら、無理のない範囲で少しずつ慣れさせていきましょう。
- まずは足先に触れることに慣れさせる
- 厳かな雰囲気ではなく、穏やかな雰囲気づくりを心がける
- 犬が嫌がり始めたら全ての爪を切っていなくても一旦中断する
- 1本でも切れたらご褒美をあげてたくさん褒める
このように少しずつ無理のない範囲で慣れさせながら、ご褒美や褒めてあげることで「爪切りを我慢したら良いことが起きる」と学ばせます。
徐々に爪切りに慣れてくると、暴れることがなくなり、一度に全ての爪切りを完了させることもできるようになりますよ。
まとめ
いかがでしたか。犬に爪切りをするときは、犬に無理強いするのではなく、ペースを合わせて少しずつ無理なく行うことが重要です。また、爪切りに良い印象を持たせるためにも、終わった後は褒めたりご褒美を与えたりしましょう。